BACK 大深岳
2004年6月30日
今日はいよいよ最終日。八幡平から焼山を目指す。
朝4時に目を覚ますと、外は霧であった、今日も天気は期待できそうもない。
今日は帰りのバスの時間があるので、なんとしても3時半には玉川温泉に着かなければいけない。出来るだけ早く出発しなければいけないのだ。…とはいいながら、出発できたのは5時を少し過ぎていた。
雨具の完全武装で出発。
雨の中八幡平までは約3時間の行程である。でも、山中泊の重いザックを背負っているので、ガイドブックの標準時間の1.5倍かかっている。4時間以上はかかりそうだ。
稜線の道を行く。真っ白な霧に中に小さな沼があった。
まず目指しているのが「険阻の森」。笹藪をかき分けるようにして登って、ようやく山頂に着くと、山名標識と三角点があった。険阻の森山頂はすぐ火口壁になっていて、右手は切り立った崖。展望が開けているはずなのだが、まったく見えない。
険阻の森からいったん下って鞍部に着くと、そこには石沼があった。霧の中に水面が広がっていて、花も咲いていた。池に沿って設けられた木道を歩いて行く。
次のピークの諸桧岳に向かう。この山はなだらかなピークをもっているのだが、登りのきつさはかわらない。石沼から30分ほどで諸桧山に着いた。ハイマツなどに囲まれた広場があって、そこに標識がたっていた。
諸桧岳から緩やかな起伏を繰り返して30分ほど行くと霧の中に池が見えた。池の中には白く枯れた木がいくつも突き出していて、すごく幻想的である。
霧で何もみえないのだが、広大な平原を歩いて行く。池から40分ほどでT字路に着いた。右が八幡平への縦走路なのだが、左は畚(もっこ)岳山頂である。無視してこのまま八幡平に向かってもいいのだが、この眷岳は標高1571mもあって、大深岳よりも高いのだから。
10分ほど急登すると、大きなケルンのある山頂に着いた。この山頂も霧の中であった。
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