BACK 風師山
2005年11月24日
時間も早いので、今日は戸上山にも登るつもりである。
この山は昨年11月の九州登山旅行で登った「足立山」の北に伸びる稜線の上にある山なのだ。あのとき縦走しておけば良かったと思ってしまった。
ガイドブックで調べると、車を停めれるのは泉ヶ丘の登山口らしい。こちらから登ることにした。
北九州道の高架をくぐって住宅の中の急な坂を登って行くと、ようやく登山口らしきところに着いた。道は行き止まりで駐車場らしきものはないのだが、なんとか道端に車を停めた。
樹林の中を緩やかに登って行くと砂防ダムの前に広場があって、ここに登山口の表示があった。道が間違っていないことを確認できた。
登山道は沢の流れに沿ってつけられていて、いくつかの砂防ダムを越える。
最後に急登すると足立山からの縦走路に出て、これを左に行く。ここには「大台が原」の表示があった。
急登すると、すぐに樹林から抜けて草原が広がっていた。ここからの展望はすばらしい。
関門海峡がすぐ下にあって、何艘もの船が行き交っているのが見える。
山の方を仰ぐと、戸上山に向かう道が笹の草原のなかに曲線を描いて続いている。
視界が広がると、なぜか気分も明るくなってくる。
草原の中を急登して、ふたたび樹林の中の道に入る。
山頂に着いたのは12時20分である。西側が開けていて、関門海峡の展望がすばらしいのだ。
目を引いたのは船島である。宮本武蔵と佐々木小次郎が闘ったという巌流島(船島)が見えるのだ。私は吉川英治の宮本武蔵の大ファンなので、けっこううれしくなってしまった。
この山頂からもう少し先に行くと、樹林の中に鳥居がたっている。戸上神社上宮である。
この鳥居の横に小屋があった。入り口が開放された造りなのだが、野宿はできそうである。
戸上神社上宮の祠にお参りをして、登ってきた道を引き返した。
登山口に戻ってきたのは12時半頃であった。
時間が十分ある。今日のうちに若杉山に登るつもりであったが、登山口までをカーナビでセットしたら、2時間ほどかかることがわかった。しかたがないので、今日はこれで登山を終えることにした。この空いた時間で門司港を観光することにした。
門司港にはたくさんの古い建物が残っているらしくて、これを観光するのはけっこう楽しそうである。
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こんな道を行く
水場があった
砂防ダムを越える
稜線に着く。右に行くと足立山
大台ケ原
戸上山山頂 |