おくだいにちだけ
標高 3015m

この年の北アルプスは本当に雨にたたられてしまった。赤牛岳下りでの雨、大日岳下りでの雨。
帰り着いたら全身ズブヌレで、着替えもすべて濡れてしまった。
赤牛岳─→立山─→奥大日岳

BACK 立山

1999年8月15日

雷鳥平5:57→8:40奥大日岳8:45→10:42大日小屋→11:22大日岳→13:07大日平小屋→14:50称名バス停15:25→15:45立山16:29→17:26富山19:09→20:25糸魚20:44→21:16平岩

昨夜はけっこうすごい降りで、テントが水浸しにならないか、夜中に外に出て点検したりした。
すぐ隣のテントのあたりはかなり水が溜まったりしていた。
自分のテントもテント地の下を水が流れたりしている。
とにもかくにも毎日雨に降られていて、何もかもが濡れきっている。
なんか気が滅入ってくる。
今朝は何とか雨は止んでいる。
雲だ晴れて、この雷鳥平からちょうど雄山を見ることができた。
今日は晴れるのだろうか。
6時ころに出発。まず雷鳥沢を渡り、剣方面に向かう。
そしてすぐに、室堂乗越に向かって登り始める。
新室堂乗越を目指していたのだが、いつのまにか通り過ぎてしまった。稜線に出ると(このあてりが新室堂乗越だったようだ)、そこからはほとんど水平な道になった。
比較的天気はよい。下のほうに雷鳥平がよく見えて、赤や黄色のテントが小さく散らばっている。この高さだと室堂全体が見渡せて、さらに称名川を挟んだ対岸には弥陀ケ原がみえる。
青空も見え始めると、気分も軽くなってきた。
小休止をしていたら、4人ほどのパーティに追い抜かれた。彼らはほとんど空身であったから、たぶん雷鳥平に戻るのだろう。
この小休止したところからは、すぐに奥大日岳であった。こんなに近いのならあそこで休むのではなかった。
奥大日岳は登山道からちょっとだけ外れたところにある。
頂上で記念写真を撮った。この奥大日岳が今回の登山の2つめの目的地である。しかし、霧でなにも見えなかった。
晴れていたらここからはすばらしい剣岳の展望が広がっているらしいのだ。残念。
頂上からはすぐに急な下りになる。途中で振り返ると、大日岳の山にかかっていた霧が徐々に晴れていくところであった。
中大日岳はたいしたピークではない。登山道の横のちょっとした岩の高みがそうであるらしい。赤いペンキで「中大日」と岩に書かれていてそれとわかった。
大日小屋に着いた。外で昼食をとったが、大日岳はすぐ近くのはずなのにガスがかかっていて何も見えない。
小屋にリュックを置いて大日岳を目指そうとしたが、ここから少し行ったところが分岐らしいのでザックをとりに戻った。。
その途中、わずか5分くらいのものなのだが、軍手の片方をなくしてしまった。ちょっと困った。でも、この軍手は5日間も雨の中で使っていたので、雑巾のようになってしまっていたのだ。なくして惜しいというものではないのだが。
大日岳山頂は自分一人だった。
休憩しながらガイドブックを読んでいて、大変なことに気が付いた。
称名の滝からのバスは3時20分である。ところが今12時少し前。
この大日岳から称名の滝までは3時間30分かかる。バスの時間にはぎりぎりである。
大急ぎで下り始める。
分岐からはほぼ水平な道であったが、すぐに歩きにくい道に変わった。
あせっていたら雨まで降り出した。
面倒なので、ズボンはそのままにして上だけ雨具を着た。
大日平小屋に着くころはほとんどどしゃ降りに近い状態になった。本当はここでズボンを履き替えればよかったのだが、そのままで歩き続けたため、めちゃくちゃな状態になってしまった。
大日平小屋のあたりで少し休むつもりだったが、雨が降り続けているのでそのまま歩きつづけた。
時間がない。3時20分のバスに間に合わせるために、必死で歩く。
私の山の最後は、なぜかいつも時間に追われているような気がする。
小屋から3Kmほどは水平な木道が続く。歩きやすい。ただし雨はどしゃ降り。
この木道の続くあたりは大日平といわれる所で、湿原のきれいなところらしいのだ。その景色が楽しめないのが残念である。
木道が終わったと思ったら、急な下りが待っていた。牛の首尾根という。
梯子が所々にある急峻な下りである。これをどんどん降りていく。
ガスで景色がまったく見えないため、今、どのあたりなのかさっぱりわからない。
ただ、途中から道が非常にしっかりしてきた。
この道は称名の滝へ続く道なのだが、観光客のためか遊歩道のようにしっかり整備されている。途中で登ってくる2つのパーティに会った。
沢の音がかなり大きくなったころに突然アスファルトの道に飛び出した。
人がいっぱい歩いている。
バス停から称名の滝を見物に行く観光客である。
登山道入り口のところから、称名の滝が見えた。ただ上半分にガスがかかっていて、その高さがよくわからない。
思ったより早くバス停に着くことができた。
3時少し前であった。
全身ずぶ濡れで、バス停の待合室にいるのが気が引ける。
少し時間があったので、着替えることにした。
登山ズボンは水浸しでおまけに汗の匂いで臭い。ともかく連日の雨で衣類は全部濡れてしまっている。しかたがないので、ズボンは雨具に履き替えた。
臭くなってきている濡れた衣類を公衆トイレの洗面台でまとめて水洗いした。
洗濯をしている私を、観光客が胡散臭そうにみていた。ちょっと、みじめ。

