いなおだけ

標高 930m
この山は照葉樹林の山である。2月だというのに緑に包まれていて、こういうtろころが九州の山だなあという気がする。
稲尾岳山頂の祠

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2005年213

稲尾岳は大隈半島の先端近くにあって、私のガイドブックの登山道は太平洋側から登るようになっている。
昨夜はそれに従って「内の牧林道」に車を停めて寝たのだが、
今朝、稲尾岳のガイドを確認していたら、このコースは読図が必要とコメントしてあった。これはダメだと思った。私の持っているガイドブックの地図は本当の略図であって、地図ではない。このコースは登れない。
裏側から登ることにした。私は標高差が高い海岸から登ることを何のためらいもなく選んでいたが、仕方がない。
昨日走ってきた道を引き返す。
昨日走った時に気がついていた「照葉樹の森」のビジターセンターに向かう。たぶんここに登山口があるはずである。
県道から案内に従って照葉樹林の森に向かう道に入る。
道はひどくデコボコで、舗装していないのだ。この道路の入り口に、エコロジーの道と説明があった。ようは、わざと舗装せずに、土を固めただけの道にしているらしいのだ。あちこちに大きな穴が空いていたりするけれど、それはそれでいいのではないかと思ってしまう。
ビジターセンターの手前に登山口の案内があって、駐車スペースがある。
ここに車を置いて、登山開始。
私の持っているガイドブックに書かれた登山道とはまったく違うような気がする。それでも、ちゃんと整備されているようなので、この指導標を信じて行くことにした。
あとでわかったのだが、ガイドブックに書かれたコースは「登山道北口」で、私が今歩いているのは西口コースなのだ。一番距離が短いのは北口コースなのだが、この西口コースもたのしい。
登山道には杭のような指導標があって、その上に番号がつけられている。西口コースは3番から始まって、北口コースの合流点までで100番になるのだ。
登山道を歩いて行く。
この山一帯は「照葉樹」の森である。照葉樹林について私はまったく知らなかったのだが、一昨日、宮崎の総合博物館で初めて知ったのだ。
照葉樹林というのは落葉しない木々の森である。つまり1年中緑に覆われた森なのだ。
ただ杉とか松の針葉樹林とは違う。
宮崎の博物館で、「照葉樹林は太陽に輝いている」といっていたのだが、その意味が登山道を歩いていて理解した。
照葉樹の葉はつやがあるのである。表面がつるつるしているのだ。椿の葉とかシキミとかシャクヤクの葉とか、そうした木々が照葉樹なのだ。だから太陽に輝くという表現になるのだ。
私がこの山を歩いていて、なにかしら違和感を感じたのは、この緑なのだ。
今は2月である。山の木々は枯れ果てているはずなのに、この山は濃い緑に覆われているのだ。つまり、これが照葉樹林なのである。
道の傾斜はそんなにきつくない。最初は沢の流れの中を行く。といっても浅い流れで、その水がきれいにである。
清流の源を過ぎて、さらに登って行くと自然石展望台に着いた。
大岩があって、そこから下界を展望できるのだ。ここにある指導標で驚いたのは、「携帯電話が使えます」という表示であった。
急な坂を登って「枯木三角点」に着く。この稲尾岳では、ここが標高959mで最高点になる。これから向かう稲尾岳には稲尾神社があるのだが、標高は930mなのだ。
枯れ木三角点から下って、北口コースと合流する。
稲尾岳まではけっこう遠くて、今まで歩いてきた分くらいの道程が残っている。
稲尾岳山頂は樹林の中で、稲尾神社の祠がひっそりと置かれていた。
さて、引き返すのだが、帰りは北口コースを下ることにした。もちろん、北口登山口から車の停めたところまではめちゃくちゃ遠い。
この間「滝巡りコース」という遊歩道を歩くことにした。せっかく下山したのに、また山道に入ることになる。でも、私は滝が好きなのだ。かなり遠回りになるが、せっかくなので照葉樹林を満喫して帰ろうと思う。
分岐点から北口登山口までは980mくらい。かなり急な沢に沿った道を下って行く。
大岩が点在する道である。
登山口に着くと、しばらくは林道を歩く。
こんなに林道を歩いてしまっていいのか、と思う頃にやっと滝巡りコースの入り口があった。緩やかに登って行く。このコースは2,3kmの道程なのだが、けっこうきつく感じた。
そして、ずいぶん歩いたのにちっとも滝が出てこない。
ぶつぶつ言いたくなる頃に「照葉樹の滝」についた。大きくて立派な滝である。うれしくなった。
さらに急な道を登って行くと、今度は「白肌の滝」に出た。この滝は1枚岩の上を真っ直ぐに流れ落ちる滝。
次の滝が「一条の滝」。黒い岩の間を一直線の細い流れが落ちていた。
最後に「眺望の丘」に出て、ここで展望が開ける。
ここからは私が車を置いた登山口はもうすぐである。
せっかくなのでビジターセンターにも寄った。
ガイドブックとはまったく違った道を歩いてしまったのだが、照葉樹林のこともよくわかったし、いい登山であった。
次は甫与志岳に向かう。


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しばらく林道を歩く


ここから登山道が始まる


照葉樹林の中を行く


登山道にはこんな標識が立っている


自然石展望台


枯木三角点


山頂への分岐、あと1100m


稲尾岳山頂の祠

苔むした岩の道


北口の登山口


滝巡りコース入り口






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