2004/11/17

標高 996m
この山は修験道の山である。役の行者の石仏もあったりして、けっこう岩場がある山なのだ。ちなみに、三角点があるのは経ヶ岳のほうである。
多良岳山頂


BACK 背振山


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昨日は登山口についたのが8時過ぎになってしまった。途中のマクドで登山記録をパソコンに入力したり、温泉に入ったりしていたからなのだが。
でも、予定通り肉とビールを買ってきたので、焼き肉パーティができた。
かなり落ち込んでいたのだが、登山して汗を流して、こうしてビールを飲んでいると、なんかいつもの自分に戻ってゆくような気がする。

九州の夜明けは遅くて、6時を過ぎないと明るくならないのだ。なんかどうしようもなく眠たくて7時まで寝ていた。
車を停めたのは林道の突き当たりで、起きてから今日の登山のために地図を確認した。
この多良山地には3つのピークがある。300名山の多良山と五家原山と経が岳である。できたらこの3つを縦走したいと思っている。
時間がかなりかかりそうなので、経ヶ岳から登り始めて、多良岳・五家原山と縦走しようと思う。この多良山地の最高峰は経ヶ岳なので、この山ははずしたくない。そして300名山の多良岳山頂を踏む。もし、時間がなくなったらここから下ってしまおうと思う。五家原山も登りたいのだが、この山頂にはテレビアンテナがたくさん立っていて、車道も山頂まで通じているので、省略しても惜しくない山なのだ。
ここから眺める多良岳は極めて急峻である。経ヶ岳は岩壁に囲まれて切り立っている。想像していた山とは違って、この山はかなり楽しめそうである。
車を引き返して黒木の集落まで戻る。地図で確認すると、集落の入り口で右に分かれる道があって、ここから少し行ったところに登山口があるのだ。
黒木バス停の前の駐車場に車を停めて、歩き始めた。すぐに経ヶ岳の登山口の指導標があった。この道を行く。
ところが、この道は川に沿ってずうっと続いている。わたしのガイドブックの地図と違うのだ。地図ではすぐに尾根に取り付くことになっている。
10分ほど歩いたが引き返すことにした。
地図に従って探したが、どうしても登山口をみつけることはできなかった。仕方がないので集落にもう一度引き返した。
諦めて、多良岳から経ヶ岳に縦走することにする。バス停のすぐ傍に「いこいの小屋」というのがあって、ここは登山者が休憩できるようになっている。ここに立ち寄ったら、壁に地図が張ってある。これで確認したら経ヶ岳への登山道は私の地図とは変わってしまっているようなのだ。指導標にある道が正しくて、私の地図に書かれている道はなくなっているのだ。廃道になってしまったのだと思う。古いガイドに頼るとこんな目にあってしまうのだ。
時間も8時半になってしまったので、多良岳から経ヶ岳に縦走することにした。
集落から真っ直ぐに山に向かって伸びる林道を歩いて行く。10分ほどで、昨夜、車を停めた林道の突き当たりについた。鎖で道は閉鎖されているのだが、車道はさらに続いている。歩いて行くと、本当に林道の終わったところに右に入る指導標があった。
ここから登山道が始まる。指導標は金泉寺と書かれていた。
ともかく、金泉寺までの道はけっこうつらい登りである。最初は杉の林の中を行くのだが、涸れた沢の中の道になると、けっこうきつい登りになる。
ゴロゴロの岩を越えて行くのだ。
ようやく登りきったところが「西野越」である。ここはT字路になっていて、右が五家原岳への縦走路で、多良岳は左に行く。
すぐに立派な小屋があった。炊事場とかトイレ(水洗だ)とかが完備された立派なところである。ところが、この小屋は営業小屋のようで、今の時期は鍵がかかっていて、閉鎖されていた。
この施設の隣が金泉寺。境内には石灯篭なんかがあるのだが、お堂はトタンでできたようなひどく粗末なものであった。
さらに進むと石の階段の前に着いた。この手前に経ヶ岳への分岐があって、石段を登って行く。登り口に「役の行者」の石像が安置されていた。この山は修験道の山でもあるのだ。だから多くの岩場をもっているようだ。
石段の道はかなり急な登りで、途中に鎖とか梯子があったりする。さすがに修験道の山である。この石段の途中には石仏が何体か置かれていて、その顔のつくりがすばらしくいい。けっこう写真を撮ってしまった。
山頂にはりっぱな祠があって、それが山頂のほとんどを占めていた。
展望は少し霞んでいるのだが、それでもすばらしい。有明海が見える。その向こうに雲仙普賢岳が見えた。懐かしい。
有明海の悪名高い可動堰も見えた。
山頂の看板を見ていたら、この山の隣に前岳というピークがある。標高はこの多良岳と同じなのだが、ここに三角点があるらしいのだ。行ってみようかと思ったが、おっくうになって止めてしまった。
引き返す。
石段を下って分岐に戻る。
ここからは道が細くてけっこう心配になってしまう。
経ヶ岳への縦走路には鋭い山がいくつか連なっているのだが、登山道はそのすべてを巻いてしまうのだ。ほっとする反面、ちょっと残念な気がしないでもない。
笹岩という大岩壁の前につく。ここからは急な下りが待っていた。どんどん下って行く。これから経ヶ岳に登るというのに、こんなに下ってしまうのかと思ってしまう。
嫌になるくらい下って、下り着いたところが「中山越」で、左に行くと黒木の集落に至ることができる。
ここからは急な登りが待っているのかと思ったら、予想に反してゆるやかな登りであった。
平谷越につく。岩場が続く。ロープを手繰って、急な岩場を登って行く。
経ヶ岳山頂には三角点がある。そのコンクリートの台に鉄の箱が置かれていた。何だろうと思って持ち上げてみたら、それは蓋で、そのなかにノートがいくつも入っていた。登山者がノートできるようにしてあるのだ。私もも一筆書いてしまった。
山頂からの景色はすばらしくて、多良岳方面の縦走路を眺めて、この道を登って来たんだと満足感に浸る。
さて、下山する。この道は私のガイドにはない。山頂からの下り口はものすごく細い道で心配になってしまった。
すさまじく急な下りが続く。ロープがフィックスされているので、これにすがって下って行くのだ。
傾斜がゆるやかになったところに分岐があった。「つげ尾」とある。これが新しい下山路である。この下りもけっこうきつかった。落ち葉で道が隠されてしまっている。道自体がはっきりしないのだ。岩がゴロゴロする急な道を下って行く。これはかなり疲れる。
岩にペンキでつけられた印を頼りに下って行く。それに頼らなければいけないほど、道がひどくわかりにくいのだ。
ようやく下りきって、しばらくすると突然、林から抜けて、そこに田んぼがあった。
ああ、下りて来たんだとほっとした。
細い舗装された道を行くと、意外と早く今朝引き返したところに出て、それからは10分ほどで黒木の集落に戻ることができた。
腹も空いたので、いこいの小屋でラーメンを作って食べた。

さて、明日は二つの山に登ろうと思っている。虚空蔵山と黒髪山である。
虚空蔵山の登山口までは45kmほどである。1時間余りで着けるはずだ。今日は登山口に早めに着くことができそうである。


NEXT 虚空蔵山

BACK 九州百名山

車の行き止まり


多良岳登山口


登山道に石垣があったりする


西野越えに着いた


炊事場がある山小屋


金泉寺


石段を登って山頂へ、ここが分岐


山頂にて


行く手に切り立った岩峰


中山越え


平谷越え


ロープを手繰って登る


経ヶ岳山頂


つげ尾の登山口に戻った




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