バスでまず、電鉄立山駅に向かう。
立山駅では自販機を見つけてビールを飲んだ。久しぶりのビールである。うまかった。
富山駅に着いたのは5時30分ころ。
休みがまだ2日あるので、明日は白馬岳に登って、それから雪倉岳に縦走しようと思っている。今夜は最終のJRで大糸線の平岩まで行くつもりだ。
糸魚川行きのJRに乗るまでに2時間ほど時間があるので、駅の立ち食い蕎麦を食べて、白馬を登るための食料を買い込んだ。
それから、駅待合室に行ってテレビを見た。天気予報の天気図を見たかったのだが、こっちの番組では天気図が映し出されないようだ。
結局、明日・明後日の天気の状況がつかめないままだった。
ともかくJRで糸魚川に向かい、ここで大糸線に乗り換えて、平岩を目指す。
JRはこの平岩が終点である。
21時30分ころ着いて、ここの駅のベンチで寝ようと思っていたのだが、駅は閉鎖しまうという。
ちょうど大学生と思われる10人ほどのパーティが一緒だったが、彼らも困っていた。
しょうがないので私は駅の真ん前にテントを張ることにした。
ついでに濡れたものを広げて、できるだけ乾かすことにした。
明日こそ晴れて欲しい。

8月16日

朝、4時ころに起きて空をみると、少しだけ青空が見える。
でも、なんか気分が乗らない。
ラジオを聞くと、天気はやっぱりよくないようなのだ。
白馬に登るのは、きっぱりとあきらめることにした。
駅が5時ころ開いたので、駅員さんに風呂をやってるところがないか訊くと、あるという。
さっそく、でかけることにした。300mほど行ったところが姫川温泉なのである。
玄関が開いているので、声をかけてみると、入浴OKだった。
温泉で汗を流した。
これから街中に降りていくのに、なんか体が匂ってるみたいでいやだったのだが、これでさっぱりした。
7時30分ころの電車に乗って松本に向かう。
途中、白馬のあたりで雨が降り始めた。やっぱり止めてよかった。
松本には9時30分頃に到着。
なんか胃がもたれてるような気がする。それでも松本に来たら「とりでん」のラーメンを食べなければ。
時間が余っているので、なつかしのコーヒー屋さん「翁堂」に入った。昔、松本に住んでいたときに、毎朝ここでコーヒーを飲んでいたのだ。
ここのコーヒーはけっこうこくがあってうまかったのだが…。
今日こうして飲んでみるとそうでもない。少し胃の具合がおかしいというのもあるのだが。
11時少し過ぎに「とりでん」に行った。
大盛りを頼んで、いざ食べようとしたら胃に入っていかない。
こまった。せっかく松本にきて、ラーメンが食べれないなんて。
12時の特急に乗って、小山に着いたのは5時少し前であった。
胃の具合はずうっと悪くて、後で吐いてしまった。
朝、食べた、富山のコンビニの弁当が良くなかったような気がする。

      

2012年9月26日の登山記録


雷鳥平キャンプ場


キャンプ場を振り返る


稜線から阿弥陀ガ原


室堂地獄谷が見えた


奥大日岳へ稜線の道


奥大日岳山頂


山頂からの景色


中大日岳山頂


大日小屋


大日岳山頂


称名の滝バス停


平岩駅


奥大日岳からの展望
奥大日岳




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