かならせやま

標高 758m
第一登山口→50分→雌岳→25分→雄岳→40分→地蔵峠の景→15分→第二登山口→20分→第一登山口

鹿嵐山は耶馬溪のすぐ近くにある山で、地蔵峠からは耶馬溪と同じような奇岩の景色を眺めることができる。
鹿嵐山

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2006年416

鹿嵐山(かならせやま)の登山口に車を停めて寝た。
日が暮れるまで小雨が降っていたのだが夜半には止んで月が見えた。
朝、雨は止んでいるものの雲が厚くて、今日はこんなものかと、あきらめて出発する。
駐車場から一旦、車道に上がると、すぐに第一登山口の入口がある。そこには登山届けのポストがおかれていた。せっかく駐車場から登ってきたのだが、再び川に向かって下る。橋で流れを渡るのだが、その手前にかわいい小坊主さんの石像がたっていて「鹿嵐山登山安全祈願」とかかれた旗をもっている。手をあわせた、私も安全登山でありますようにと祈った。。
橋を渡るとすぐに登りが始まる。
杉林の中を緩やかに登ってゆくと、しだいに傾斜がきつくなる。登山道は昨日の雨でものすごく滑りやすくなっていた。下りが心配だ。
ようやく傾斜が緩やかになって尾根の道を行くと、ピークの広場に着いた。ここが鹿嵐山雌岳山頂であった。登り始めてまだ1時間である。そこには石の祠が置かれている。でも三角点はなかった。
この鹿嵐山は相耳峰になっていて、この隣に雄岳があるのだ。雌岳の標高は730mで雄岳は758m、雄岳のほうが標高が高いので、こっちに三角点があるのだ。雌岳の山頂からの展望はあまりよくない。
朝は雲っていたのに今は空は晴れあがっている。真っ青な空というわけにはいかないのだが、それでも日が射して暖かい。
雌岳で記念写真を撮って、すぐに雄岳に向かった。
緩やかに下って鞍部に着く。ここには中央登山口からの登山道が通じている。
鞍部から登り返して、鹿嵐山雄岳の山頂に着いたのは8時42分である。広場の真ん中に三角点や標識が立っていた。
山頂の正面には絶壁をもった七面山が見え、坊主頭のような峰がいくつも連なっている。九州にはけっこう岩峰の山が多いのだ。少しだけ休憩して先を急ぐ。
山頂からは平坦な道を行くが、すぐにすさまじく急な下りになった。
樹林の中を下るのだが、昨日の雨で滑りやすく、下がっているロープにすがって慎重に下らなければいけなかった。
一旦、傾斜が緩やかになって、これで終わったのかと思ったら、さらに急降下は続いた。杉林の中を急降下する。ロープに必死にすがって下るしかなかった。
ようやく傾斜がなくなったら、今度は岩場の道になった。痩せた尾根を行くのだ。
樹林のコブを越えたら、すごい奇岩の展望が広がっていた。これが「地蔵峠の景」である。林立する岩峰群はすごい迫力である。そして登山道は痩せた岩尾根を行くのだ。
この岩峰群を展望するだけで、今までのはきつさは十分報われる。
ともかくすばらしい山だと思ってしまった。
岩峰の展望を満喫して樹林の中に下ると、下山路と地蔵峠の分岐があった。
ついでなので、地蔵峠に立ち寄ることにした。峠にはその名の通り地蔵がたっているらしい。緩やかに下ると、山小屋があって、そこに石のお地蔵様がたっていた。山小屋は御堂なのだが、新しい建物で、中は畳が敷かれてきれいである。十分泊まれそうだ。
分岐に引き返して、樹林の中の急な道を下って行く。
舗装道路に飛び出すと、そこが第二登山口である。あとは、この車道をひたすら歩くだけである。
道が大きくカーブするところに中央登山口があった。ここから登ったら、雄岳と雌岳の鞍部に着くわけである。
登山口の駐車場に戻ってきたら、車が1台停まっていた。登山者がいるようだ。そういえば今日は日曜なのだ。


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登山口のかわいい石像


ようやく登山道が始まる


鹿嵐山雌岳山頂


雄岳山頂まで100m地点


雄岳山頂


地蔵峠の景、岩稜を行く


地蔵堂


田の平集落に下る






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