2007年晩秋四国登山
たかしろやま

標高 1627m
ファガスの森登山口→→第一コル→→高城山山頂→50分→第一コル→30分→ファガスの森登山口

ファガスの森まで車で行くつもりだったら、林道が崩壊していて7kmも歩くことになってしまった。でも、今の時期は紅葉がすばらしくきれいで、十分楽しかった。山頂からは平家平の眺めがすばらしくて、四国山地の真ん中にいるという実感がした。
林道から高城山

BACK 雲早山

2007年10月28日

次は高城山に登る。雲早山登山口からは
15kmほどで近い。
国道に戻って、曲がりくねった道を下って行く。国道といってもすごく細い道で、対向車があるとすれ違うのに苦労するような道なのだ。下って行くと、行く手に高城山がきれいに見えた。ほどなく剣山スーパー林道の入口に着いたが、林道崩落のため全面通行止でゲートが閉まっていた。ここから登山口のファガス森林公園までは7kmもあるのだ。林道歩きだが登りなので、登山口までは2時間くらいかかりそうだ。どうしようかと悩んだが、歩くしかない。
歩き始めたのは9時半である。
林道は山襞に沿って続いているので、ものすごく曲りくねっている。谷の向こうに高城山が大きく聳えているのだが、めちゃくちゃに遠回りをしてゆくのだ。
林道を歩いて行くと工事現場があって、ショベルカーやダンプが停まっている。このあたりが崩落してるのかと思ったら、車は普通に通れるようだった。もしかしたら崩落の修復は終わったのかと思いながら歩いて行く。林道はけっこう傾斜があって疲れる。
40分ほど歩いたところに全面通行止の看板があって、ロープが張ってあった。そのすぐ向こうは大きく陥没していて、通行止めの意味がよくわかった。
右に木の梯子がつけられていて、登山者はこれで高捲くのだ。上って下って林道に戻ると再び林道歩きが始まる。残り3kmなのだが、疲れてきているためかペースが遅くなった。
でも、この先は紅葉がすばらしくきれいで、写真を撮りながら歩いて行った。ファガス森林公園に着いたのは1055分である。
森林公園の管理棟の前には車が
2台停まっていて、反対側からは車で来れるようだった。私もそうすればよかったかと少し悔しい。
管理棟の左から後に回りこむと登山口があって、指導標には山頂まで1.5kmと書かれていた。意外と近い。
樹林の中の尾根を登って行く。かなり急な登りになって、ピークに着くと今度はどんどん下って行く。そして登山口から20分ほどで林道に出てしまった。ここが一ノコルである。ここには小屋があったが、鍵がかかっていて中には入れなかった。
小屋の横に登山道入口があって、すぐに急な登りになった。紅葉の美しい林の中を登って行くのだが、けっこうアップダウンがあって、行く手には高城山が大きく聳えている。でも、いかにも遠い。
急なアップダウンの連続になった。急な箇所にはロープが張ってあり、ロープにすがってあえぎながら登ってピークに着くと緩やかに下ってしまう。そして鞍部から再びロープにすがって急登、これが繰り返されるのだ。バテた。林道歩きでいいかげん疲れていたのだが、この急登の繰り返しで本当に参ってしまった。
露岩の道を下って、右に崩落した崖を眺めて少し行くと、いよいよ山頂に向かっての急登になる。これはきつくて長い登りだった。
山頂直下の急登にはロープが
3連になっていた。ようやく傾斜が緩やかになって、少し平坦な尾根を行くと山頂である。時間は12時を少し過ぎていた。山頂には登山者が一人休憩しているだけであった。
展望はすばらしい。西側には笹原におおわれたピークが見える。ガイドブックによると平家平のようである。周りのの山々を眺めながら、四国山地のど真ん中にいるということを実感してしまう。
山頂の先にはレーダードームが塔のように突き立っている。ガイドブックによると、こちらのほうが少し標高が高いということなので行ってみることにした。山頂から少し下って登り返す。けっこう痩せた岩稜で、緊張させられた。
レーダードームへは階段の道が登ってきているのが見えた。これは南尾根登山口からの道で、これだと40分で山頂に到達できるのだ。
あとは来た道を引き返すだけである。引き返す途中で山頂で休憩していた登山者とすれちがった。
下りはすごかった。来たときもきつい登りだと思っていたが、下ってみるとそのすごさを思い知らされてしまう。まっ逆さまといった感じで急降下するのだ。ロープが役立って、これにすがって下った。きつい下りであったが紅葉がすばらしくきれいで、つい立ち止まって写真を撮ってしまう。
一ノコルからは林道を歩いた。登りに使った登山道のすぐ下を林道が平行していて、距離はあまりかわらないので林道を歩いてラクをすることにしたのだ。林道を歩きながらも、紅葉の写真を撮り続けていた。
森林公園では、休憩しようとして広場の端のベンチに行ったら三角点があるのを見つけた。こんな平坦地にも三角点はあるのだ。
林道をたんたんと下って行く。騒々しい音をたててバイクが3台、私を追い越していった。この先は道が崩落しているのにどうするつもりだろうと思っていたら、やっぱり引き返してきた。
帰りの林道歩きは本当に長く感じた。そしてけっこう急な道だったことに気がついた。
林道の途中で滝を見つけた。林道から少し樹林の中に入って、見上げると二段になったきれいな滝である。名前はわからないが、紅葉と一緒に写したら絵になる滝であった。
ゲートの前に戻ったのは1445分である。

明日は高丸山を登る。曲がりくねった道を下って行くと、トンネルのまえに大釜の滝の看板があった。道の右に展望台があって、そこから下に滝が見えた。私は滝が大好きなのだ。


NEXT 高丸山

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ゲートが閉まっていた。ここから歩くしかない


道が陥没していた


ファガスの森管理棟


登山道入口、山頂まで1.5km


第一コルの小屋


ロープにすがって急登する


露岩を行く


振り返ると絶壁が見えた


高城山山頂


レーダードームへの道


レーダードームから高城山





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