きょうがたけ

標高 1625m
唐谷登山口→50分→池ノ大沢→50分→経ヶ岳→1:00→中岳→10分→釈氏ヶ岳→30分→保月山→50分→展望台→保月登山口→40分→唐谷登山口

経ヶ岳はす予想以上にばらしい山だった。中山から見た経ヶ岳は堂々とした風格をもって聳えていた。
経ヶ岳

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2003年727

眼が覚めたら5時で、けっこう熟睡してしまった。考えてみたら、前の日は3時に起きてきたのだから、睡眠は3時間しかとっていなかったのだ。
朝食はお湯を沸かして、カップ麺を食べ、余ったお湯でコーヒーを飲む。
朝食をとりながらガイドブックで今日のコースを確認した。

経ヶ岳の登山コースは六呂師スキー場から保月尾根を登るのが一般的なのだが、私はこれは下りに使うことにして、登りは唐谷コースを行くことにした。
林道が曲がりくねってその登山口まで続いているはずである。
林道の入り口を見つけて車を走らせて行くと、行く手にはすさまじく切り立った山が見えた。最近、奈良県曽爾村の兜岳・鎧岳に登ったが、それと同じような山に見えた。こんな岩山を登るのかと思うとちょっと恐いのだが、ワクワクした気分にもなってくる。
唐谷川を渡って、道が左にヘアピンで曲がって少し行くと登山口があった。
ここは林道の分岐点で、登山道の道にはゲートが降りている。
準備をして歩き始めたのは6時半であった。
初めは林道を行く。どうも反対の方向に歩いているような気がしてならなかった。地図と磁石で確認するとまちがいないのだが。
林道を20分ほど歩くと登山道入り口の標識が立っていた。道は間違っていなかったと、ほっとした。
山道に入ったら、道は荒れていた。草が道に覆い被さっている。朝露を含んでいるものだから、衣服がグショグショになった。深い樹林の中を登っていくと、あさっりと仙ヶ原に着いた。名前から想像して、開けた場所と思っていたのだが、深い森の中であった。仙ヶ原の目印は石仏なのだが、確かに大きな岩にお地蔵様のような石仏が彫られていた。
さらに、深い樹林の中を沢に沿って登って行く。
ガイドブックによると、沢を渡ることになるのだが、増水しているときは極めて危険と書かれている。けっこう心配してしまう。
登山道が沢に下ると、そこが徒渉点であった。
慎重に行動したら飛び石で渡れそうなのだが、念のため靴を脱いで渡ることにした。
徒渉にかかったのは30秒ほどなのだが、水はすさまじく冷たくて、渡りきってからは大きな岩の上に登って、かじかんだ足をマッサージしてしまった。
心配だった徒渉も無事通過できたので、ここで少し休憩し、軽く食事もした。
道は沢に沿って登って行く。傾斜もきつくなってきた。
ゴーロ沢に入る。大きな石が累々とする涸れた沢で、岩を渡って登って行く。谷が深く暗い。
ケルンがいくつも積まれていて、コースの目印になっていた。沢から左の登り道に入る。
傾斜はさらにきつくなって、木につかまったりして登っていく。
やっと傾斜は緩やかになったが、道は荒れたままで、道にかぶさる木の枝を押し分けながら進んでいく。
よどんだ池をいくつか見ながら進んで行くと、ようやく樹林から抜けることができた。
草原が広がっていた。ここが「池の大沢」であった。道がはっきりしない。すごい湿地帯で足を踏み出すと、水が涌きあがる。
道がはっきりしないので、湿地の草原の草木を踏んで行くしかない。自然破壊をしているようで気が引ける。早く木道を設置して欲しいものである。
湿地帯を抜け、再び樹林の中に入る。少し登ると尾根に出て、保月尾根の登山道と交わった。ここが「切窓」であった。
雲がかかっていて、山頂部分は見えないのだが、これから登って行く登山道は見える。すさまじく急な道であった。それが雲の中に消えている。
あせってもしょうがないので、ここで軽く食事をした。
山頂までは40分の急登である。覚悟を決めて出発する。
道は滑りやすい。登っていくと、右手下にさっき通った「池の大沢」が見えた。こうしてみると、確かに池の大沢はカールの底ということがわかる。
やがて雲の中に入って、何も見えなくなった。
笹原に、一直線につけられた登山道を登っていく。この傾斜は半端じゃなくて、
山頂までずうっと厳しい登りの連続であった。
ようやく山頂にたどり着く。時間は11時。
食事をしていると、うっすらと霧がはれてきて、保月尾根の山々が見えた。帰りはこの道を下るのである。
ガイドブックを読むと、三角点はこの山頂から10mほど笹薮を行ったところにあるのだそうだ。せっかくなので三角点を探しに行った。本当に深い笹藪を掻き分けて行く。10mほど行ったが見つからない。いったん山頂に引き返したが、悔しいのでもう一度探しに行った。30mほど笹を掻き分けていったところに、笹に埋もれるようにして三角点はあった。

