BACK 大塔山
2009年5月18日
道の駅志原で二日間ものんびりしてしまったのだが、天気雨はほとんど降らなかった。これなら登山をすればよかったと思ってしまった。
朝、4時半頃に道の駅を発進して、法師山の登山口に向った。道の駅からは55kmもあるのだ。
登山口の直前になったら、すごい山道になった。すれ違うこともできない細い道なのだが、それでも舗装はしてあった。トンネルを越えて下って行くと、カーナビで設定したところにちゃんと登山口があった。
出発は6時15分、登山口はすごい藪であった。朝露でビショビショになるのではないかと思ったが、そんなに濡れていなかった。ともかく、笹が道に覆い被さっていて、掻き分けながら登って行く。困ったことに、足がフラフラしている。道に張り出した木の根が濡れていて滑りやすいこともあるのだが、どうも足下がおぼつかない。二日間の休養で体がなまってしまったのかもしれない。
けっこう急な登りが続いたが、20分ほど登ると藪からは抜け出して、尾根を行くようになった。すごく急な登りになったかと思うと、緩やかな広い尾根になったりして、高度を稼いで行く。でも、登山道はすべて樹林の中で、展望はまったくない。
登り始めて1時間ほど、急な道を登って行くと行く手が明るくなった。シャクヤクの花が咲いているのを見つけてうれしくなった。
ようやくピークに登り着くと、行く手が開けていて、三角峰が高く聳えているのが見えた。これが目指す法師山である。でも、山頂の少し下に反射板が立っているのがみえた。こんな所にも人造物があるのかとがっかりしてしまう。
今いる展望が開けたピークが1006m峰である。ここから山頂までは40分ほどでなのだ。
再び深い樹林の中を登って行く。シャクヤクの花が頻繁に見られるようになって、樹林も明るい緑になってきた。広い尾根の急斜面を登って行くと、樹林から抜け出して展望が広がった。すぐ間近に反射板が立っていて。もう山頂かと思ってしまった。
ガイドブックでは山頂まで2時間かかるはずなのに、1時間15分しか経っていない。朝は足下がフラフラしていたのに、調子がいいみたいだ。
反射板前からの眺めはすばらしい。下山路に使う予定の入道山へ連なる尾根が長く続いている。
ここから少し岩場を登ると山頂である。すぐ下に反射板があるのだが、展望は最高である。大塔山が見える。また今日の午後に登ろうと思っている三つ森山も近くに見ることができる。
時間はまだ7時40分である。景色を見ながらゆっくりすることにした。
山頂にある三角点は三等三角点であった。
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