ほうらいさん

標高 1174m
蓬莱山には比良山ロープウェイで行くとほとんど労せず山頂を踏める。それではつまらないので、堂満岳から比良山系縦走路を南下して和邇駅まで歩くことにした。


2002年512日(日)

天気予報では今日は晴れるはずである。
どこに出かけようかと考えたが、南比良山に登ることにした。
今住んでいる向日市から比良山は意外と近くて、1時間ほどで山麓まで行けてしまうのだ。
ただ、阪急線からJRに乗り換えるのが手間なのだが、今回は西向日から東向日まで行って、ここから歩いてJR向日町駅まで行くことにした。
京都で湖西線に乗り換えて、比良駅まで行く。ここで比良リフト駅行きのバスに乗るのだが、列車から降りる登山者は相当な数でびっくりした。これじゃバスに乗れなくなるかもしれないと少しあせったが、バスは3台待っていた。さすがに都会周辺の登山地帯は交通が便利になっている。
バスには
10分ほど乗って、イン谷口というバス停で降りる。みんなが歩いて行く方向について行ったのだが、すぐに道が違うことに気がついた。
たいていはここから直接「金糞峠」に向かうようなのだが、私は堂満岳に登ろうとしている。
バス停から橋を渡って細い道に入る。私の後から来る登山者は誰もいなかった。ちょっと心配になる。
道は下りになっていて、引き返しているような気がする。それでも指導標があって、堂満岳の案内が書かれているのを見つけた。道は違っていなかったのだ。よかった。
山道を少し行くと別荘地のような住宅街に出てしまった。

舗装の道路を登って行くと、突然に山道に変わる。
ここからはひたすら急な登山道を登ることになる。樹林の中の道を1時間ほど登ると、左手に展望が開けているところがあった。
足元は崖になっているのだが、すばらしい展望である。地図で確認すると、正面の山は「鳥谷山」のようだ。天気はよくて、琵琶湖も見える。
あとでわかったのだが、ここが堂満岳南壁といわれるところであった。
ここからはさらに急な道を登って行く。かなりきつい。
30分ほどで、ようやく稜線らしいところへ出たが、ここが堂満岳の山頂であった。ここには4人ほどの登山者が休憩していた。

山頂からの下りもきつい。
20分ほど、どんどん下って行くと分岐に出る。まっすぐに行くと「金糞峠」で、私は蓬莱山を目指すので左折する。方向的には引き返すような感じで、歩いていて心配になってくる。樹林の中の道を行くのだが、視界が明るくなったところで、路傍に石仏を見つけた。
そこから少し行くと「南比良峠」であった。
ここには指導標が立っているのだが、木の幹に「比良山系縦走路」の案内が打ち付けられていた。今日はどこまで行けるかわからないが、できたら南比良山の全山縦走をしたいと思っている。
30分ほど行くと鳥谷山に着く。ところが、ここは中高年登山の団体であふれていた。登山道から山頂に向かう分岐があるのだが、ここでは道を塞いでたくさんのおじさんおばさんが休憩している。さらに山頂に向かうと、団体で下ってくるのがいる。おまけに山頂に着いてみると、めちゃくちゃ狭いのに、シートを広げて食事をしている。足の踏み場もないという状態である。
急いで山頂の標識だけをカメラにおさめて下山した。
この集団をかき分けながら、次の比良岳をめざす。
この団体は、私とは反対方向に向かっているようなのですぐに静かになった。
私は集団登山には極めて批判的である。
最近は観光バス旅行のノリで大挙して山にやってくるのが多い。登山は観光旅行とはまったく違うし、こんな50人も60人もの団体で登山したっておもしろくないと思うのだが。修学旅行とはちがうのだから。
登山というのは小人数でこそ、山のすばらしさを味わえるものだと思う。大団体で来るメリットってあるのかと訊きたくなる。交通費がもしかしたら安上がりかもしれないが、それ以外なにがあるというのだろう。
もし、団体で行くことによって自分の登山技術の未熟さをカバーしてもらうつもろなら、それは大きな間違いだと思う。山では「皆で渡れば恐くない」は通用しないと思っている。当然のことだが、山で自分の身を守るのは自分である。他人に頼る登山というのは、これほどキケンなことはないと思うのだ。

鳥谷山から次の比良岳に向かう。
この山域を「比良山」というのだが、実は比良山というピークはない。最高峰は武奈ヶ岳である。
比良岳というのが比良山の名前の源かもしれないと思うと、ちょっとこだわってしまう。
比良岳は林に囲まれた山頂で、ここで記念写真を撮った。
次は木戸峠をめざす。
この峠は琵琶湖ロープウェイ山頂駅のすぐ手前にあって、石仏が5体おかれていた。ここで右折するとすぐに、できたばかりのようなきれいなキャンプ場があった。
ここからスキー場の緑のゲレンデを登る。
大きなリフトの設備が山上を占めているのが見える。
急なゲレンデの斜面を登りきったところがロープウェイ山上駅。駅の構内に入って、自動販売機のコーラを買って休憩。
この山頂はロープウェイで登ってきた観光客でいっぱいである。
一旦下って、次のピークに向かって登って行く。
芝生のようなゲレンデでは、家族連れがてんでにシートを敷いてのんびりしている。
その中を行く。
ちょっとびっくりしたのは、目指している山頂に突然50人ほどの登山集団が現れたことである。また、こんな集団と出くわしてしまうのかと思ったが、なんとか一緒になることはなかった。
ようやく山頂に着く。
ここが打見山と思っていたら、じつはすでに蓬莱山であった。さっきのロープウェイ山上駅が打見山だったのだ。
なんか得をした気分。
ここには石宝塔がたっていて、その横に石仏が並んでいた。
山頂中央には丸い方向指示盤がある。
天気もよくて、琵琶湖の景色がすばらしい。そして縦走方向には比叡山が見えた。
今日の目的の蓬莱山までは来てしまったのだが、時間はまだ2時半だ。
ここからさらに南に縦走して、和迩駅まで行けそうである。6時には和迩駅に着けるだろうという見当で、出発。
30分ほど下ると小女郎峠。
ここから右に少し下ったところに小女郎ヶ池がある。せっかくなので行ってみることにした。
5分ほど下ると池があって、水は比較的きれいだった。
さらに次のホッケ山をめざす。
この縦走路は展望に優れていて、ともかく琵琶湖のパノラマを眺めながら行けるのがいい。
ホッケ山からはどんどん下って、右に大きく曲がって行くと権現山に着く。
ここが南比良山縦走路の最後のピークである。
もう一度琵琶湖の展望を楽しんで、一気に下る。
急な下りであるが、歩きやすい道である。
駆けるようにして降りて行くと、30分弱で林道に出た。ここから少し行くと日本100名水の水場があって、大きなポリタンをいくつも車に積んで水汲みに来てる人がいた。
ついでなので飲ませてもらった。うまかった。
舗装の道を走るように下って行って、和迩駅に着いたのは5時であった。
早かった。


BACK 日本三百名山


登山口


ノタノホリ


堂満岳南壁から鳥谷山


琵琶湖が見える


堂満岳山頂


金糞峠への分岐


南比良峠手前の石仏


比良山系縦走コース指導標


鳥谷山山頂


比良岳山頂


木戸峠の石仏


スキー場のゲレンデに出る


打見山(リフト山上駅)


蓬莱山山頂三角点



蓬莱山山頂の石仏

蓬莱山山頂の石盤
蓬莱山頂から武奈ヶ岳

小女郎ヶ池

ホッケ山山頂
琵琶湖の展望





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