2009年晩秋山陰登山 
おおえたかやま

標高 808m
登山口→55分→六合目→20分→七合目休憩所→40分→大江高山山頂→30分→七合目休憩所→15分→六合目→45分→登山口

この山の周辺には丸いポコポコした山が多く連なっていて、大江高山火山群と呼ばれるのだ。大江高山はその火山群の盟主で、山頂にあるのは一等三角点である。
南麓から望む大江高山

 登山口から779m展望台
ここが登山口


竹林に入る


有刺鉄線の柵に沿って登る


道が傾いている


六合目付近の看板


尾根に日が射始めた


休憩所に着いた

BACK 鼻高山

2009111

今日は一日中雨なので、出雲市でのんびりすごすことにした。マクドでネットをしたり、本を読んだりしていて、昼からは市内にある温泉に出かけた。
暗くなってから、次の登山予定の大江高山の登山口にむかった。でも、カーナビをセットしたら、石見銀山のすぐ傍を通ることがわかった。明日、明後日も天気が悪いようなので、雨のときは石見銀山を観光することにして、今夜は世界遺産ビジターセンター前の駐車場に泊まった。

112

一晩中雨が降っていた。朝になっても雨は降り続いている。やっぱり今日もダメかと思っていたら、8時頃に雨が止んで、空が明るくなった。そういえば、昨日見たネットの天気予報では9時から12時までは曇りになっていた。その3時間で登山できたら雨に遭わずにすむかもしれない。
車を登山口に向かって走らて行くと、雲がどんどん流れて、青空も見えるようになった。これならいけるかもしれない。登山口に近づくと、大きなりっぱな山が見えてきた。これが大江高山であった。日が射している。
登山口の入り口に着いたが、もう少し車で行けそうなので、上って行った。切り返しをしなけらばいけないほどの、すごいカーブを過ぎると、すぐに先が未舗装になっている。アンテナ塔の下に駐車スペースがあったので、ここに停める。身支度を終えて歩き始めたのは840分であった。
登山口には「これより先自然道」という標識があった。すぐに竹藪があって、そこから鬱蒼とした竹林の中に入って行く。竹林から檜の林に入って、少し行くと傾斜がきつくなってくる。有刺鉄線の柵に沿って急登して、広い尾根の上に出る。
自然林の急斜面が広がっていて、この急な斜面をジグザグに登って行くのだ。ジグザグの登りは、ガイドブックに
40数回繰り返すと書いてあったが、まったくその通りであった。しかも、困ってしまうのは、すごい急斜面をトラバースするようにつけられた道で、その道がよく踏み固まっていなくて滑るのだ。昨日からの雨のせいもあるのだろうが、慎重に上らないと滑落してしまいそうだった。
細かなジグザグや長い振幅のターンなどを繰り返して登って行く。あまり傾斜のないところにロープが張ってあって、なんだろうと思ったのだが、これは下りの時に役にたった。
登山口から35分ほど登ったところで、樹林が途切れて右の視界が開けた。下に小さく集落が見える。このすぐ先に、「大江高山登山御苦労様」と書かれた錆びた鉄板がたっていた。その裏には「ここら辺が六合目くらいな所です」と書かれていた。ここからもう一度集落を眺めた。看板に書かれた中国山脈はどれなのかよくわからなかった。
この先もジグザグの登りは続くのだが、道がしっかりしたものになった。でも、急な登りの連続である。
傾斜が緩まってくると、紅葉が見られるようになった。その紅葉に日が当たってすごくきれいである。でも、風は強くて雲がどんどん流れていて、いつ天気が崩れるかわからない。雨に遭う前に山頂に着きたいものである。

六合目から20分ほどで、明るい平坦地に着いた。そこには休憩所という標識がたっていて、展望台のようになっている。眺望図もたっていた。ここがガイドブックにある779m峰のようである。
ポコポコと突き出したような山が連なっていて、その向こうに海が見えた。すばらしい眺めである。でも、いつ天気が崩れるかわからないので、先を急ぐことにする。



 大江高山山頂へ
下りになった


岩場があった


山頂まであと100m


大江高山山頂


登山口、車が見えてきた


稜線を
5分ほど行くと、山頂まで1kmという標識がたっていた。
ここから急登か…と思ったら、逆に下りになった。そんなに急な下りではない。樹林の向こうに大きく大江高山が聳えているのが見える。ずいぶん遠く感じる。
紅葉の混じる自然林の稜線を行く。稜線が狭まってきて、小さな露岩を越えたりするので、これから岩場になるのかと思ったら、その先にそんなところはなかった。

779m
峰から20分ほど来たところに、六合目と同じような看板がたっていた。「頑張って下さい。808メートルの征服もあと少しです」と書いてあった。
紅葉の明るい稜線を行くと、傾斜はきつくなった。急な斜面を5分ほど登ると行く手が明るくなって、もう山頂かと思ったら、そこには「あと100m」という標識がたっていた。
ここからは広い尾根を緩やかに登ってようやく山頂に着いた。
107分になっていた。
山頂には山名の標識はなくて、「頂上標高808m」という標識がたっていた。その足下に三角点がある。一等三角点であった。
山頂広場は細長くて、その先端からはすばらしい展望である。北の遠くに霞んで見えるのが馬路高山のようである。その形から、三瓶山かと思った。白いレースのような浪の海岸線も見える。
雨にあうことなく山頂に着くことができた。今日は登山はできないかもしれないと思っていたのに、展望も開けていて、すごくラッキーである。

雨になる前に下山することにした。
下って行くと、行く手に779m峰が見える。鋭い三角峰で、この山もすばらしいではないかと思った。
六合目から先の下りは大変であった。ズルズルと滑りやすい急斜面が続き、手がかり足がかりもなおいようなところもあって、怖かった。登りではこんなところにロープはいらないだろうと思ったところでは、本当に助かった。
ようやく桧林の平坦な道になったときはほっとした。車の前に戻ったのは1115分であった。なんとか雨に遭わずに下山できた。
振り返ると、大江高山に日が射していた。
天気はもっているので次に登る予定の石見冠岳に行こうかと思ったが、石見銀山に引き返すことにした。世界遺産のすぐ近くに来ているのに、それを観光せずにすますことはできない。


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