2006/9/30

標高 1172m
縦走路入口→45分→マトネ→1:10→イモリ平→1:40→金北山山頂  ドンデン山→蜂ヶ峰三角点→尻立山山頂

金北山に登るためだけに佐渡にやってきたドンデン山から金北山に縦走したが、車だったのでこの長い縦走路を引き返さなければいけなかった。
縦走路から金北山


BACK 佐渡を走る


930

今日は5時ちょうどのフェリーに乗らなければいけないので、2時半には登山を終えなければいけない。ガイドブックによると、登山口から山頂までは3時間半ほどである。往復7時間かかるとすると、あまり時間の余裕はない。
早めに出発することにした。
登山口から歩き始めたのは6時を少し過ぎた頃である。
最初は車も通れそうなしっかりとした平坦な道を行く。やや下りぎみである。15分ほどで鞍部に着いて、そこには「青ネバ下山口」と「マトネへ2.3km」いう指導標がたっていた。縦走路はマトネを目指す。
ここから道は細い山道の登りになる。
天気予報では晴れるはずなのに、これから登る山の頂上部は雲に隠れている。樹林の中を急登して行くと、霧の中に入ってしまった。
マトネに着いたのは645分、ガイドブックの標準タイム通りだ。霧の中で何も見えない。少し休憩して先に進む。急な下りであった。
10分ほど下ると紫の花が咲く気持ちのいい草原に着く。霧が晴れてくれたら最高なのだが…。草原の中に「石花分岐」という指導標が立っていた。この縦走路の指導標は太い木柱でつくられているのだが、もう一つ指導標があった。それには「大佐渡自然歩道」とかかれていた。私は全国にある自然歩道に興味があって、いつかそれらの自然歩道を歩きたいと思っているのだ。
この分岐からは砂礫の中の道になる。ザレた道を登って行くのだが、その砂礫の中にも花が咲いていた。
この頃から霧が晴れてきて頭上に青空が広がって行く。左下のは両津の町が見える。展望が広がってくるとうれしくなってくる。
ザレた斜面を登ったところには「ブイガ沢のコル」という指導標があった。私のガイドブックの地図には記載がない。ここから行く手を眺めていると、雲がどんどん流れていって金北山の山頂が見えてきた。金北山頂には自衛隊のレーダードームがたっているのだ。いかにもはるか遠くで、あそこまで歩くのかと思うとドッと疲れが出てしまう。
ザレた急な斜面を下って鞍部に着くと、そこはお花畑。紫の花の群落である。「真砂の芝生」という指導標がたっていた。

この花の間を抜けると再び急登になる。
縦走路の中間点「イモリの頭」に着いたのは745分である。意外と速いペースである。この調子で歩けたらフェリーの時間には楽々だ。
登ってきた道を振り返るとドンデン山が見えた。今日はこの山にも登りたいのだが、その余裕があるかどうかはわからない。
ザレた急な道を下ってゆく。鞍部から振り返るとこのイモリの頭というピークは堂々とした山容である。この縦走路は変化に富んでいて本当にすばらしい。
下りきったところが「イモリ平」である。ガイドブックにはここまで約2時間とあるのだが、15分短縮できただけである。少しあせる。
砂礫の道を登りながら振り返ると、イモリの頭がいかにも立派で、つい写真を撮ってしまう。
行く手には金北山が迫ってくる。レーダードームがはっきりと見えてきて、意外と近く感じてしまうのだ。
ピークに着くと、そこには「天狗の休場」という指導標があった。これから縦走路は樹林の山を二つ越えなければいけない。ここまでは展望の開けた縦走路だったのだが、樹林の中に入って行く。
樹林の中を行くと「役の行者」という指導標があった。ピークを越える縦走路は通行止めになっていて、捲き道の役の行者を通らなければいけないのだ。
樹林の中をやや下り気味にゆくと、分岐から8分で石仏のたつところに出た。2体の石仏があって、一つはウバソクの姿の役の行者、もう一つは山伏の姿であった。
ここから少し行くと池があった。地図にあるアヤメ池だと思ったのだが、本当のアヤメ池はもう少し先であった。
アヤメ池の周りには背の高い草が生えていて、その中には確かにアヤメがあった。

