2004/11/16

標高1055m
最初に登山道を間違えて苦労したが、鬼ヶ鼻岩からの展望はすばらしかった。背振山山頂はレーダーサイトになってしまっているが、ここからの展望もよかった。
今回の九州登山で最初に登った山である。
背振山


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1116

車の中で寝ていたが、4時頃あんまり寒くて目が覚めた。
シュラフを出してこの中に入り込む。ダウンのシュラフは暖かい。
さて、今日は背振山に登ろうと思っている。昨日一日を無駄にすごしてしまったので、計画に対して一日足りなくなってしまっている。どれかの山を省略しなければいけないのだ。仕方がないので、必ず登らなければいけない山に先に登ってしまうことにする。
車を登山口の真ん前に停めたのだが、地図と照合しても、ここが地図にある登山口なのか自信がない。心配である。
草が茫茫の林道を行く。かなり道は荒れていて、歩いていて心配になってくる。
道は沢の流れに沿ってゆるやかに登って行く。深い樹林の中の道である。
突然、林道に飛び出した。地図で確認すると、確かに林道を横切ることになっている。
ところが、この林道を横切った先の道がよくわからない。
杉林の中なのだが、杉の葉が厚く積もっていて、道が隠れてしまっているのだ。
カンで左の沢筋にいってみたが、途中で道がわからなくなってしまった。仕方がないので、もう一度林道まで引き返して、林道を少し歩いてみた。しかし、他に登り口はないようである。仕方がないので、もういちどさっきの杉林の中に入って、今度は慎重に踏み跡を確認しながら進んでみた。どうも、道はまっすぐ、尾根に向かって続いているようなのだ。
杉の幹に巻きつけられた古いビニールテープを見つけた。これなんだろうか、と思ってこのかすかに続く踏み跡をたどって行くことにした。すさまじく急な登りである。私がもってきたガイドブックの説明とはまったく違う。
しかし、踏み跡はわかるので、とりあえずこの道を登って行くことにした。尾根を急登する。時々道がわからなくなったりする、とんでもない登山道である。
この樹林の中の尾根を40分ほど登ってようやくピークに登りついた。
ここで一気に展望が開けた。左手に航空自衛隊のレーダーサイトが並ぶ背振山山頂、そして右手には山頂部が巨岩で覆われて山が見える。これが鬼ヶ鼻岩であった。なんかすごく堂々とした個性的な山である。山頂がレーダー基地の背振山よりは遥かに魅力的な山である。これを往復してそれから背振山に登ることにした。
このピークから急な細い道を下ると、すぐに広い縦走路に出た。今まで登ってきた道とは比べ物にならないしっかりとした広い道である。この縦走路が「九州自然歩道」で、指導標もしっかりしている。
ガイドブックでは私は椎原峠に着くはずだったので、あきらかに道を間違えていた。10分ほど行くと椎原峠に着いたのだから。
ここからは椎原に向かって下って行く、しっかりした登山道がついていた。さらに先に進むと、
15分ほどで鬼ヶ鼻岩と金山とに分岐についた。
右に向かって登って行くと、期待の鬼ヶ鼻岩に着く。
このピークからは、福岡の街並みを眺めることができるのだ。玄海灘に浮かぶ島も見ることができる。
振り返るとレーダー基地の並ぶ背振山山頂が見える。最高の展望であった。わざわざ往復して良かったと思った。

さて、引き返す。
椎原峠から背振山の山頂までは4kmなのだ。
樹林の中に入ったり出たりしながら進んで行く。
途中に「唐人舞」というところがある。縦走路から左に少しだけ登ると、そこに大きな岩があって、昔、唐人がここからの絶景を喜んで、この大岩の上で踊ったのだそうだ。
山頂が近づいてくる。
突然車道にぶつかった。この舗装道路は山頂直下まで続いているのだ。車道が山頂までついている山というのは、半分以上登山の楽しさを減じてしまう。
この車道を横切って林の中を進むと園地に出る。そこから一段登ったところが駐車場で、たくさんの観光客がきていた。
車道の向こうは航空自衛隊の敷地で金網で囲まれている。その金網に沿って石段を登って行くと山頂である。
山頂には神社の祠があって、石の鳥居を潜ると山頂である。
この山頂には、富士山レーダーのようなドームに覆われた大きなレーダーが設置されているのだ。
それでも、山頂からは福岡の市街を眺めることができる。
そしてその反対側は佐賀平野を見ることができる。筑後川と有明海がかすんで見えた。
寒い。九州とはいえ、11月の中旬の山頂は、やっぱり寒いのだ。
アクエリアスを飲みながら、かりんとうをかじった。
さて、下る。
下りは矢筈峠からの道をとる。登ってきたときに確認しておいたのだが、峠からその下山路をみたら、かなり荒れているようだった。
まず峠からは、プールサイドについているような梯子を下る。そうすると、すぐにロープが張られていて、これにすがって下るのだ。急な下りである。
沢筋の道になる。流れの徒渉を繰り返しながら下って行く。道は本当にズタズタになっていた。今年は大雨をもたらした台風が何度も上陸しているので、沢筋の登山道というのは本当にひどいありさまなのだ。
この道を30分ほど苦労しながら下って行くと林道についた。
やっと悪路から開放されたという気分である。
さて、ここで地図を確認。ともかく、このあたりの地形は林道が入り組んでいて、新しくできた道もあるものだから、地図でもよくわからないのだ。
カンでこの林道をそのまま下って行くことにした。たぶん、車を停めた近くに出ることができると思うのだが、自信はない。だめだった引き返すもりで林道を歩く始めた。
思ったより長い距離を歩く。山襞に沿って続く道なので、曲がりくねっている。
30分歩き続けても、他の林道に交わることがない。だんだん心配になってきた。
急な下りになって、道は細く荒れた感じになってくる。
これは、本当に道を間違えたんではないだろうか、引き返そうかと思ったときに、林道の入り口を塞ぐ遮断機の前に出た。そこはドンピシャリ、私の車を停めたところであった。
遮断機のすぐ右に私の車が停まっていた。

12時半であった。

時間があるので、ここでインスタントラーメンを作って食べた。
そして明日の登山、多良岳の登山口にカーナビをセットしてスタート。
途中、三瀬で温泉があったので、ここに立ち寄った。温泉で汗を流すと本当に疲れも洗い流されるようである。
この10日から、私が気持ちが落ち込んでいて、けっこうつらい気分だったのだが、登山して車を走らせ、温泉に浸かるというこをしていたら、だんだん気分が晴れてきた。
いつもの自分に戻ってゆくようなきがする。
気分が軽くなってきたので、今日は絶対に焼き肉をして、ビールを3本ほど飲むぞと決心した。


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登山口、椎葉峠入り口とある


指導標はあるが荒れた道


急な斜面を登って行く


たどり着いたピーク


ピークから背振山レーダーが見える


椎葉峠


鬼ヶ鼻岩山頂から福岡市街


唐人舞の岩


車道を山頂に向う


山頂への最後の登り


山頂三角点


荒れた道を下る


車に戻った




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