あかうしだけ
標高 2864m

この年の北アルプスは本当に雨にたたられてしまった。赤牛岳下りでの雨、大日岳下りでの雨。
帰り着いたら全身ズブヌレで、着替えもすべて濡れてしまった。
赤牛岳─→立山─→奥大日岳


1999年8月10日

小山8:23→10:00新宿23:00→新穂高温泉

やっと夏休みになった。
会社の仕事は速く終わらせて、家で登山の準備。
今回は、山の情報をシステム手帳にファイルして持っていくことにした。
ビデオカメラは先週の谷川岳登山で壊れてしまったので持っていけない。デジタルカメラに活躍してもらうことにする。
今回の目的は、200名山の登山である。
赤牛岳とうのは、登るにはまったく不便なところにあって、どうしても山頂まで2日かかってしまう。しかたがないので夏休みなを使って登ることにした。しかし、赤牛岳だけではもったいないので、立山連峰を大縦走してみることにした。
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳に登って、黒岳から赤牛岳に縦走する。
赤牛からは一旦黒部川に下って、五色ヶ原に登りかえして立山に縦走する。最後は奥大日岳に登って称名の滝に下るという5日間の計画だ。しかし、あと2日夏休みがあるので、帰りに白馬から雪倉岳の縦走もやってしまおうと思う。
自分でもけっこう満足のいく計画である。

新宿から23:00発の新穂高温泉行きの夜行バスを予約した。
このために、小山発20:23の新宿行きの電車に乗った。
去年は新宿発上高地行きのバスに乗ったが、それと同じバスターミナルからバスは出る。
去年のバスはけっこう混んでいたのだが、新穂高行きは空いていた。おかげで眠りやすかった。


8月11日


5:30新穂高温泉5:55→7:13笠新道口7:19→7:33ワサビ平7:35→8:53秩父沢9:06→10:22分岐→11:22鏡平11:50→12:48分岐→12:59弓折岳→14:15双六小屋14:20→15:33双六岳15:45→17:00三俣蓮華岳→17:40三俣山荘

新穂高温泉着は6:30の予定であったが、5:30に着いてしまった。ラッキー。
バスの中で朝食を済ませてしまって、到着と同時に出発できるように準備をする。
去年、この新穂高温泉にテントを張って、笠ケ岳に登っている。懐かしい。
5:55に出発。
笠新道入り口までは1時間20分もかかってしまった。地図の時間では1時間なのにおかしい。もしかしたら笠新道の入り口が昔と変わったのではないかと思ったりする。
そのかわり、次の目標のワサビ平までは20分の予定が15分で着いた。
ここから沢沿いの道になって、岩の転がる歩きにくい道になる。
秩父沢の出会いに8:53に着いた。
沢を渡ったところで一服。
さらに厳しい登りが続く。鏡平との分岐には10:22到着。
鏡平に着いたのは11時22分であった。ここは湿原帯になっていて池塘も散らばっている。木道を歩いていく。ここは槍、穂高の絶好の展望地なのだが、穂高は雲がかかって見えなかった。でも、槍を見ることができた。晴れていたら最高なんだが。
再び急登をして、弓折岳の尾根分岐までは1時間の行程である。
荷物を置いて、弓折岳に向かう。せっかくきたのだからできるだけ多くの頂上を踏まなければと思ってしまう。
このころからちょっと小雨状態。頂上までは10分ほどだったが、山頂は雲の中で景色はまったく見えなかった。
それでも最初のピークに登れたことで大満足。
ここから分岐点まで戻って、双六岳をめざす。
双六山荘にはキャンプ場がある。小屋の前には突然出た。
雨になった。
ここで水を補給しなければいけないのだが、小屋前の水場では水が出ていなかった。小屋の人に訊いたら小屋の中の水道を使っていいということ。助かった。
双六岳は今日の大事なピークである。小屋の前からすぐに急な道を登り始める。ガスで視界はきかないし、雨には降られるしで双六岳はあきらめて巻き道に入ろうかと思ったが、遠路ここまでやってきて山頂を踏まないというのは悔しい。雨の中、息を切らせて登った。
ガラガラの岩の重なる道を行き、ようやく傾斜が緩やかになる。もう少しで頂上だろうと思うのだがなかなか着かない。疲れも重なって、ずいぶん遠く感じた。
やっとの思いで双六岳山頂にたどり着いた。予定よりもかなり時間がかかってしまった。
天気がぱっとしないと気が滅入って、疲れが倍加する。
なにはともあれ、双六岳の頂上が踏めてうれしい。
一般的には双六小屋に泊るのだが、さらに三俣荘を目指す。
去年、太郎兵衛平から雨の中を黒部五郎に登って、さらに三俣蓮華に登ったときも時間が遅くなったが、今回も同じことになりそうである。
双六から三俣蓮華への登りがそれほど時間がかからなかった。
4時半ころに三俣蓮華岳の頂上に着くことができた。
去年は雨の中で写真がうまく撮れなかったので、今日はゆっくり記念写真。
ここから、三俣荘に下る。
下りなのに、思ったより時間がかかって、キャンプ場に着いたのは、5時40分頃であった。
小雨の中、テントを張る場所を探す。台地の奥にちょうどいい場所をみつけた。
テントはダンロップVLシリーズの超軽量テントである。
シュラフも超軽量のものを持ってきたのだが、これは寒かった。去年も寒くて震えていたのだが、
今年も同じめにあってしまった。
夜、目を覚まして外を見ると、雨はあがって満天の星空であった。
明日の晴天を予感して眠りに就いた。


