2006/10/1

標高 1222m
電気化学工業駐車場→1:30→梨の木平→1:10→一ノ峰→1:00→黒姫山山頂→1:20→梨の木平→30分→駐車場

黒姫山は全山が石灰岩でできていて、麓には大きなセメント工場がある。山頂の白い石灰岩の尾根の眺めはすばらしい。遠く白馬連峰も眺めることができるのだ。
登山道から青梅黒姫山


BACK 金北山

101

昨日は真っ暗になってから登山口に着いた。
青海黒姫山の登山口は巨大な工場の敷地内にある。黒姫山は全山石灰岩でできていて、麓にはその採掘工場があるのだ。関東の武甲山を思い出してしまった。日本二百名山の武甲山は、セメント工場の採掘によって削り崩されて見る影もない山容になっている。もしかしたらこの黒姫山もそうなってしまうのかと思うと、なにかしら痛ましい。
黒姫山登山駐車場からすぐ隣に工場の事務所があって、そこに登山口がある。鉄の階段を登って上に出ると工場の車両のための橋があって、これを渡る。
あとは舗装された道を歩いて行くだけである。
この道はカーブを繰り返して山に向かって登ってゆくのだが、急な登りである。車道なので速いペースで登っていってしまった。急な斜面を無造作に登ったので、かなり体力を消耗してしまった。ペースが乱れてしまったのだ。
おかげで、この先かなりつらい登山になってしまった。
歩いて行くと大きく黒姫山がせまってくる。なんか近いような気がするのだが、見えているピークは前衛峰の一の峰だろうと思う。
歩き始めて1時間ほどで梨の木平という台地に着く。ここに登山道入口があると思っていたのだが、さらにブルドーザーが押し開いたばかりのような道が続いていた。この急な道を登ると、ようやく登山道の入口があった。
車道歩きから開放されて、樹林の中をジグザグに登って行く。最初は緩やかな登りだったのだが、すぐに急登になった。ロープが下がっている。
道は涸れた沢のようなところを登るようになった。これがものすごく急で、ロープがずうっと続いている。これにすがって登って行くのだが、かなりきつい。車道歩きでペースを崩してしまっているので、息がきれる。
行く手に崖が見えてくると、この手前で登山道は左折する。巨岩が両側にそびえる間を抜けて行く。傾斜が緩まったと思って喜んだが、すぐに急登が再開される。道の脇にはいくつも巨岩がたって鬱蒼とした感じである。
赤い粘土のよ急な登りになって、ものすごく滑りやすい。ロープは絶えることなくつけられていて、これにすがって登ってゆく。
傾斜が緩やかになって杉の木が混じるようになった。ここが一の峰だろうかと思うのだが、指導標がないのでよくわからない。高度計のついた腕時計をしてきているのだが、それによると標高840mほどである。一の峰は993mなので、まだ先なのだろうかと思う。
傾斜はなくなったのだが、木の根が張り出したり岩が突き出ていたりで歩きにくい。
再び急登が始まる。粘土質の滑りやすい道で、それが溝のようになって続いている。
これをロープにすがって登って行く。
ようやく傾斜がなくなったところに分岐があった。東に向かって下ってゆく道なのだが、地図で確認してもこの道は載っていない。自分の位置がわからなくなった。高度計をみると980mなので、ここが一の峰なのかとも思ったりする。
でもここから少し行くと、視界が開け稜線に出たことがわかった。左前方に黒姫山山頂が見える。頂には山頂にあるという祠の影も見えた。そうするとここは二の峰である。自分の高度計は150mほど誤差があったということだ。
ほとんど平坦な道になって潅木の間を抜けてゆく。でも道はかなり歩きにくい。
昔、小屋があったのだろうと思われるところに出た。その残骸が散らばっている。その前には「黒姫神社参道」という指導標があった。
ここからすぐに清水倉登山道との合流点があった。
黒姫山の頂稜部は細長くて、その頂稜部に向かって樹林の中を急登する。最後の登りだと思ってがんばる。
ようやく稜線に出ると黒姫山がすぐ間近に聳えていた。展望もすばらしい。日本海から北アルプスに続く栂海新道の尾根が一望できる。
花崗岩が突き出る稜線を行く。
山頂直下は荒々しい石灰岩の岩場の登りなのだ。振り返る稜線は緑のハイマツと紅葉が入り混じり、その間に白い花崗岩が突き出ている。すばらしい景色だ。
山頂に着いたのは10時丁度。
山頂には大きな石の祠と三角点があって、その横に標高の書かれた木柱がたてられていたが、山名は書かれていなかった。
長めの休憩をとることにする。本当に疲れた。
ガイドブックには南に白馬連峰が聳えると書かれているのだが、目をこらすと鋭い三角峰が見える。これが白馬岳なのだろうか、近すぎるような気がするのだが。
うっすらと霞んでいるのだが、遠くに白馬連峰、山頂付近の石灰岩、すばらしい展望である。

お勧めの山なのだが、石灰岩採掘によって破壊がすすんでゆくかもしれない。それだけが心配だ。
1040分、下山開始。何組かの登山者とすれちがった。私は会社を辞めてから曜日感覚がなくなってしまっているのだが、今日は日曜であった。
下って行く途中、サイレンが鳴るのが聞こえた。お昼のサイレンかと思っていたら、ドーンという音。発破のサイレンだったのだ。山はこうして崩されてゆく…、痛ましい。
最後のアスファルト道の下りはきつかった。
車の前に戻ったのは110分である。

今日の午後から天気は崩れ、明日は雨になるはずなのだが、そんなに悪くなっているように見えない。とりあえず、明日の登山予定の焼山に向かった。
途中、雨になった。やっぱり天気予報は正しい。
笹倉温泉をすぎて、林道入口に進入禁止の看板があった。そこにちょうど工事の人のワゴン車が下ってきて、その人がいううには、焼山登山は禁止になってかなり経つから登山道がわかりにくくなっていて、無理だという。
焼山登山はあきらめることにした。
次の登山は斑尾山なので、直江津に向かって引き返す。
途中、能生の道の駅に車を停めて寝た。


102

一晩中、雨が降り続いていた。けっこう強い雨である。
天気予報を確認すると、これから1週間、ずっと天気はよくない。秋雨前線が日本の近くにずっと停滞しているのだ。
10月中旬になったら天気も安定するだろうから、それからまた来ることにして、一旦、帰ることにした。


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登山口は千代田セメントの敷地内にある


ひたすら車道を歩く


黒姫山を正面に見ながら車道を行く


梨の木平


ここから山道が始まる


ロープが下がる涸れ沢を登る


巨岩の間を行く


一の峰付近


滑りやすい粘土質の溝道を急登する


小屋の残骸があった


石灰岩の岩稜を登る


山頂に着いた


登山口の千代田セメントが見えてきた



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