関西の登山
ちょうろうがだけ

標高 916m
登り口→25分→長老ヶ岳森林公園→20分→展望台→1:00→長老ヶ岳山頂→15分→仏舎利塔→近畿自然歩道1:00→七色の木→5分→登り口

登り口からは林道を歩くことになるが、山頂には一等三角点がある。下山は近畿自然歩道を歩き、登り口のすぐそばには七色の木というすごい古木がある
長老ヶ岳山頂

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2007年611

昨夜は真夜中に京都を出発して、和知にある道の駅に泊まった。
なにかしら眠たくて、行動開始しは7時になってしまった。長老ヶ岳の登山口までは15kmほどある。仏主という集落のバス停から少し走ると右に入る道があって、すぐに登山道入口がある。ここは分岐になっていて、長老ヶ岳に登って一周してここに戻ってこれるのだ。
私は右の道から登って尾根を行き、帰りは谷に下ってここに戻って来るつもりだ。
舗装された道を尾根に向かってターンを繰り返して登って行く。けっこう車道歩きが長い。
尾根に登り着き、平坦になった道を歩いて行くと車道が終わって、その突き当たりを右に曲がる。すぐに「長老ヶ岳森林公園」の管理棟がたっている。小さな小屋のようなもので、その裏から登山道が始まっていた。ようやく舗装道路とさよならができる。
そこにあった指導標には山頂まで3.5kmと書かれていた。けっこう遠いのだ。
樹林の中を登って行くとすぐに休憩所があった。大きなもので、屋根の下にはベンチやテーブルが置かれている。
道は階段の急な登りになった。樹林の中を10分ほど急登して展望所に着いが、展望台は壊れてしまっていて、階段がなくなっていた。これでは展望できない。でも、ここからの眺めはたいしたことがないので、そのまま通過した。
尾根を登って行く。時々樹林が途切れると展望が広がる。この長老ヶ岳は丹波のほぼ中央にあって、山々に囲まれているのだ。でも見えてる山々はなんという山なのかわからない。
時々急な階段が現れ、急登を強いられる。展望台から10分ほどで、行く手のピークに小屋のようなものが見えてきた。これが二つ目の休憩所である。登山道から見上げるとずいぶん高いところにあるように思われる。
急な階段の道を登って休憩所の前に着く。展望が開けていて周りの山々が一望できた。
休憩所の中で少し休んで息を整える。この先は稜線の道になって、極端な登りはないはずである。
展望の開けた稜線を行くが、時々深い樹林の中に入ったりする。今の季節は緑が本当にきれいで輝く緑の中を歩いて行くのはに気持ちがいいのだ。
休憩所から15分ほど歩いたところに「山頂まで2.0km」の指導標がたっていた。ほとんど平坦な稜線歩きなので、山頂はもっと近いのかと思っていた。ここで道はスイッチバックして山頂に向かうのだが、直進して少し下ったところには東屋がたっている。どんなものか見にいった。東屋からは少しだけ展望が広がっているだけだったので、すぐに引き返して山頂を目指す。
緑の稜線の道を15分ほど行くと、行く手にアンテナ塔がたっているのが見えた。このアンテナ塔が立っているところが山頂だろうと思いながら登って行くと、これを右に見ながら通り過ぎてしまった。山頂ではなかったのかと思ったら、ターンをしてアンテナに向かって引き返すように登る。アンテナの前に着くころには道が車道になった。
結局、このアンテナ塔は山頂ではなくて、車道は稜線から外れて左に下って行く。そこから行く手にピークが聳えている。これが長老ヶ岳なのだ。車道の右に山道が分かれていて、これが山頂に向かう道にようである。階段の道を5分ほど急登すると山頂であった。
山頂の真ん中には岩があってそこに「長老ヶ岳山頂」と刻まれた三角柱がたっている。その横には聖火台のトーチのようなものがある。これは1988年の京都国体で「長老の火」を採火した施設なのだそうだ。この台座には方向指示盤があって、山頂から見える山の名前が書かれている。大江山や弥仙山の名前も見えるのだが、どれがそうなのかよくわからなかった。
少し離れて三角点がある。長老ヶ岳の三角点は一等三角点なのだ。
20分ほど山頂にいて、下山開始。車道に出て、この道を下って行く。登山口まではひたすら車道を歩くのだ。5分ほど行くと、右に東屋がたっている。その手前には石碑があった。この石碑は仏舎利塔の記念碑で、昔、この山の周辺には密教寺院が百寺以上もひしめいていたらしいのだが、そのことを記念した碑なのだという。
ひたすら車道を下って行く。ターンを繰り返して谷底に下って行くのだ。
緑の広場に着くと、そこには近畿自然歩道の指導標がたっていて、「林間キャンプ場」と書かれていた。キャンプ施設が見当たらないようなのだが。
谷底に着くと、あとは渓流に沿って緩やかに下って行くだけだ。きれいな渓谷で、これを眺めながら歩いて行く。この道なら山頂直下まで車で行けてしまうな…と思っていたら、ゲートがあった。一般車は通行できないのだ。
ゲートから5分ほどで、車を置いた分岐に戻った。
でも、この分岐のすぐそばに「七色の木」があるので、それを見に行くことにした。
権現谷という標識に従って緩やかに登って行く。100m余りで沢を渡ると、そこには鳥居と祠が3つほどたっていた。その左に大きな古木が聳えている。これは桂の木なのだが、幹からは桂とは違う枝が生え出している。七色の木とは桂の木からスギ・ケヤキ・モミジ・カヤ・カエデ・フジの6種類が枝を伸ばしていることからつけられた名前なのだ。それにしてもすごい古木である。満足して車に戻った。


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車道を歩く


長老ヶ岳森林公園管理棟


休憩所


壊れた展望台


二つ目の展望台


山頂まで2.0km地点


アンテナ塔を振り返る


長老ヶ岳山頂


仏舎利塔記念碑前の東屋


キャンプ場前


車道は閉ざされていた





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