BACK 涌蓋山
2004年11月20日
檜原山の登山口は正平寺という寺院にある。このお寺は英彦山六峰の一つで、天台宗修験道の寺である。
ここには駐車場が第3駐車場まであって、どんな有名なお寺なんだと不思議に思ってしまった。
一番上の駐車場に車を停めたが、他に車はなかった。
境内には大きな池があって、その横を参道が続く。
鳥居の手前に左に正覚上人墓の案内があったので、まずここに立ち寄ることにした。古い宝塔があって、下には仏像が彫り込まれている。私はこうした古い石塔がけっこう好きなのだ。
そのあたりには苔むした古い石板とか小さな五輪の塔が散乱している。こんなのをみると、このお寺ってけっこう昔はすごい伽藍だったんではないかと思ってしまう。
鳥居の前に戻って、石段を登って行くと本堂がある。
本堂の横に登山道が続いていて、この平坦な道をを歩いて行くと道が二股に分かれる。
驚いたことに、ここでは登りのコースと下りのコースが分けられているのだ。登りは左の道である。
この山は登山というよりは、お寺の奥の院を目指して参道を行くのに似ている。コースにはいろんな奇岩があって、胎内巡りにも似ている。
最初に「押し分け岩」というのがあって、巨岩で造られたトンネルを潜る。
次に「針の耳」という同じく巨岩のトンネルを潜る。これは突き当たりが塞がっているのだが、左に穴があいている。これが狭くて、リュックをつっかえさせてしまう。これを抜けると今潜った巨岩の上に出て、これを渡る。この渡った岩が「左京の橋」なのだ。
山腹を引き返すように廻り込んで尾根に出る。この間、けっこう岩場を越えてゆくことになる。尾根に出たらまっすぐ進むと石の祠が並ぶところに出る。これが山頂かと思ったらそうではなくて上宮奥の院、三角点はこの裏にあるのだ。けっこう荒れた道を少しだけ奥に入ると、山頂標識が立つところに出た。
樹林に囲まれていて、視界はまったくきかない。
祠の横を通って合流点に着いて、ここからは下山コースを下った。
すぐに反射板が立っているのには驚いた。
この横を抜けて下って行く。この下山コースにも岩場があって、登りと同じように巨岩にいろんな名前がつけられている。これを一つ一つ写真を撮って下った。
車の前に帰ってきたのは3時半であった。
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駐車場から参道を行く

正平寺本堂

こんな道を行く

針の耳

上宮奥の院

檜原山山頂 |