1996年8月12日（月）

朝、5時前に家を出た。
東北自動車道を走って、那須ＩＣで降り、日光経由で草津温泉に行った。
草津温泉から草津白根山まではすぐである。
まず湯釜を見て、それから本白根山に向かった。
登山道はスキー場のゲレンデの脇を通って行く。
そんなたいした時間はかからないのだが、それでもけっこう疲れた。
コマクサがたくさん咲いていた。ここのコマクサは濃い赤色をしていた。
火口の縁をぐるりとまわって、遊歩道最高地点というところに着いた。最高点と標識があるのだからここが頂上でだろうと満足していたが､どうも向こうに見えるピークの方が高いような気がする。
そのピークをめざしたが､道がない。いろいろ探してみると、ロープを張って通れなくしてあるその先に踏み跡が続いている。
進入禁止と思われる所に足を踏み入れた。低い潅木に囲まれたところに手書きの山頂標識が立っていた。足元には「ここが本当の本白根山頂上」とかいた板標識もあった。
ここから、湯釜へ戻ったが、なんか物足りないので、草津白根山の本当の頂上にも登ることにした。出発したのは５時。霧もかかってきた。
「草津白根山火口展望台」と書かれた指導標が立っていて､ここにはロープが張ってあって､進入できないようになっていた。そのロープをくぐって登りはじめた。
頂上には大きなケルンがあったが、標識はなかった。ケルンにプレートのようなものが埋め込まれているのだが文字はなかった。
ともかくこれで、草津白根山はすべて登った。
満足。

さて、明日は四阿山に登るつもりだが、どこに泊まろうか。
草津の温泉街の外れに、駐車場があって、そこ何組かでキャンプしているのを見つけた。ここに泊まることに決めた。
温泉街に買い出しに行ったら、運良くすぐにスーパーをみつけた。ここで買い物をして、お酒も買って、なんか楽しいキャンプになった。
ところが、ここで困ったのは、トイレがないことである。
翌朝になってそれに気がついた。





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