この山については、私は本当に登ったことになるのかどうか自信がない。
八幡平という山はとらえどころのない山で、山頂があるのかどうかもあやふやである。
深田久弥は「八幡平の最高点は1614mの三角点のある所だが、特別の峰と称するほど際立ったものではない」と書いているが、まったくそのとおりだった。
この山に出かけたのは仙台に住んでいたときで、秋の休日に家族で秋田方面に出かけた。このときに、八幡平山頂に立ち寄ったのだ。
有料道路を通ると、簡単に八幡平山頂近くまで行ってしまう。
私たちは黒谷地から八幡沼を通って、八幡平山頂まで散歩をした。
本当にこれは登山といえるものではなくて、遊歩道を歩いただけだった。
傾斜はまったくなくて、草原を歩いて沼のほとりに出て、このきれいな沼を左に見ながらのんびり歩いて行く。ちょっとした潅木の中に入ると、そこに展望台のやぐらが建っている。
これが八幡平の最高峰だった。
家族みんなでやぐらの上で記念写真を撮って帰って来た。
考えてみると、登ったというのではなくて、ただたんに最高峰に「行った」というだけである。
近いうちにもう一度チャレンジしなければいけない山だと思っている。
そのときは、岩手山の登山から始めて、三石山、大深岳、諸桧岳と縦走して八幡平に至るというコースを歩きたいと思っている。
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2004年岩手山八幡平縦走
松尾八幡平IC。岩手山が見える
八幡平アスピーテラインから
八幡沼にて
八幡平山頂!?
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