BACK 鼻高山
2009年11年1日
今日は一日中雨なので、出雲市でのんびりすごすことにした。マクドでネットをしたり、本を読んだりしていて、昼からは市内にある温泉に出かけた。
暗くなってから、次の登山予定の大江高山の登山口にむかった。でも、カーナビをセットしたら、石見銀山のすぐ傍を通ることがわかった。明日、明後日も天気が悪いようなので、雨のときは石見銀山を観光することにして、今夜は世界遺産ビジターセンター前の駐車場に泊まった。
11月2日
一晩中雨が降っていた。朝になっても雨は降り続いている。やっぱり今日もダメかと思っていたら、8時頃に雨が止んで、空が明るくなった。そういえば、昨日見たネットの天気予報では9時から12時までは曇りになっていた。その3時間で登山できたら雨に遭わずにすむかもしれない。
車を登山口に向かって走らて行くと、雲がどんどん流れて、青空も見えるようになった。これならいけるかもしれない。登山口に近づくと、大きなりっぱな山が見えてきた。これが大江高山であった。日が射している。
登山口の入り口に着いたが、もう少し車で行けそうなので、上って行った。切り返しをしなけらばいけないほどの、すごいカーブを過ぎると、すぐに先が未舗装になっている。アンテナ塔の下に駐車スペースがあったので、ここに停める。身支度を終えて歩き始めたのは8時40分であった。
登山口には「これより先自然道」という標識があった。すぐに竹藪があって、そこから鬱蒼とした竹林の中に入って行く。竹林から檜の林に入って、少し行くと傾斜がきつくなってくる。有刺鉄線の柵に沿って急登して、広い尾根の上に出る。
自然林の急斜面が広がっていて、この急な斜面をジグザグに登って行くのだ。ジグザグの登りは、ガイドブックに40数回繰り返すと書いてあったが、まったくその通りであった。しかも、困ってしまうのは、すごい急斜面をトラバースするようにつけられた道で、その道がよく踏み固まっていなくて滑るのだ。昨日からの雨のせいもあるのだろうが、慎重に上らないと滑落してしまいそうだった。
細かなジグザグや長い振幅のターンなどを繰り返して登って行く。あまり傾斜のないところにロープが張ってあって、なんだろうと思ったのだが、これは下りの時に役にたった。
登山口から35分ほど登ったところで、樹林が途切れて右の視界が開けた。下に小さく集落が見える。このすぐ先に、「大江高山登山御苦労様」と書かれた錆びた鉄板がたっていた。その裏には「ここら辺が六合目くらいな所です」と書かれていた。ここからもう一度集落を眺めた。看板に書かれた中国山脈はどれなのかよくわからなかった。
この先もジグザグの登りは続くのだが、道がしっかりしたものになった。でも、急な登りの連続である。
傾斜が緩まってくると、紅葉が見られるようになった。その紅葉に日が当たってすごくきれいである。でも、風は強くて雲がどんどん流れていて、いつ天気が崩れるかわからない。雨に遭う前に山頂に着きたいものである。
六合目から20分ほどで、明るい平坦地に着いた。そこには休憩所という標識がたっていて、展望台のようになっている。眺望図もたっていた。ここがガイドブックにある779m峰のようである。
ポコポコと突き出したような山が連なっていて、その向こうに海が見えた。すばらしい眺めである。でも、いつ天気が崩れるかわからないので、先を急ぐことにする。
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