日本アルプス全山縦走 
蔦岳 2616m
越中沢岳 2591m
スゴの頭 2591m
五色ヶ原キャンプ場→20分→五色ヶ原山荘→40分→鳶山→1:45→越中沢岳→1:30→スゴの頭→50分→スゴ乗越→50分→スゴ乗越キャンプ場

天気がよくなくて、きれいな展望を得ることはできなかった。それでも、登山路にはたくさんのお花畑があって、きれいな花々を眺めながら歩くことができた。登山路からは越中沢岳やスゴの頭のすばらしい山容を見ることができた。でも、テントを張ってからすごい土砂降りがやってきて、明日が心配になった。
越中沢岳

 五色ヶ原から越中沢岳へ
ほとんどテントはなくなっていた


木道を緩やかに登って行く


五色ヶ原山荘


鳶山山頂


越中沢岳への登り


越中沢岳山頂

BACK 剣沢から五色ヶ原へ

2008814

今日はスゴ乗越までなので5時間だけの行程である。昨日、携帯で天気予報を確認したら午後のほうが天気がいいようなので、ゆっくりの出発にした。でも、昨日騒々しかったあのパーティは3時に起きてガタガタしていた。
私がテントの中でパッキングを終えて外に出たら、周りのテントはほとんどなくなっていた。
出発は6時。そのころにはテントは一つも残っていなかった。みんなそんなに急いでどこへ行こうとしてるのだろう。五色ヶ原からは黒部川に下るかスゴ乗越に向かうしかない。スゴ乗越の先は薬師峠のテント場しかないから、私と同じくスゴ乗越に泊まるしかないはずなのだ。
雲が厚く垂れ込めているのだが、地平線間際には雲がなくて、山並みが見える。地図で確認すると北葛岳と不動岳であった。晴れていたら赤沢岳から針ノ木岳・野口五郎岳まで一望できるはずなのだ。残念だ。
木道を緩やかに登って行く。木道の回りはお花畑である。チングルマの白い花が咲き乱れている。15分ほどゆくと霧の中に大きな建物が浮かび上がった。これが五色ヶ原山荘である。小屋の横を通ってさらに霧の中、木道を行く。
霧の中、きれいな花たちを眺めながら緩やかに木道を登って行く。次々ときれいな花が現れる。アオツガザクラやハクサンシャクナゲ、チングルマの綿帽子が大群落をつくって風に揺れている。霧の中に咲く花たちはひどく幻想的なのだ。
花の写真を撮りながら登っていったのだが、緩やかなピークを越すところに指導標がたっていた。ここが鳶山であった。小屋から40分かかっていた。予定以上に時間がかかってしまった。
鳶山からは緩やかに下って行ったが、急下降になった。痩せた尾根を行く。左右は切り立っているようなのだが、霧でよくわからない。ガラガラの岩場もあったりするが、鳶山から40分ほど行くと緩やかになって木道になった。いったん樹林の中に入ってしまうが、それを抜けると広い尾根になって、ハイマツの中に続く広い砂礫の道を行く。時々雨になって、風も強くなった。帽子止めをセットしなければいけなかった。
かなりすごい岩場が現れて、ロープで越えたりする。
ハイマツの間の急登になった。ところどころ巨岩を越えたりしなければいけない。この急な登りの途中で休憩した。休憩しながら、腕時計の高度計を確認したら、意外と越中沢岳は近いようである。休憩を早めに切り上げて歩き始めた。傾斜が緩やかになって、ハイマツの中の道を行くと、5人ほどの登山者が休憩する越中沢岳山頂に着いた。845分であった。
ここまで雨が降っても雨具を着ることなくやってきたのだが、山頂は風が強いので雨具を着ることにした。長めの休憩をした。その間に展望が開けてくれないかと期待していたのだが、晴れることはなかった。のんびり休憩していたら登山者はみんな出発して行ってしまって、私一人になってしまった。




