2006年冬九州登山
2006/12/15

標高 1494m
鴨猪川登山口→40分→アカガシ巨木→40分→ブナ巨木→20分→鈍頂→1:00→石灰岩帯→30分→天主山山頂→50分→鈍頂→35分→アカガシ巨木→25分→登山口

天主山は石灰岩の山で、貴重な高山植物が豊富な山なのだ。でも、急登の連続する山である。ようやく天気に恵まれて、暖かい日差しの中の登山ができた。でも、日影はすごく寒かった。
登山道から天主山


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1215

深夜まで雨が降り続いていて、本当に晴れてくれるのか心配だったが、夜明け近くには月が見えるようになった。

道の駅清和文楽邑から登山口に向かって車を走らせる。ガイドブックには鮎の瀬大橋を渡ってからの道順が書いてあるのだが、鮎の瀬大橋の右は工事中で通行止めの標識が出ていた。ジグザグに下って行くと、鴨猪川にかかる橋が工事中であった。その手前の路肩に車を停めて歩き始める。ショベルカーやダンプカーの横を通って工事中の橋を渡る。どんどん歩いて行くがどうしても登山口がみつからない。20分ほど歩きまわったが、あきらめて車に戻った。
車の中で、もういちどじっくりとガイドブックを読み直すと、鮎の瀬大橋から左に行くと書いてあるのに気がついた。私は右に行っていたのだ。
車を走らせて行くと、本当に1kmのあたりに「大しめ縄」の標識があって、そこには天主山登山口の案内がたっていた。私はこの前を気がつかずに通り過ぎていたのだ。
ここから林道に入るが、すぐにダートな道になった。曲がりくねったガタガタの道を行く。登山口まではかなり遠くて川を何度か渡る。こんなに奥まできてしまって大丈夫なのかと心配になる頃に、右に天主山登山口の標識があった。
この分岐に車を停めて歩き始める。時間は9時を過ぎていた。
今日は快晴で、真っ青な空が広がっている。昨日、一昨日と雨だったので、今日は楽しい登山ができそうである。
分岐から荒れた林道を100mほど行くと登山口の指導標がある。
そこには崖にロープが下がっているた。登山口からすぐにロープにすがって崖を登るのだ。すごいスタートである。
この登山路は近年開かれたものだというので、道がまだしっかりしていないのではないかというイヤな予感がした。

ともかくロープにすがって、この急斜面を登る。林道から10mほど上がると、登山道らしくなった。道はしっかりしていて、立派な登山道である。不安をいだかせる道は最初の取り付きだけであった。
尾根を急登する。これはめちゃくちゃにきつい登りである。照葉樹林の緑の中、急な登りが延々と続く。でも、道はしっかりと踏み固められているので安心だ。道端には時々「天主山」とかかれた指導標がたっていて、急な登りにはロープが下げられている。
登り始めは大変であったが、しだいに傾斜は緩まってくる。といっても、それは今までの急登に比較しての話で、急な登りはずうっと続いているのだ。
ガイドブックには途中のポイントとして、アカガシ巨木とブナ巨木をあげているのだが、どれがそうなのかまったくわからなかった。アカガシの木もいくつか見たが巨木というのはどれくらいの大きさなのかわからない。ブナ林の中も登って行くのだが、どれがブナ巨木かわからなかった。
ともかく、何度か緩やかになる箇所はあるのだが、急登の連続である。
急登してようやくピークの上に着いた。ここがガイドブックに書かれた「鈍頂」だろうかと思うのだが、登り始めて1時間しかたっていない。ガイドブックでは鈍頂まで1時間40分かかることになっているのだ。このピークは広くて、樹林の中の平坦な道を行き、下りになるところに「天主の舞台」という標識がたっていた。そこには標高1194mとかかれている。ガイドブックの鈍頂も標高1194mなので、ここが鈍頂に間違いないようだ。ずいぶん速いペースである。20日以上も毎日山に登り続けているので、足がたくましくなっているのかも。
ここからは急な道を下る。それもどんどん下る。でも、下ってしまった分はまた登り返さなければいけないのだからイヤになる。
鞍部に着くと、天主山が目の前に大きく聳えている。これを急登するのだ。
再び急な登りが始まる。ここまでは日が射していたのだが、天主山によって日影に入ってしまった。寒い。ザックにつけた温度計をみると2〜3度くらいしかなかった。
道は益々急な登りになって、行く手には岩場が見えてきた。この岩場をロープで越えて、さらに急登すると石灰岩が目立つようになった。
石灰岩の岩のピークに着く。このあたりから登山道にはロープが張られて、歩く道を制限している。石灰岩の山には貴重な高山植物が多いので、その保護のためである。今年の春に、この山の近くの「白岩山」に登ったのだが、この山も石灰岩の山で、山頂付近は特別記念物に指定されていた。でも、今は冬なので、そうした貴重な高山植物はまったく見ることができない。残念だ。
石灰岩の露岩から登山道は山の右手の斜面を斜めに登って行く。階段もつけられている。
白い杭が延々と続く道を登って、山頂近くでターンをして、ようやく傾斜が緩まると山頂であった。1110分であった。ガイドブックでは登り3時間10分のはずが2時間余りで登ってしまった。喜ぶべきなのだろうか。
山頂では、もってきたお湯でコーヒーを作って休憩。立ち止まると寒いので、暖かいコーヒーは本当に助かる。温度計を見たら0度近かった。
最近はみかんを持って上がっている。この時期のみかんは甘くてすごく美味しいのだ。

みかんを食べながら周りの山々を見回す。北の方向には阿蘇山が見えると書いてあるので、探したが雲に隠れてよくわからなかった。
さて、下山する。
下りは登り以上に大変であった。急な斜面はまっさかさまといった感じで、木の枝や岩に掴まりながら下らなければいけなかった。
でも、日を浴びて明るい冬枯れた林の中を下って行くのは気持ちがいい。
どんどん下って行くと沢の流れる音が聞こえ始め、それが大きくなるころに登山口に戻った。1245分であった。

今日は本当にいい天気で、こんなに早く下山してしまうとなにかしらもったいないような気がして、今日のうちに緩木山に登れないだろうかと考えてしまう。でも、ここからの距離と登山の所要時間を考えると無理である。
カーナビで緩木山をセットすると、再び道の駅清和文楽邑に戻るのだ。
ここに戻って、道の駅の写真を撮って、それから高千穂に向かった。少し遠回りになるのだが、高千穂のファミレスで食事をしようと思ったのだ。


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登山道への入り口、「大しめ縄」の柱


登山口からロープで登る


照葉樹林の尾根を行く


アカガシの巨木?


天主の舞台(鈍頂)


天主の舞台から天主山


鞍部に着いた


明るい尾根を行く


岩場をロープで登る


石灰岩の露岩帯


白い杭に従って登る


山頂はもうすぐ


天主山山頂




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