2009年晩秋山陰登山 
けなしやま

標高 1218m
登山口→30分→四合目展望台→17分→力岩(六合目)→15分→七合目→17分→毛無山山頂→30分→四合目→20分→登山口

この山から眺める大山の展望はすばらしい。登山道の尾根には力岩や蔵之助岩などの巨岩があり、そしてカタクリの群生地もあるのだ。ただし、私が登ったのは晩秋なので花は見れなかった。
登山道から仰ぐ毛無山山頂

 毛無山登山口
毛無山登山口


私の休憩スタイル

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2009年11月6日

明日で、この周辺の山を登り終えたいと思っている。そのため、明日は3つの山に登ってしまおうと思っている。そこで、最初に登る毛無山の登山口まで行って、そこで泊まることにした。まず、買い出しをしなければいけない。食料が底をついているのだ。根雨の町はそれなりに大きいので、スーパーはないかと、駅にやって来たおばさんに訊いたら、すぐ近くにあるという。買い出しができた。

山道をどんどん車で走って行くと、その終点が登山口で、そこには巨大なコンクリートの貯水タンクがあった。正しくは「サージタンク」というのだそうだ。
ここはすごく広い広場になっていて、その一郭に展望台があった。そこからは正面に大山を眺めることができるのだ。車の横に椅子・テーブルを出して、ラーメンをつくって食べたのだが、日が沈み夕暮れになると、大山が赤く染まって行く。すごくきれいであった。



 登山口から四合目へ
ここから登り始める


小鳥の小路とみずならの小路の分岐


二合目を過ぎると階段の登り


四合目の展望台


2009
117

今日は3つの山に登るつもりなので、早起きをして、準備をした。今日はポッドにお湯をいれて持って行こうと思う。
歩き始めたのは645分、登山口は巨大なサージタンクの後ろにあるのだ。登山口には「毛無山登山道案内図」がたっている。そこから急な階段の登りである。でも、すぐに指導標の分岐があった。「小鳥の小路」と「みずならの小路」に分かれるのだが、ともに山頂へ行けるので、どこかで合流するらしい。私はみずならの道を登ることにした。
5分ほど林の中を登ると尾根に登り着いて、そこで小鳥の道と合流した。ここに立つ指導標には毛無山まで2200mと書いてあった。たいして遠くないのだ。(…と思ったのだが、すごく遠かった。)
ミズナラやクヌギの林の尾根を行く。傾斜は緩やかで、快適な散策路である。歩いて行くと林に日が射し始めた。樹林の間から三角の峰が見える。これが毛無山かと思った。(間違い、これはたんなる前衛峰で、山頂はこのずっと後ろにあるのだ。)
平坦な尾根を行くと一合目の標識がたっていた。登山口から歩き始めて10分たっていた。
一合目からいよいよ登りだと思ったら、この先は少し下るのだ。
しっかりした階段道である。登りも階段の道でこれが延々と続いている。
紅葉の林を登って行くと、二合目の標識がたっていた。一合目から7分たっていた。この先、階段の急な登りになった。登山道は尾根に沿って登って行くのだが、時々ターンをして、稲妻形で登るのだ。
樹林から抜け出すとススキの原であった。振り返ると大山の眺めがすばらしい。
笹の急斜面を登ると展望台が見えてきた。この展望台にたって四方を眺める。絶景である。
この展望台のすぐ先には「無法松」という標識があった。なにかしら最近植えたような松の木があった。これを回り込んだら、四合目の標識がたっていた。



 毛無山山頂へ
尾根の松は「無法松」


力岩


カタクリの保護地


九合目


毛無山山頂



車に戻った


展望の開けた尾根を歩いて行く。行く手には三角峰が高く聳えている。これが毛無山かと思って歩いて行く。急な斜面を登ってピークに立つと、そこに「くらげブナ」という標識があった。いったい何のことだと思ったのだが、あとでガイドブックを読んだら貴重種のブナであったらしい。写真を撮らなかった。

笹が道に覆い被さる尾根を歩き、傾斜が強まると樹林の中に入る。ブナ林を急登するようになると、行く手に大きな岩が見えてきた。これが力岩であった。そこには六合目の標識もあった。
この先にも大きな岩塔が聳え立っているのが見える。この巨岩の下まで来たが、標識はなかった。この岩の左を捲いて、岩の上に出ると、そこに蔵之助岩という標識があった。
蔵之助岩で、下から見えていたピークに登り着いたはずなのだが、さらに尾根が続いている。この先尾根は広くなって、行く手には平らな稜線が続いている。山頂っていったいどこなんだと思ってしまう。

この先も、ブナ林の尾根は続く。緩急の登りを続けると、ブナ林の中に七合目の標識がたっていた。行く手には横に稜線が連なっているのが見える。
笹とブナの尾根を緩やかに登って行くと、ブナ林の広いピークに着いた。このピークの真ん中は柵で囲まれている。不思議に思ったが、カタクリの群生地のため柵で保護しているらしい。ここが八合目で、この前で道は二つに分岐する。左が白馬山で
1600m、右が毛無山で600mであった。まだ600mもあるのかと思ってしまう。
狭まった尾根を歩いて行くと、行く手の雲の上にピークが見える。これが本当の毛無山山頂であった。左側(東)から雲が湧き上がってきていて、毛無山を隠そうとしているのだ。
ほとんど平坦な尾根が続き、ブナの古木が生えていたりして、飽きることはない。少し登りになったところに九合目の標識があった。いままではかなり立派な標識だったが、これは塗りがはげて、朽ちかけていた。
ここから
7分ほど登ると毛無山の山頂であった。山名標識の前には三等三角点があった。山頂からも大山の眺めがすばらしい。方位盤もあるので、これで見える山を特定しようと思ったが、よくわからなかった。
あとは登って来た道を引き返すだけである。
早足で下って行って、四合目の展望台を過ぎて急下降して行くと、下の尾根にあのサージタンクの丸い上部が見えた。
帰りは小鳥の道を下った。この道はすさまじく急で、木につかっまりして慎重に下らなければいけなかった。
車に戻ったのは915分である。


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