2006/4/28

標高 1235m
登山口→0.9km→標高400m→1.3km→標高800m→0.5km→しるべの木→1.3km→愛子岳山頂

ピラミッド型の秀麗な山なのだが、私が登ったときは霧の中で何も見えなかった。山頂直下はすさまじい岩場である。最近は内親王さま「愛子さま」のお誕生以来、けっこう登山者が増えているらしいのだが、登山者は私一人で、誰にも会うことはなかった。
太忠岳から愛子岳


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登山口の少し手間の路肩に車を停めたのだが、夜は本当に真っ暗闇であった。真夜中に目が覚めたら、異様にのどが渇いて、どうしようもなくて町まで缶ジュースを買いに降りた。
車を停めたのが樹林の中だったので気がつかなかったのだが、うっすらと月が出ていて、その月明かりに三角形の愛子岳が浮かび上がって見えた。神秘的だ…

林道に指導標があって、右に入るとすぐに左に山に登って行く道がある。この登山口にはモッチョム岳と同じイラストのコース図の案内板がたっていた。
歩き始めたのは6時前である。
照葉樹林の中を登ってゆく。登山路には標高200m毎に階層別植生図がたっていて、100m毎に標高標識が立っているのだ。これで、自分がどのあたりを歩いているのかの目安になる。ひたすら樹林の中を登る。標高900mを過ぎたのは、歩き始めて1時間半が過ぎた頃。ほんとうは「しるべの木」という屋久杉の大きな切り株があるはずなのだが、気がつかずに通り過ぎてしまったようで、水場に着いてしまった。指導標では40m下ると書かれている。水は十分あるので、そのまま通過した。
標高1100mを過ぎると、突然ロープが下がっていて、この岩場を越える。
地べたに置かれた「愛子岳まで0.2km」という指導標をみて、山頂は近いと喜んだら、ここからが大変であった。
樹林から抜け出して、スラブの斜面をロープにつかまって登る。かなりきつい。
山頂までは岩場の連続で、なかなか山頂に着くことはできない。次々と巨岩が現れて、その斜面を登ってゆくのだ。あと200mと書かれて指導標からはどう考えても500mくらいは登ったのではないかと思う頃に、ようやく山頂にたどりついた。
今日の天気は曇りで、まわりは真っ白である。展望はまったくきかない。
ガイドブックでは、山頂からは宮之浦岳の山々と海のほうには種子島も見えると書かれているのだが、まったく何も見えない。
雨が降らなかっただけよしとしよう。天気予報では、今日は午後から小雨なのだ。
山頂には小さな石の祠がある。
そして真ん中に「愛子岳標高1235m」の標識がたっていた。
ここで記念写真を撮る。写真をみて驚いたのだが、ひげを伸ばし放題にしていたら、りっぱなヒゲオヤジになっていた。
時間はまだ8時半である。ガイドブックには登り3時間半とあったのだが、2時間半で登ってしまったことになる。これでは時間があまってしまう。
しらべてあるバスの時刻表を確認すると、安房から屋久杉ランドへゆくバスは13時半である。これに間に合うのではないかと思う。明日の天気は小雨で、山には登れそうもない。私は今夜は安房のキャンプ場にテントを張って、明日、屋久杉ランド行きのバスに乗ろうと思っていたのだ。
明日、天気が悪いのなら、今日中にバス終点の紀元杉まで行って、今夜は淀川小屋に泊まって明日一日は小屋でのんびりすることもできる。これがいい。
急いで下ることにした。レンタカーは16時までに返せばいいのだが、早く返すのは問題ないだろう。
急ぎ足で下って行く。途中、シャクナゲの花が咲いていた。登りのときは、必死で歩いていたので気がつかなかった。
登山口に戻ったのは10時半である。

車を走らせて、宮之浦港に向かう。途中のスーパーで買出しをした。特に、明日は小屋に一日停滞するつもりなので、缶ビールの大缶を4本とそのつまみを主体に買い物をした。
12時にはレンタカーを返却して、宮之浦のバス停まで送って欲しいとお願いしたら、安房のバス停まで送ってくれた。宮之浦から安房までのバス代がたすかった。ラッキー。
安房の合同庁舎前のバス停には1時前に着いてしまった。
ここで30分ほどバスを待つ。待っているうちに雨が降り出した。

紀元杉行きのバスは1335分で、この合同庁舎前が始発なのだ。でも、このバスは宮之浦港発13時のバスと接続するようになっている。さぞや、宮之浦からはたくさんの人が乗ってくるのだろうと思っていたら、乗り換えたのは2人だけであった。
バスは、昨日私が観光した屋久杉自然園の前にも止る。昨日観光しておいてよかった。
バスはどんどん山の中に入って行く。ジグザグに曲がりくねって、尾根の上に出てしまう。そこには分岐があって、右が荒川登山口への道である。普通、宮之浦岳に登ると、縄文杉やウィルソン株を見て、この荒川登山口に着くのだ。でも、私の帰路は白谷雲水峡をとるつもりなのだ。
バスはこの分岐から左に向かって、紀元杉をめざす。
車や人がたくさんいるところに着く。ここが屋久杉ランドである。私は太忠岳にも登るつもりなのだが、その登山口はこの屋久杉ランドにあるのだ。
バスはさらに急な坂を登って行く。
右に紀元杉があって、バスはその200mほど先で止る。塔到着は予定通り1440分頃であった。
引き返して紀元杉を眺めたかったが、それは太忠岳に登るときにして、すぐに淀川小屋に向かって歩き始めた。
車道を歩いてゆく。紀元杉から登山道入口までは45分も歩かなければいけないのだ。
途中に川上杉という案内があった。これもりっぱな屋久杉である。
登山道入口に着いたのは3時少し前である。
私は手に缶ビールやおつまみを入れたスーパーの袋を持って歩いている。本当はザックに入れてしまいたかったのだが、入らなかったのだ。このビニール袋が重いのだが、今夜の酒盛りを楽しみにがまんする。
登山口から樹林の中を歩いて行く。けっこうアップダウンがあって、木道や梯子があったりする道である。登山口から40分ほどで、小屋に着いた。いっぱいだったらどうしようと思っていたが、十分ゆとりで自分の場所を確保できた。
小屋に落ち着いたのは415分である。
もちろん、すぐにビールを開けて、今日のがんばりに乾杯した。



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登山口


標高200m地点


標高500m地点


水場


かわった樹林の中を行く


これがしるべの木?


ロープが下がっていた


岩峰が聳える


山頂の祠


愛子岳山頂


安房の合庁前バス停


登山道入口の駐車場



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