私の近畿の山百選
みょうけんさん

標高 784m
妙見ケーブル駅→10分→尾根コース登山口→40分→八町茶屋跡→30分→山上駐車場→20分妙見山山頂→10分→妙見山本殿→10分→山上リフト駅→50分→妙見ケーブル駅

妙見山は大阪府と兵庫県の間にそびえる山なのだが、登山というよりは「能勢の妙見さん」として親しまれる信仰の山なのだ。
能勢妙見山参道

 稜線展望コース
ケーブルの山麓駅


ここから登り始める


女神の祠があった


八町茶屋跡


展望のためのベンチがあった


広い駐車場に出た

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2009
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マクドから車を走らせながら、今日はどこに泊まろうかと悩んでいる。車は大阪のど真ん中を避けるため、10kmほど遠回りなのだが河内長野から池田を目指して走って行く。都心から外れているのに道の駅などはないのだ。困った…と思っていたら、国道の休憩所があった。道の駅みたいなものである。助かった。おまけのコンビニが敷地内にあったので、お酒を買うこともできた。酒を飲んで、いつのまにか眠ってしまった。

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国道の休憩所で目を覚ましたのは4時頃である。ここから妙見山の登山口までは40km以上もあるので、急いで出発した。
それにしても、都会はどうしてこんなに車が多いのだと思ってしまう。まだ暗いというのに、たくさんの車が走っている。それも、何を急ぐのか、すごいスピードで私を追い越して行くのだ。3車線の幹線道路を外れたら、ようやく静かになった。
妙見ケーブル駅に着いたのは5時頃である。ところが、付近に車を停めるところがない。だいぶ、あたりを走り回って探したが、1台の車を停めるだけの空き地もないのだ。しかたがないので、ケーブル駅前の有料駐車場に停めることにした。でも、まだ5時なので、駅の係員はいない。帰ってきたときに支払ったらいいだろう。
歩き始めたのは5時半頃である。まず県道に出て、それから能勢電鉄の妙見口駅に向かって歩いて行く。その駅に入って行く交差点に登山道の入口はあった。この交差点が上杉池で、これから登るのは尾根コースである。帰りは新滝コースを下って、ケーブル駅に戻るつもりだ。
草が生える道を歩いて行って、左にターンするとそこに登山口があった。
樹林の中のきつい登りが始まる。すぐに祠があって、そのなかには異様な表情の女性の神像があった。
字にえぐれた道を登って行く。まだ朝早いので薄暗い中の登りが続く。ようやく傾斜が緩まって、尾根の上に出ると明るくなった。すぐに灯籠の台座だけがあった。妙見宮と刻まれている。
緑のきれいな尾根道を30分ほど行くと、灯籠の台座のようなものがあって、そのすぐ先は平坦地があった。ここが八町茶屋跡である。もちろん、きれいさっぱり跡形もない。
少し行くと樹林の切れ目があって、そこは南側の展望が開けていた。山に入り組んだ平坦地のは家がぎっしり建っている。さすがに都会近郊である。東側には六甲山と思われる山の連なりも見えた。
このすぐ先にベンチが置かれていて、この景色を休憩しながら眺めれるようになっていた。

自然林の気持ちのいい尾根続く。途中、指導標がたっていて、クヌギ林とか赤松林と書かれている。この道は行き止まりになるのだが、森林を楽しむ為の指導標なのだ。
檜と自然林の間を歩いて行くと、赤松の林が目立つようになった。
きつい傾斜を登って、ようやく樹林から抜け出すとすさまじくひろい駐車場に出た。車は1台も停まっていなくて、よけいに広く感じる。この駐車場は17時に閉鎖されてしまうようなのだが、早朝なのでまだゲートが開いていないのだ。



 三角点山頂へ
丘の上の神社


参道を行く


妙見山山頂


この駐車場の左に小高い丘があるので登ってみた。上り口には古い鳥居がたっていて、その前には「参拝者以外は立入禁止」と書かれていた。

上にある神社にお参りしたら私も参拝者ということになるだろうと、細い階段道を上って行く。
すぐに丘の上に着いたが、まばらな桜の林になっていて下は芝生である。ここからは西側に六甲山を眺めることができた。
丘の奥には灌木に囲まれた祠がある。祠の前にたつ鳥居は壊れかけていて、かかっている額も傾いていた。一応、手を合わせてお参りをした。
駐車場に引き返して、ゲートの間をすり抜けると、阪急バスの停留場があるロータリーがあって、トイレや待合いのベンチが置かれていた。近畿自然歩道の案内板もたっている。ここから左に下るとケーブル駅なのだ。
正面には大きな石の鳥居がたっている。この鳥居をくぐって石段を上って行く。参道にはまず能勢頼次の銅像があって、その次に馬の銅像が対あった。能勢頼次はこの妙見山の開基である。馬は妙見さんの神馬なのだ。
赤い幟が並ぶ石段を上って行くと、右に山道があった。これを登ってピークに着くと、広場には青銅の彰忠碑がたっている。この後ろに三角点があるのだ。
大きな矢印があって、三角点に導いてくれる。山名の標識はなくて、小さな三角点がぽつんとあるだけだった。これは四等三角点であった。

三角点の前で記念写真を撮って、もう一度参道に戻る。




 妙見さん参拝と新滝道コース下山
信者会館の展望台


本堂


石段を下る


ケーブル駅に戻った


三角点から参道へ下る途中からは、すごくモダンなガラス張りの建物が見えた。信者会館の「星嶺」というのだ。たぶん上から見ると妙見さんの紋章の形をしているのだろう。

信徒会館を左から回り込むと、そこは展望台になっていて、遠くに六甲山を望むことができる。
この展望台から山門をくぐるのだが、そこには大阪府能勢町と兵庫県川西市の境界の標識があった。山門から石段を下ると妙見さんの境内である。御堂がいくつもたっていて、どれが本堂なのかと迷ってしまった。
本堂に手を合わせて、来た道を引き返した。

帰りは新滝コースを下るので、鳥居の前に戻ってからケーブルカー駅に向かう階段を下るとすぐに指導標があった。左の急な階段を下るのだ。指導標には下のケーブルカー駅まで1.8kmと書かれていた。意外と近い。
コンクリートで固められた道を下って行く。すごく急な下りが続く。これは元の参道なのだが、ちゃんと丁石がたっていて、ところどころに石の鳥居もたっている。下って行くとつぶれた廃屋の屋根がふたつ並んであった。沢に沿って下る道なので、何度か流れを石橋で渡る。下って行くにつれて流れは大きくなってゆく。
途中石碑群もあって、さらに下って行くと雄滝という行場があった。樋から二筋の水が流れ落ちていた。
さらにどんどん下って行く。道には岩がゴツゴツと尽きだしているところもあって、けっこう歩きにくいのだ。
よやく傾斜が緩まると神社が三つほど並んであった。
民家の横を過ぎて樹林から抜け出したら、そこはケーブルカー駅であった。時間はまだ815分にしかなっていなかった。


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