かんむりやま

標高 1257m
冠山は独特な形をした山である。その山容を見たかったのだが雲で隠れて見ることはできなかった。
山頂も深い霧の中であった。
冠山山頂

BACK 夜叉ヶ池山


2003年7月26日

今庄まで戻って
475号線を行く。瀬戸の集落まできて、道路地図をよく見ると大変なことに気がついた。
地図では山を挟んで国道の赤い線が途切れている。私はこれはトンネルなんだろうと安易に考えていたのだが、そうではなくて、実際にこの間の道はないのである。
この道がないと遥か遠回りしなければいけない。
困り果ててしまったのだが、道路地図をよく見ると、今私がいる「瀬戸」から、細くてすさまじく曲がりくねった道が冠峠までつづいている。
これを通って行くことにした。
車を走らせていくと、蓮如上人の遺跡があって、ここから少し行ったら看板が立っている。工事中で通行止めなのだそうだ。

ギャアーと叫びたくなった。
今日は十分ゆとりで冠山を登れると思っていたのだが、これでは登れないかもしれない。今から遠回りするのを考えるとうんざりしてしまう。ええい、ままよ、とこの道を行けるところまで行って見ることにした。

道は悪路である。そしてすさまじく曲がりくねっている。まず「高倉峠」を越えるのだが、道はほとんど逆の方向へ走って行く。山に沿って大きく迂回して行くのだ。
高倉峠のあたりで、工事のダンプが止まっていた。この先は行き止まりですかと訊くと、悪路だけど通れるという答え。助かったと思った。
峠の区間だけがきれいに舗装されていた。
私のような登山者にとっては、こんな山奥の道でも舗装されているというのはものすごく助かってしまうのだが、はたして巨額の建設費をかけて、こんなところに立派な道路を造っても、どれくらいの人が利用するんだろうかと思ってしまう。
つくづく税金はすごい遣われかたをしていると思ってしまった。
谷に沿った道になって、舗装された道を快調に走って行くと、左に分岐する道がある。
標識を見ると「冠山林道」と書かれていて、これが登山口に向かう道である。
車を走らせていくと、行く手に山塊が見えてくる。上は雲に隠れてしまっているのだが、間違いなくこれが冠山である。
峠に着く。車がたくさん停まっていた。
峠には「冠山峠」と書かれた大きな石碑が立っている。

時間は12時半になっていた。

駐車場はもう帰る人がいるため、適当に空いている。
すぐに出発した。峠はまだ雲の下なのだが、山は完全に雲の中である。
展望はえられそうもない。私は、冠山の、あの特徴的な山容を写真に撮りたかったのだが、あきらめるしかないようである。梅雨がまだ明けないのに、やってきたんだから仕方がない。
冠平までは稜線の道で、きびしい登りはない。細かなアップダウンを繰り返して行くのだが、あまり「登っている」という気がしないのだ。
冠平には1時間ほどで着いた。霧の中である。
広場があって、その真ん中に冠平と書かれた案内が立っていた。
広場の隅には遭難碑が立っている。

霧の中でまったく展望がきかないのだが、晴れていたら、目の前に冠山の岩壁が見えるはずなのだ。残念。
さて、山頂をめざす。
私は、山頂に向かう分岐を見逃して、この冠平に来てしまったのだが、ともかく霧の中でどこが山なのかわからないのだ。
少し引き返すと、案内板があった。
今までとはうって変わって、すさまじい急登になる。
岩場が続く。ロープにつかまって登って行くと、その途中で少しだけ霧が晴れて、冠平を見下ろすことが出来た。晴れたのはこの時だけであった。
30分ほど、この急な登りをこなすと、ようやく山頂である。
山頂部は横長になっていて、登り切ったところの左が山頂である。右に行くと、そこからは冠峠を展望できるらしいのだが、雲の中で何も見えない。
さて、山頂は真ん中に石碑のようなもの立っていて、そこには多分山名の書かれたプレートがはめ込まれていたのだろうが、今はない。
山頂には私一人であった。
少しだけ休憩して、すぐに引き返した。何も見えないのに、いてもしょうがない。
峠に帰ってきたのは3時頃であった。
なんかあっけなかった。

さて、明日は経ヶ岳に登る
日本200名山にも経ヶ岳があるのだが、それは中央アルプスにある。私が今回登ろうとしているのは、大野市のすぐ北にある山である。岩場もあるようで、けっこう期待している山なのだ。
冠峠から曲がりくねった道を下って行くと、温泉を見つけてしまった。
私が北海道の釧路に住んでいたときに、市民サークルの「釧路ハイキングクラブ」に席を置いていたのだが、この定例山行の帰りは必ず温泉に入ることになっていた。
それまでの私は、登山を終えたらひたすら真っ直ぐに帰るだけだったのだが、今は出来るだけ温泉を探すようになってしまった。このため、車にはいつも入浴セットを積んであるのだ。
今回入ったのは池田温泉の冠荘である。
新しい施設で、サウナもあり、のんびり入浴してしまった。
4時過ぎまで温泉に入っていた。
大野に向かって車を走らせる。
峠を越えたところで、大野市街がきれいに見渡せた。大野市といったら百名山の荒島岳を思ってしまうのだが、山々は雲がかかっていてどれがそうなのかよくわからなかった。
大野市内でスーパーを見つけて、今夜の食事の買い出しをした。
焼き肉のための肉とビールの大缶を3本、その他酒のつまみを中心に買い物をして、登山口の六呂師高原スキー場をめざす。
高原の中を走って行くと、ふるさと自然公園があって、広い駐車場があった。
他に車は停まっていなかった。ここに泊まることにした。
もう5時になっている。
さっそく、椅子・テーブルを出して食事の準備。
山を終えたあと、焼き肉でビールというのは本当にうまい。
高原に日が暮れていく。
車の陰にテントを張って、この中で寝た。

NEXT 経ヶ岳

芋ヶ平の蓮如の像


高倉峠


冠峠の駐車場


冠山峠の石碑


最初はこんな道を行く


冠平


冠平と山頂への分岐


山頂には岩場を登る


山頂直下


冠山山頂三角点


少しだけ雲が晴れた


冠山峠はもうすぐ




冠山峠の石碑
冠平を見下ろす
途中で見た家
なぜか葛橋があった




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