目の前に金北山がせまる。紅葉が始まっていて美しい山肌である。
通行止めの縦走路に合流すると急登が始まる。これが最後の登りなのだが、縦走路中一番きつい登りであった。分岐を過ぎると、すぐ間近にレーダードームが現れた。
ドームの直下に出て、この下を少し行くと二つのレーダーに挟まれてたつ金北神社があった。神社の社殿が金北山山頂なのだ。時間は920分であった。
山頂からは両津港がきれいに見えた。
神社からもう少し先に行ってみると石段が下に続いていて、神社の参道らしく鳥居と狛犬があった。ここから少し下ると自衛隊の管理道路なのだが、一般車は通ることはできない。縦走路はこの車道を1時間ほど歩いて白雲荘で終わるのだ。でも私はここで引き返す。残った区間は車道歩きなので、全山縦走したといっていいだろう。
山頂から来た道を引き返す。
中間点のイモリ頭に着いたのは1045分、順調だ。
朝は霧で見ることができなかったマトネを見ることができた。三角峰のりっぱな山である。
マトネは1130分到着。この調子なら12時少し過ぎに登山口に着けるのではないかと思ったのだが、最後の区間、疲れが出てきてつらかった。鞍部まで下って、それから緩やかに登って行くのだが、この登りが一番つらく感じた。登山口に戻ったのは1210分である。
ここからフェリーの小木港までは2時間のはずなので、ドンデン山に登る余裕がある。車を走らせてドンデン荘に向かう。ガイドブックには「大佐渡ロッヂ」とあるのだが、名前が変わってしまったのだろうか。
1222分、ドンデン荘の前から歩き始めた。ガイドブックでは15分で山頂に着けると書いてあるのだが、そんなに簡単に登れるのか心配である。
山荘の前に周辺のイラストマップがあるのだが、そこにはドンデン山とはかかれていない。この先には三角点のあってテレビ塔がたつ蜂ヶ峰、その先に尻立山がある。よくわからないけど、その尻立山まで行って見ることにした。
階段を登ると、すぐに三角点があった。ここが標高324mである。
ここから緩やかに下ると、行く手に山頂部が草原の尻立山が見えてくる。雲がかかってきている。山頂に着いたのは1237分。霧が晴れて、行く手には池とキャンプ場が見える。その池の向こうには標高872mの論天山が見えた。
この景色を眺めて引き返した。
あとでわかったのだが、ドンデン山というのは、ドンデン荘が建っていたところをいうのだ。でも尻立山に登ったのは十分満足のいくものだった。
こうして佐渡の登山は終わった。あとは小木に向かって車を走らせるだけである。

途中、時間があったので、道の駅「能楽とトキの里」に立ち寄った。
ここではロボットが演じる能が見れるのだ。私は能というものを見たことがないので、どんなものか入って見ることにした。演目は道成寺である。
時間は15分、随時公演しているという。入場したら観客は私一人であった。
わかりやすい解説があって、能というものの基本的な勉強ができた。1000円の入場料は安い。
この劇場から出ると2階に上がるようになっていて、そこは能の博物館。これをじっくりと見学した。佐渡にどうして能なのかというと、能の創始者の世阿弥は晩年にこの佐渡に流されているのだ。
私は能面が好きなので、展示してある能面を時間をかけて鑑賞した。よかった。
この道の駅の向かいに能舞台があるのでいってみた。
普段は雨戸が閉まっているのだが、半分だけ開いている。ラッキーとおもったら、その中では練習の真っ最中であった。ちらりとだけ見てすぐに引き返した。
途中、他にも立ち寄ろうかとおもったが、面倒になってそのまま小木まで走ってしまった。港に着いたのは315分である。
予定より1時間以上も早く帰ってきてしまった。でも、そのおかげでレンタカーの料金は1持間分安くなった。
お土産屋さんを覗いたりして時間をつぶしていたが、直江津からフェリーが着くころになると、佐渡おけさの衣装の人たちが集まってきて、フェリーの改札出口で踊りを始めた。観光客の歓迎の催しなのだが、踊りというもののすごさを感じてしまった。手の動きが本当に流れるようで、きれいなのだ。

フェリーは定刻の17時に出航。甲板から遠ざかる佐渡を眺めていた。日が沈もうとしていて、夕日がきれいであった。


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BACK 甲信越百名山

金北山縦走路入口


アオネバ下山口との分岐

マトネ山頂


石楠花分岐


ブイガ沢のコル


真砂の芝生はお花畑だった


イモリ平からイモリの頭を振り返る


役の行者


アヤメ池


山頂のアンテナドーム


金北山山頂


ドンデン荘


蜂ヶ峰(二の段)にある三角点


尻立山への登路


尻立山山頂


道の駅能楽とトキの里



下国府遺跡に立ち寄った




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