8月12日

三俣山荘5:33→6:08分岐→7:35岩苔乗越→7:52稜線→8:35水晶小屋→9:20水晶岳→→10:10湯沢ノ頭→12:30赤牛岳→15:43岩小屋→17:00奥黒部ヒュッテ

三俣荘を5時30分に出発。
すぐそばに鷲羽岳が聳えているのだが、これは巻くことにした。ともかく、今日の行程は長い。少しでも時間を節約したかったのだ。
キャンプ場のすぐ近くから谷に降りて行く。
途中、黒部川の源流の石碑があった。こんなところが黒部川源流なのかと、けっこう感動してしまった。
天気は曇っているが雨は降っていない。
対岸に黒部五郎岳がみえた。途中、雲の平へ向かう道と別れて、水晶岳の分岐をめざして登り始める。けっこうつらい登りである。あとから来た人にどんどん追い越されてしまった。約2時間で岩苔乗越に着いた。
ここからいよいよ水晶岳への登りになる。でも一応は尾根道でそんなすごい登りではない。
でも水晶小屋直前の登りはきつかった。
途中、羽虫が異様に繁殖しているところがあって、虫がタンポポの綿毛のようにいっぱい飛んでいた。
衣服にたくさんくっついて困った。
息をきらして登って行くと、すれ違った人にもう少しですよ、と言われた。このもう少しというのは裏切られることのほうが多いのだが、このときは本当にすぐ近くであった。角を曲がったら、そこに水晶小屋の屋根があった。
ここで一休み。普通の人は、去年自分がそうであったように、荷物をおいて水晶岳を往復する。しかし、自分は水晶岳を超えてさらに赤牛岳を目指すのだ。
水晶岳の登りは岩場があって、鎖場もある。ちょっと険しい道。
水晶岳の頂上は誰もいなくて、たった一人の山頂であった。ともかく狭い頂上である。
ここで写真を撮って、それからいよいよ赤牛岳をめざす。今回の登山の目的は二つのピークを踏むことにある。そのうちの一つがこの赤牛岳なのだ。
水晶岳からは急な道を下る。すぐ平坦な道になるが、けっこう歩きにくい道である。
意外とアップダウンがあって、体力を消耗する。
湯沢の頭で一休み。このあたりから雨が降り出した。
赤牛岳は遠い。
去年、水晶小屋から野口五郎岳に向かう途中で形のいい山が見えていて、これが赤牛岳だったのだろうと見当をつけていたのだが、今回は小雨状態で、視界がさっぱりきかない。
湯沢の頭からは2時間以上も歩かなければいけない。
疲れ果ててしまう。やっとの思いで赤牛にたどりついた。
赤牛岳は平凡な山。
ピークは平らで3つのパーティが休んでいた。
ここで本格的な雨がやってきた。
赤牛岳からは、奥黒部ヒュッテまで4時間の下りがまっている。
下りは得意だ、なんて思っていたら、この道がとんでもない道で、ひどく時間がかかってしまった。
尾根道を最初はどんどん下っていくのだが、ガレ場が多くて歩きにくい。
森林限界を超えて、樹林帯に入る。雨はますます本格的。
樹林帯の道はけっこう歩きにくい。
この道は「読売新道」というのだが、あまり使われていないみたいで、道が荒れている。
ちょっと油断すると間違った道に入り込んでしまう。
森林帯の道は視界も利かないし、道も荒れていてさらに難渋した。
岩小屋まで2時間30分とあったが、3時間15分ほどかかってしまった。
さらに1時間30分がんばって、ようやく奥黒部ヒュッテに辿り着いた。
ともかく、全身ずぶ濡れである。
小屋に泊まろうかどうか悩んだが、混んでいることと素泊まりで5500円もかかるということで、テントを張ることにした。
テントの中でガスこんろを炊いて、ぬれたものを乾かす作業をした。
なかなか乾かない。明日は濡れたままで活動をしなければならない。



 

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新穂高温泉バス停


笠新道入口


ワサビ平


秩父沢出合い


鏡平


弓折岳山頂


双六岳山頂


三俣蓮華岳山頂


黒部川源流の碑


岩苔乗越


岩苔乗越


水晶小屋


水晶岳山頂


水晶岳の下山路


赤牛岳山頂


赤牛岳山頂にて





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