2008年晩秋関西登山
がくのどうやま

標高 1021m
登山口→30分→林道終点→40分→県境尾根出合→35分→学能堂山山頂→25分→県境尾根出合→30分→林道終点→25分→登山口

学能堂山はひたすら杉林の中を登る山なのだが、山頂からの眺めは本当にすばらしい。この展望のためにも十分登る価値のある山である。
学能堂山山頂

BACK 局ヶ岳

2008年11月23日

明日は雨になるので、今日のうちにもう一つ登るのだ。学能堂山である。局ヶ岳登山口から学能堂山には大きく迂回して行かなければいけないので、
40kmほども走らななければいけない。
細い道で峠を越えて、美杉を過ぎて杉平の集落に入るとバス停のすぐ先に古い石碑があって、そこから左の細い道に入る。この細い道を行くと、伊勢本街道という標識もあった。どんどん上がって行くと、舗装の尽きるところが広くなっていたのでここに車を停めた。1110分になっていた。
学能堂山には往復
3時間50分かかるので、15時くらいには帰ってきたいと思っている。
林道を歩いて行く。メチャクチャに荒れた道であったが、私の四駆であったら走れたかもしれない。でも、こんなガタガタ道は無理して車で行くよりは歩いた方が無難である。
10分ほど行くと、左に学能堂山の標識があった。ガイドブックによると、このまままっすぐに林道を歩いても、上で合流するらしい。でも、この左の山道の方が距離は短いのだ。
最初は林道のようであったが、すぐに山道になった。歩いて行くと左手の展望が開けて、そこに大洞山が大きく見えた。
すぐに鬱蒼とした植林の中に入って、この中をひたすら歩いて行く。道には赤いテープがたくさんつけられているので迷うことはない。杉林の中にはたくさん伐採された杉がそのまま転がっている。緑に苔むしていて異様な眺めといっていい。
登山道に入って25分ほどで林道終点に着いた。ちょっとした広場になっていて、車でここまできたら十分駐車できそうである。でも、その途中がどんなガタガタ道かわからないのだが。
再び鬱蒼とした杉林の中を登って行く。左手には谷があって、これに沿って登って行くのだ。杉林にはさっきと同じようにたくさんの伐採された木が倒れたままになっている。谷にもたくさん杉の木が転がっているのだ。
谷から右に離れると、その先はすさまじい登りになった。まっすぐにひたすら急登するのだ。行く手には壁のように急斜面がそびえ立っている。こんなのを直登するのかよ…と思っていたらジグザグに登るようになって、やがて左にトラバースするようになった。トラバースといっても、かなりの急登である。
ようやく傾斜が緩まった広い斜面を登って行くと尾根の上に着いた。そこには指導標がたっていて、山頂まで0.8kmと書かれていた。
もうすぐである…と思ったのだが、これがけっこう遠かった。杉林の中を登って行き、ピークに着くとその先は自然林が広がっていた。このままきれいな自然林の中を行くのかと思ったら、再び植林の中に入ってしまった。右には鹿よけの網が張ってあって、これに沿って行く。
この植林の中の少し平坦になったところに、笹峠の標識があった。まったく峠らしいところではないのだが。
さらに行くと植林と自然林の境界を登るようになって、山頂を前にして左にトラバースするようになった。左から回り込んで山頂に向かうと植林から抜け出して灌木の中に入る。
灌木からススキの中を行くようになると、すぐに山頂に着いた。
山頂は平かで、360度の展望であった。鬱蒼とした植林の中をひたすら歩き続けたのだが、この山頂の眺めに大満足である。
西には二つのピークをもつ倶留尊山が見える。その右には大洞山と尼ヶ岳。倶留尊山の左には古光山があって、さらに右の遠くに鋭い三角の山が聳えている、これが高見山である。
さて、三峰山はどこなんだと探したがよくわからない。そして気がついたのだが目の前の山の連なりである。さっきの局ヶ岳からは鋭く聳える山に見えたのだが、こっちからは平べったい山の連なりにしか見えないのだ。
そして、午前中に登った局ヶ岳が槍ヶ岳のように鋭く聳えている。
大満足。
山頂には三角点があって、文字は読めないのいだが、一等三角点のように大きいものであった。景色を眺めながら熱いコーヒーを飲んだ。

あとは登ってきた道を引き返すだけである。
尾根からの下りはすさまじくて、怖いくらいであった。
車の前に戻ったのは14時である。


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なんとか車を停めた


ここで林道から離れる


林道終点の広場


杉林の中の急登


尾根に登り着く


杉林の尾根を登る


杉林から自然林に入る


ネットに沿って行く


学能堂山山頂




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