2008年春山陽山陰登山
かのうざん

標高 684m
文殊堂→45分→文殊山→45分→嘉納山→30分→文殊山→30分→文殊堂

天気がよくなくてあまり登山日よりとはいえないのだが、登ることにした。山頂は三角点のピークの奥にあって、すぐ下にアンテナ塔がたっていた。源明山も往復したかったが、天気がぱっとしないので止めてしまった。
登山道から見る嘉納山

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2008513

文殊堂の前に車を停めて泊まったのだが、夜は真っ暗だった。
夜が明けて空を見上げるとどんよりとした曇り空である。携帯で天気予報を確認したら今日は一日雨であった。どうしようか、止めようかと悩んだが、今の時点で雨は降っていないので登山をすることにした。
今日登る嘉納山は本来なら縦走する山なのだ。文殊堂から文殊山に登って、そこから嘉納山・源明山と縦走するのだ。ただ、困ってしまうのは源明山から笛吹峠に下ってしまうと、車を置いた文殊堂に戻ってくるのが大変なのだ。源明山まで行って引き返すしかないということになる。
身支度をしながら、もし、雨になるようだったら嘉納山から引き返してしまおうと心に決めた。
登山口にある文殊堂は日本三大文殊の一つなのだという。日本三大文殊とは大和の阿部の文殊、丹後の切戸の文殊、そしてこの周防の岩屋の文殊なのだ。あまり聞いたことのない文殊ばかりなのだが、何をもって三大にしたのかよくわからない。でも、ここの文殊さまは、弘法大師が唐から帰国したときにお堂を建立したというのだから歴史は古い。
境内には岩屋があって、そのなかに小さな石仏が置かれていた。でも、その石仏は文殊菩薩ではなくて、どう見ても十一面観音である。
狭い境内なのに石橋がかかっている。天保2年(1831)のもので、苔むした風格のある橋である。
境内の右に急な石段が続いているので、これを登って行く。上がりきったところには苔むした巨岩がそびえ立っていた。この前で左折して緩やかに登って行くと、コンクリートで固めた遊歩道に出た。あとはこの遊歩道を上って行くだけである。緩やかな登りであるが階段になっていて、自然林の緑の中を行く。
手すりのついた階段の道を行くと正面に指導標がたっていた。ここで道は右折するのだが、指導標には文殊山まで500mとあり、文殊堂までは400mであった。この指導標の後ろは沢が小さな滝をつくっていた。
ここで雨になった。天気予報は間違っていなかった。かなり強い雨で、傘を出してさし、ザックにはザックカバーをつけた。風がないので傘で十分なのだ。
強く降る雨の中、急登を続けて行くと薄暗い檜の林の中に入ってしまった。これを10分ほど登ると、林から抜け出して展望が開ける。少し行くと右に登って行く道があって、その上が文殊山山頂であった。この頃、幸いなことに雨がやんでくれた。
山頂には山の名前を刻んだ石柱がたっていて、そばには三角点もあった。でも、普通見るよりもかなり小さい。この三角点は四等三角点なのだ。すぐ下にアンテナ塔がたっているのだが、見晴は最高である。南には樹木に覆われた稜線が続いていて、その奥に電波塔のたつ山がみえる。一番高いので、これが嘉納山のようである。でも、ずいぶん遠いような気がする。
私が今いるのは周防大島である。この山頂から眺めると四方に海が見えて、確かに島にいるんだという気がする。

北にはこの島に渡るときに通った大島大橋が見えた。
山頂から下って山頂直前で分かれた道に合流する。この道は広くて、よく見るとワダチの跡も見える。車が入ってくるのだろうか。
嘉納山まで1.8kmの指導標を過ぎると、そのすぐ先で林道に飛び出してしまった。林道を歩くのかと思ったら林道を横切った向かいに登山道が続いていた。よかった。振り返ると文殊山山頂がすぐ近くに見えた。
檜の暗い林の中に入って、緩やかなアップダウンを繰り返して行く。林道から5分ほど歩いたところには「外敵侵入防止の土塁」という説明板がたっていた。幕末の長州征伐のとき、長州の奇兵隊が築いた防塁なのだという。でも、どれが土塁なのかよくわからなかった。
雨が降っているが小雨である。ただ、林の中を歩いていると梢についた露が風で落ちてくるのか雨なのか、よくわからない。空は明るくなったような気もするのだが。
緩やかなアップダウンが続く。ピークに出ると視界が開けて、アンテナ塔がたつ嘉納山山頂が見えるのだが、なかなか近づいてくれない。
霧が出て白く霞む鞍部に下ると、そこにはベンチが置かれていて、指導標には嘉納山まで800mと書かれていた。文殊山から半分以上は歩いたことになる。
檜の林の中を登って、視界が開けると行く手には大きなピークが立ちふさがっていた。これも越えなければいけないかと思うと、どっと疲れが出てしまう。
手すりのついた階段の急登になった。これはけっこうきつい登りだった。
ようやく明るい稜線に出て、平坦な道を歩いて行くと道端に三角点があった。その後には嘉納山とかいた木札がかけられている。展望もなく、山頂とは思えないところである。でも三角点があるので、ここで記念写真を撮って休憩した。雨はやんでいた。

あたりを見回すと、行く手にもう少し高いピークが見える。そういええば、文殊山からみたときはアンテナ塔が見えたはずである。
三角点か少し下って登り返すと、アンテナ塔が大きく見えてきて、指導標のたつ山頂に着いた。山頂にたつ「嘉納山」標識の回りをドーナツのように簡易舗装の道がつけられていた。ここからは瀬戸内海がよく見え、南には源明山に続く山の重なりが見える。
山頂から少し下ってアンテナ塔のそばまで行ってみた。ここで右折する指導標がたっていて、源明山までは
2.4kmと書かれていた。空もはっきりしないし、樹林の中の山歩きのようなので、ここで引き返すことにした。中国百名山にあげられているのは嘉納山なのだから、これでよしとしよう。
あとは来た道を引き返すだけである。文殊山に戻ったときには日が射し始めていた。天気予報では今日一日雨なのにどうなってるんだと思ってしまう。こんなことだったら源明山を往復するんだった…。
文殊堂までは急な道をひたすら下る。濡れた階段で滑りやすいので注意して歩かなければいけなかった。
車の前に戻ったのは920分であった。
空は明るくなって薄く青空も見えるのだが、今日の登山はこれで終了して、ゆっくりすることにした。カーナビで探したら、柳井の町にマクドがあるので、そこに行くことにした。それに柳井には白壁の通りがあるので観光もしたい。


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文殊堂


手すりのある階段道を行く


文殊山まで500mの指導標


文殊山山頂


文殊山から嘉納山への道


外敵侵入防止の土塁付近


暗い樹林の中を行く


ベンチのある鞍部、ここから山頂まで800m


三角点のあるピーク


嘉納山山頂


嘉納山山頂


山頂直下のアンテナ塔

 岩屋の文殊堂




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