BACK 毛無山
2009年11月7日
次は三平山に登る。毛無山の登山口からは15kmほどで、30分で登山口に着いた。
登山口の少し手前に駐車スペースがあるのだが、私が停めたら満車になった。
身支度をしていたら、大型のバスがやってきて、登山者がたくさん降りてきた。この三平山って人気の山なのだ。
駐車場の少し先に登山口がある。階段の道を上ると赤松林が広がっていた。道は急な斜面をジグザグに登って行くのだ。赤松林の中には鮮やかな紅葉が混じっていて、それがすごくきれいである。
登山口から10分ほど登ると東側の展望が開けて、下に集落や牧草地が見えた。
ジグザグに登って行くのだが、どんどん北に向かっていて、山頂から離れてゆくような気がする。本当に山頂に行けるのか心配になってしまう。
紅葉したカラマツを眺めながら登って行くと、左には草原のなだらかな山が見える。これが三平山なのだ。いつになったら、この山頂に向かって登るようになるんだと思ってしまうのだ。
ほとんど平坦なトラバース道を歩いて行くと、大きく左にターンして山頂に向かう…と思ったらまたターンして北に向かう。いったいどうなっているんだとおもうのだが、行く手に赤い標識が見えてきた。
それは「土塁」という説明板であった。明治の頃、このあたりは陸軍の軍馬の放牧場だったのだ。馬が外へ逃げ出さないように土塁が設けられていたというのだが、土塁がどれなのかよくわからなかった。でも、ここでターンして、ようやく山頂方向に登って行く。
真っ直ぐに山頂に向かう道は、まわりの草原よりも少し高くなっているので、この道が土塁なのかもしれない。
広大な草原が広がっていて、空は真っ青、すばらしく爽快な気分である。
尾根は緩やかに左にカーブしていって、人の話し声が聞こえてくると、そこが山頂であった。
山頂には「豊年様」という祠がたっていて、そこから少し離れたところに三角点があった。三等三角点であった。
山頂の右には平らな草原が広がっていて、そこにたくさんの登山者が休んでいた。この山は人気がある山なのだ。
山頂からは大山を望むことができる。山頂に雲がかかっているのが残念だが、それでもすばらしい展望である。
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