BACK 東海自然歩道 山中湖
2002年1月13日
東海自然歩道でけっこう時間をくってしまった。
金時山まではなんとか2時までに着きたい。カーナビで距離を確認すると40km弱である。
忍野からは山中湖畔を通って行くのだが、観光客があふれていた。
湖畔から見る富士山もすばらしくて、つい脇見運転になってしまう。
山中湖から篭坂峠を越えて御殿場を目指す。
地理感覚がなくて恥ずかしいのだが、東名高速に出てしまってびっくりした。東名はこんなところを通っていたのだ。
道が渋滞しているので何事かと思ったら、この東名高速に入るために車が列を作っているのだった。まだ2時前だというのに、この時間から渋滞するのか…。明日の帰りが心配である。
乙女峠の登山口に着いたのは14時10分であった。
これなら何とか、明るいうちに帰って来れそうである。
急いで支度をして、登山開始。
登山口には木で作られた門があって、乙女峠と書かれていた。
階段の道を登って行く。ジグザグの道である。
けっこう下山して来る人と会うのだが、今ごろから登り始める自分がちょっと恥ずかしい。
気は焦っている。必死で登って、30分で乙女峠に着いた。
登山者がたくさん休憩していた。
私は時間がないので、そのまま通過。
ここから急な登りを20分、長尾山山頂に着いた。平らな尾根で、山頂という感じはしない。ここで少しだけ休憩。
一旦下って行くが、その途中で行く手に2つのピークが見えた。右のピークには四角い建物が見える。もしかしたら、あれが金時山だろうか。なんかずいぶん遠くに感じる。
登り返すと、ちょっとした岩場があった。
金時山というのはなだらかな山と思っていたが、さすがに火山活動でできた山だけあって、険しい所もあるのだ。
ピーク(名前がない)を越える。行く手には金時山。山頂にはビルのように見える四角い建物。何とか4時前には着いて、休憩時間を確保したい。4時に山頂を出るつもりなのだ。
いよいよ金時山への急登が始まる。これはつらかった。時間を気にして焦るものだから、ペースが乱れてよけい疲れる。
山頂には大きな白い三角塔が立っていて、そこには「天下の名峰金時山」と大きく書いてあった。こんな山の上に広告塔を立ててどうするんだと思ってしまうのだが…。
山頂に着いたのは15時45分。
山頂には方向指示盤があった。これによると富士山が正面に見えるはずなのだが、空は白い高曇りでよく見えない。
目をこらすと、霞んで富士が見えた。これでよしとしよう。
山頂には2つの茶店が並んで建って、一つがけっこう有名な「金時娘」の金太郎茶屋である。
山頂には古い石の祠があった。歴史を感じさせる。
山頂から少し下ったところに休憩施設があった。
ここで16時まで休憩。
ポッドに入れたお湯でコーヒーを入れて、おにぎりと稲荷すしを食べた。
予定通り、16時に下山開始。
ともかく5時半までには帰りたい。その頃になると暗くなってしまうと思うのだ。
乙女峠に着いたのは16時45分。だいぶ薄暗くなってきた。
ここで老夫婦がベンチに座って休憩していた。そんなにのんびりしていると日が暮れてしまうよ、と言ってやりたかった。
ここから富士山が見えた。
夕暮れの少し赤くなった空に、富士山がうっすらと霞んだ姿で聳えていた。
これもなかなかいい。
急いで下る。
登山口に帰ってきたのは17時5分。
国道を走る車の赤いテールランプが明るく見えた。
車の中で荷物を整理して、カーナビをセットしていたら暗くなってしまった。
今夜は「箱根峠道の駅」で泊まろうと思っている。
元箱根の町のコンビニで今夜の食糧を買って、近くの酒屋さんでビールと日本酒を買った。
準備OK。
道の駅に着いたのは6時半頃。
車の中で、今日の頑張りに乾杯。
時間があったので、トイレの横の自動販売機のところが明るいので、ここに椅子を持って行ってパソコンに今日の記録を打ち込んだ。
何人かジュースを買いに来た人がいて、ちょっと恥ずかしかった。
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2010年の登山記録
乙女峠入り口の登山口
乙女峠
乙女峠からの登り
長尾山山頂
金時山が見えてきた
金時山山頂
金時茶屋
山頂の祠
富士見10景
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