越中沢岳から下る


鞍部に下る


スゴの頭への登り


スゴの頭

 越中沢岳からスゴの頭へ


越中沢岳からは急下降であった。砂地の崩れやすい道で、ロープが下がっていたのでこれにすがって下った。時々岩場も現れて、ペンキ印に従って岩を越えて下る。道の右は岩峰で、それをトラバースするように下って行く。行く手には鋭い岩峰がそびえているのが見えたりする。でもその基部を巻いて行くのでほっとした。山頂から40分ほど下ると雲の下に出たようで、下に黒部川が見えるようになった。
さらに下って行って振り返ると、いつのまにか雲がとれて、越中沢岳の山頂が見えた。鋭い三角の山であった。行く手の雲も晴れてきて大きな山がそびえているのが見える。これがスゴ頭のようである。この山の間には大きく落ち込んだ鞍部があって、まだかなり下らなければいけないのだ。このスゴの頭の右奥には大きな山塊がが見えるのだが、その尾根の途中に小屋が小さく見える。これが今日の宿泊地スゴ乗越小屋である。乗越といったら鞍部のはずなのだが、どうしてあんな尾根の上にあるのだろうと不思議に思った。
下って行く道から眺めると西側は晴れていて、日が射している。
大きな岩が点在する急な尾根を下って行くと鞍部が見えてきた。そしてその向こうにはスゴの頭が高くそびえている。その急な道を目でたどるといかにも険しい。せっかく稼いだ高度を下ってしまって、また登り返すのだと思うとなんか悔しくなってしまう。
鞍部に着くと、東側の雲も晴れていて南岳から烏帽子岳・三ツ岳へ続く稜線が見ることができた。
鞍部から再び急な登りになる。上るにつれて傾斜はきつくなって岩礫の中にロープが下がる急登になった。でも、道の両側はお花畑である。イワカガミやチングルマが咲いていた。鞍部から20分の登りでようやくスゴの頭山頂に着いた。1015分であった。山頂の広場はピークよりも少し下にある。その本当のピークに登る踏み跡はないのかと目で探してみたが、面倒になって止めてしまった。
休憩していると下が晴れてきて黒部の谷を見ることができる。でも、山の中腹より上は雲に隠れてしまって見ることはできないのだ。鞍部から見ることができた越中沢岳も雲に隠れて全く見えない。



 スゴの頭からスゴ乗越へ
巨岩の間を下る


スゴ乗越


お花畑を行く


テント場に着いた


スゴ乗越小屋


山頂から下る。これが巨岩が累々とするすごい道であった。ペンキ印に従って巨岩を越えて下って行く。ようやく巨岩から解放されると、道は樹林の中に入る。傾斜も緩やかになって、樹林から抜け出した小さな広場があって、そこにはスゴ乗越という指導標があった。ここがスゴ乗越なのだが、小屋は見あたらない。ここは鞍部で、小屋はここからさらに
45分ほども尾根を登らなければいけないのだ。ちっとも「スゴ乗越」小屋ではないのだ。
ここからはかなり急な登りが続く。でも、道には花がいっぱいであった。まだ11時を過ぎたばかりなので、のんびりゆっくり登っても12時少し過ぎには小屋に着けるはずだ。
もう、花の写真を撮りながら行くことにした。
ニッコウキスゲの黄色い花の群落を見ながら広い尾根を登って行く。途中、ピークを二つ越した。ピークに着くたびに、テント場だと期待するのだが、裏切られてしまう。
急な道を登って行くと話し声が聞こえてきて、テント場に着いた。時間は12時であった。小屋はテント場の先にあるのだ。
テントを張ってから小屋に野営の手続きに行った。水は小屋の前にあるので、ポリタンと折りたたみ水筒を持って小屋に行った。天気予報を確認したら、今日は曇りから雨になるらしい。明日の予報はまだ掲示されていなかった。
テントに戻って、ご飯を炊いて本を読んだりしていたら、14時頃にすごい雨になった。テントの下を水が流れて行く。少し傾斜のあるところにテントを張ってよかったと思った。
30分ほどで雨は小降りになった。外に出たら、テント場の登山者がみんな外へ出てきて、すごい雨だったと言い合った。
12時から半日もテントにいると、することがないもので、つい酒を飲んだり食べたりしてしまう。あと6日間あるので、食料の残りを点検してまだ大丈夫だということを確認した。
夜になって、無駄だろうと思いながらも携帯を確認したら通じるのだ。iモードで天気予報を確認したら、明日は昼から晴れるようなのだ。
少し遅めに出発して、薬師岳の山頂では晴れているようにしようと思った。


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