みたけ 144m

おにたけ 315m
中崎山→箕岳園地→箕岳山頂→鐙瀬溶岩海岸→鬼岳駐車場→鬼岳山頂→火ノ岳運動広場→五社神社→武家屋敷→福江城跡→福江港

鬼岳は芝生におおわれた山で、山頂からは福江の市街を展望できる。私は箕岳から鬼岳まで歩いたのだが、これは遠かった。
鬼岳

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2006年5
4

テントの中で足を伸ばして寝ることができた。
この公園の前に「七つ岳登山口」というバス停があって、始発は650分である。
6時半にはテントを撤収してザックの梱包を終えた。バス停に座り込んでバスを待つ。
困ったことになっている。お金がないのだ。長崎に着く直前までは1万円ほど持っていたのだが、ガソリンを入れて船代を払って、そして昨日バス代を払ったら、財布には千円札が2枚しか残っていないのだ。しかも、昨日、荒井の郵便局でお金を引き出そうとしたら、今は連休の真っ最中で、ATMは使えないのだ。これからバス代を払うと残るのは千円札1枚になってしまう。小銭をかき集めても1600円しかない。これでは船代が払えないから、長崎に帰ることができなくなってしまう。連休が終わって、ATMが使えるようになるまで、この福江島にいなければいけないのだろうか。
とはいえ、まずは今日の登山を終わらなせねばならない。
定刻にバスがやってくる。乗っていたのは一人だけであった。福江の町の中で下車する。福江の中央郵便局があったので、ここに立ち寄ってみると、ラッキーなことにここのATMは休日もあいているのだ。9時から17時までが使える時間である。まだ8時前なので帰りにこの郵便局に寄ることにして、まずは崎山行きのバスに乗ることにする。乗り換えのバス停の前にはコンビニがあるのだが、所持金が少ないので買い物ができない。貧乏を味わってしまった。
定刻にバスがやってきて、このバスで中崎山まで行く。
この福江島の九州百名山は、昨日登った七つ岳と今日登る「鬼岳」の二つなのだが、私はまず箕岳に登って、あとはずうっと歩き続けて鬼岳に向かうつもりなのだ。
バス停から少し行くと、高い金網に囲まれた校庭のような広い児童公園があって、その角に箕岳登山口の標識がたっている。この標識は金網の向こうにあって、かなり高いところにあるので、ちょっとわかりづらい。
この標識に従って左折して山に向かって緩やかに登ってゆく。
舗装された道で、行く手には草原に覆われた山が見える。山頂にはアンテナ塔がいくつかたっているのが見える。
なぜか途中に大きな白い観音像がたっていた。
林道を行くと、さらに左に分岐があって、この行き止まりが箕岳園地である。
広いグランドのような広場があって、そのむこうに小高い草原の山が聳えていた。
広場の向こうに石段が見える。これが登山口だろうと思って、この石段を登ると、そこから道がひどく不明瞭なものになった。
踏み跡をたどって急な斜面を登ると、すぐに踏み跡はなくなってしまった。でもこの山は草原に覆われているので、傾斜はものすごくきついのだが、登れないことはない。山頂と思われるところにはアンテナがたっているので、それを目指して直登して行くことが可能である。
草を踏んで登る。すさまじく急である。さすがに息がきれた。
ようやくの思いで山頂に登りついた。登山道は左の緩やかな尾根についていて、遊歩道になっていた。
山頂には展望台がある。この上に登って眺めるとはるか向こうに2つの山が見えた。手前の山は樹林に覆われた大きな山で、地図で確認するとこれが「火岳」のようである。その奥に丸い芝生に覆われたような山が見える。これが今日の目的、鬼岳なのだ。なにかしらめちゃくちゃに遠い。あそこまで歩かなければいけないのかと思うと、気が重くなった。今日は登山というよりは歩くということが主体になりそうである。
