しびさん

標高 1067m
林道終点登山口→20分→千尋の滝→30分→尾根出合→40分→定之段林道出合→25分→紫尾山山頂→20分→定之段林道出合→30分→尾根出合→20分→千尋の滝→10分→林道終点登山口

山頂にはアンテナ施設が建っていて雰囲気はぶち壊しなのだが、千尋の滝がすごい。私は滝が大好きなので、この滝を眺めることができただけで、大満足である。
紫尾山

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2005年217

夜中に雨が降っていたが、朝の7時には止んでいた。
どんよりとした灰色の雲が覆っている。こんなときの登山は本当に気が重いのだ。
そして、行く手に聳える千尋の滝に威圧されてしまう。
登山口に登山道の略図があったが、私のガイドブックの図と違う。なんか心配である。
登山道に入るとすぐに分岐があって、真っ直ぐに行くと千尋の滝経由で山頂、左に行くと東尾根経由で山頂に行けるらしい。ただし、こちらのコースは私のガイドの地図には載っていない。
悩んだが、東尾根コースを登って、帰りは千尋の滝コースを下ることにした。
ほとんど水平な道を行く。少し登ると、石橋観音との分岐があった。私は山頂をめざす。
ここから傾斜がきつくなって、樹林の中をひたすら登って行く。けっこう倒木が多くて、道は荒れているような感じであった。
山頂が近づくにつれて、傾斜はきつくなる。でも、なかなか山頂につかない。
樹林の中の尾根道をひたすら登る。1時間くらいで山頂に着けるはずだと安直な考えでいたので、ずいぶん遠く感じた。
行く手に大きなアンテナが見えてきて、その横に飛び出した。舗装された道に出ると、ここからはこの車道を歩くのだ。
山頂にはたくさんのアンテナが立っている。
ピークに着くと、アンテナに囲まれた広場の真ん中に一段高くなったところがあって、そこが山頂であった。三角点はないのだが、方向指示盤があった。
西のほうに高い連山が聳えている。確認すると、霧島連山であった。その右に少し離れて見えるのは桜島である。
開聞岳は見えないかと、目を凝らしたら、特徴的な三角の山頂が見えた。
空は曇っているのだが、展望は開けている。登ってきてよかったと思った。
寒いので早々に引き返す。
千尋の滝の下山路がわからない。車道をともかく下って行く。登って来た東尾根の指導標を過ぎて、さらに車道を歩いて行く。なんか心配になるころに指導標があった。
そこには赤い鳥居がたっていて、指導標には上宮神社遊歩道とあるのだが、千尋の滝とは何も書かれていない。ガイドブックを読むと、上宮神社を通って登ってくるとあるので、ともかくこの道を下ることにした。
上宮神社はコンクリート箱のような社殿があった。この横を抜けてさらに下って行くと林道に出る。これを右に少し行くと、左に平岩下山路と書かれた指導標があった。これか?と思ったら、その先にすぐ千尋の滝下山路の指導標があった。これで道が確認できて安心した。樹林の中をひたすら下る。
かなり急な道を下って行くと、右手に沢の流れの音が聞こえてきた。千尋の滝は近い。
急な階段を下って、沢の流れまで下ると、そこは滝の落ち口であった。すぐ前に崖があって、そこから水が落ちているのだ。滝の左を、階段で急降下する。
下り着いたところには橋があって、この橋の中ほどから千尋の滝を見上げる。すごい迫力の滝である。私は滝が大好きなのだ。
川下を見ると、小さく私の車が見えた。ずいぶん近くまで帰ってきていたのだ。
ここから少し行くと、東尾根コースとの分岐があって、すぐに車の前に出た。
山頂はテレビ塔に囲まれて、雰囲気がぶち壊しであったが、けっこう楽しめる山であった。


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登山道入り口、向うに千尋の滝


山頂と石橋観音の分岐


盛り上がっているのが山頂


上宮神社入り口


上宮神社


千尋の滝下山路


千尋の滝の横を下る







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