さて、急な道を下る。これはつらかった。
私は登りで軍手をしないのだが、下りは大抵軍手をはめる。スリップするのはほとんど下りで起こるものだし、下りではいろんなものに捉まって体を支えながら下る。
特にこの道は滑りやすい。幸い道の両脇には笹が生えているのでこれに捉まって下ることにした。
切窓まで下って来たときはほっとした。
ここから中岳に向かって登って行く。今下ってきた道がすごかったので、それほど急な登りには感じなかった。15分ほどで中岳山頂に着いた。
山頂に着いたとき、雲が晴れて目の前に経ヶ岳の展望が広がった。
すばらしい風格の山である。山腹には多くの絶壁を抱えている。カール壁なのである。
ここで、景色に見とれてしばらく休憩してしまった。

中岳から杓子岳に向かう。この道はあまり起伏のない稜線の道で、散歩気分で歩いていくことができる。振り返れば経ヶ岳のすばらしい景色。来てよかったと感じるひとときである。
杓子岳に着いたとき、経ヶ岳は再び雲に隠れた。山頂標識には「釈氏ヶ岳」と書かれていた。
さて、これから保月山に向かうのだが、この間に険しい岩場があるらしい。
私は岩場が苦手なのだ。ガイドブックに岩場のことが書かれてあると、登る前にあれこれ想像して、けっこう心配したり、緊張してしまうのだ。
ガイドブックには写真が載っていて、岩場をフィックスロープにつかまってトラバースしている。カニの横這いみたいなところを想像してしまうのだが、実際に通過したら、そんなロープはなくて、巨岩の下につけられた道を普通に歩くだけであった。
保月山に着く。雲の中で展望がきかないので、早々に下る。
ここからもすごく急な下りで、深い林の中の道であった。
この道を早足で駆け下りて、保月尾根登山口に着いたのは1時であった。
これで登山は終わりなのだが、私はここから車の置いてある唐谷登山口まで林道を歩かなければいけない。
この林道歩きに40分以上かかってしまって、車のところに着いたのは2時少し前であった。

経ヶ岳はすばらしい山であった。コースも変化に富んでいて、何よりも眺めて風格を感じてしまう。私の評価では中央アルプスの経ヶ岳より上ということになってしまうのだが…。


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唐谷コース登山口


仙ヶ原の石仏


沢を渡る


ゴーロ沢の入り口


池の大沢


切窓


経ヶ岳山頂


経ヶ岳三角点、探すのに苦労した


雲が晴れて保月山方面が見えた


中森山頂


釈氏ヶ岳山頂


岩峰が迫ってくる


保月山山頂


保月コース登山口



仙ヶ原の石仏


今日の天気が心配

池の大沢で
保月山への稜線
経ヶ岳

杓子岳




経ヶ岳のカール壁
釈氏ヶ岳から経ヶ岳




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