さて、ガイドブックの地図をみると、山頂からはそのまま北に向かう道があるようである。引き返すと遠回りになるので、そのまま北に下ることにした。
道はよく刈り込まれていて、どんどん下って行くとパラボラアンテナがあった。そして、…そこで道はなくなっていた。どう探しても下る道は発見できなくて、引返すしかなかった。くやしい。近道をするつもりで、遠回りをしてしまった。
遊歩道を下って箕岳園地の広場に戻った。
そこからは林道をバス停のあたりまで戻るのだが、でも地図で林道を確認すると近道がありそうである。
地図と磁石とをにらめっこしながら道を行く。途中、この道でいいのかと悩んでしまうところもあったが、なんとか県道に戻ることができた。
あとはこの県道を歩く。太陽はサンサンとふりそそぎ、夏の感じである。
まず目標は鐙瀬溶岩海岸なのだが、そこになかなか辿り着けない。もしかしたら通り過ぎてしまったのかと思うころに、ようやく鐙瀬溶岩海岸入口の駐車場があった。
福江島というのは島全体が昔の火山で、今、歩こうとしている鐙瀬溶岩海岸は、鬼岳が噴火したときの溶岩が海に流れ込んだその跡なのである。
遊歩道に入って海岸に出ると、そこには溶岩が累々として、そこに浪が打ち寄せていた。溶岩海岸を眺めながら歩いて行く。
遊歩道の終点にはビジターセンターがあった。せっかくなので立ち寄ることにした。
中では福江島の観光ビデオが放映されていて、これを見ることで、福江島の成り立ちや観光スポットを知ることができた。今日の長崎に向かうフェリーは450分なので、時間を作って福江の観光をしたいと思う。
いよいよ鬼岳に登る。でも、その登山口まではアスファルトの道を1時間ほど歩かなければいけないのだ。
暑い日差しの中を、緩やかに登ってゆく。
行く手には、緑の芝生に覆われた鬼岳が迫ってくる。
車道歩きは本当に疲れる。ようやくたどり着いた登山口には広い駐車場があって、車がたくさん停まっていた。家族で、この草原の鬼岳に遊びにきているのだ。
登山口にあった東屋にザックを置いて、空身で山頂に向かった。
草原には親子連れがシートを敷いて、その上で昼食をしていたりする。子供はソリをもってきていて、草の斜面をすべって遊んでいる。いかにも連休中の行楽地という感じである。
鬼岳山頂を目指して、草原の中に続く踏み跡をたどってゆく。
鬼岳の尾根は馬蹄型をしていて、その半円の一番上が山頂である。左から登って行くと、大きくカーブして続く右の尾根の上に、金網に囲まれたなにか施設が見える。
この馬蹄型の尾根に囲まれたところはすり鉢になっていて、これは昔の火口なのだ。
山頂には小さな標識が1個だけたっていた。三角点はない。
山頂からさらに進んで、右手に見えた金網の施設まで行ってみた。その下には飛行場の滑走路が広がっていた。この施設はその飛行場のためのもののようである。
鬼岳というのは草原におおわれていて、家族で訪れるには最高に楽しい山なんだろうと思う。
登山口に戻って、あとは車道を下って福江の街をめざす。
ところが、道路案内標がまったくなくて、道を間違えてしまった。自分が今、どこの道を歩いているのかわからなくなってしまった。磁石をだして方向を確認して、福江の方向に向かう道を選んで歩いて行く。
でも、なんとか今朝、バスで通った県道に出ることができた。


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金網の向こうに指導標があった


なぜか観音像がたっていた


箕岳園地


ここから登り始めた


箕岳山頂


箕岳山頂はツツジが満開だった


この道を下ったが道がなくなってしまった


鐙瀬海岸に向かって車道を行く


鐙瀬溶岩海岸入り口駐車場


鐙瀬溶岩海岸ビジターセンター


鬼岳駐車場


鬼岳山頂


天文台があった


火ノ岳運動広場分岐







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