BACK 竹の寺から嵐山
5月5日
昨日は天気が悪くてどこにも出かけなかったのだが、今日は東海自然歩道を歩くことにした。
前回は嵐山まで歩いたので、今回はその続きを歩こうと思っている。
コースを調べていたら、途中「清滝」というところがあって、ここは愛宕山の登山口になっていることがわかった。愛宕山は日本300名山である。
登ることにした。
ともかく、朝早く阪急電車に乗って、嵐山まで行った。
渡月橋を渡る。
渡月橋を境に上流が「保津川」で下流が「桂川」なのだ。
保津川に沿って歩いて行くと、亀山公園の入り口に着く。
東海自然歩道はこの公園の中を行く。
途中、角倉了以の銅像があるので立ち寄った。了以は保津川の工事をした人である。
公園の中では東海自然歩道のコースがよくわからなくて、間違えて山頂展望台まで行ってしまった。
ただ、ここからの展望はすばらしくて、遥か下に保津川の流れが見える。道を間違えてよかった。
展望台から引き返して、亀岡公園を出る。竹林の道を少し行くとトロッコ電車の駅があって、そこから少し行くと住宅街。すぐに落柿舎の前に出た。
落柿舎は松尾芭蕉が半月ほど滞在したところで、ここで「嵯峨日記」を書いているのだ。
まだ時間が早いために、落柿舎の門は開いていなかった。
さらに少し行くと去来の墓がある。去来は芭蕉の京都の門人で、落柿舎は去来の別荘なのだ。
昔、この嵯峨野はよく歩いたのだが、去来の墓がこんなところにあったっけと思ってしまった。落柿舎の中にあったような気がするのだが。ともかく昔は落柿舎も拝観は無料だったような気がするし。
自然歩道は常寂光寺、二尊院と有名なお寺の前を通っていくのだが、朝早いためにまだ門が開いていない。
のんびりと歩いていたのだが、気がついたら祇王寺を通り越してしまっていた。
少し山側に入り込まなければいけないのだが、その分岐を見落としてしまったのだ。
引き返して祇王寺に向かった。
行ってはみたものの、ここもまだ門は閉じたままで、外からそのたたずまいを見るだけ。
化野念仏寺の前を通る。ここには是非入ってみたかったのだが、これもだめだった。
あんまり朝早いのも問題だ。観光客がいなくて静かに歩けるのはいいのだが。
古い街並みになって鳥居本に着く。
赤い鳥居があって、その前に二軒の茶店がある。
この雰囲気がすごくいい。
→スライドショー「嵯峨野」
ここから道は登りになって、六丁峠を越えて落合橋に着く。
ここでまた道を間違えた。
落合橋は清滝川にかかる橋で、本当はこれを渡ってはいけないのだが、そのまま行ってしまった。
トンネルを抜けて向こう側に出ると保津川に出る。ここで道を間違えたことに気がついた。
ただ、このおかげで保津川下りの船を見ることができた。
落合橋の手前で清滝川に降りていく道があって、ここからは清滝川川沿いの道を行く。
この渓流に沿った道を1時間ほど行くと清滝に着く。
ここから一般の道に合流して、橋を渡って行くと、すぐに赤い鳥居が見えた。
これが愛宕山の登山口である。
登山者がたくさん歩いて行く。
私も、しばらく東海自然歩道をはなれて愛宕山登山をするこにする。
愛宕山というのは京都では古くからよく知られた山で、山頂は神社になっている。
愛宕さん参りというのがあるのだ。
登山道はこの山頂の神社に続く参道である。
このため、道の途中に石柱が立っていて、そこには○丁と表示されている。山頂が五十丁ということになる。この石柱の横には石仏が置かれている。
参道を登って行く。登山者はけっこう多い。
1時間ほど登って行くと、大きな杉の幹が立っている。上の方は枯れのかなくなっていて、幹の外側だけが立っている。周りを囲われていて、鳥居もたっている。これが大杉社である。
さらに杉の木の参道が続き、登りが少しきつくなる。30分足らずで分岐に出て、道の脇に東屋が建っている。ここが水の尾の分岐である。
さらに参道を行くとようやく黒い立派な門が見えてきて、もう神社の境内である。広い立派な参道を行く。道は平らになっている。
もう普通の神社の境内に変わりがなくて、山の上とは思えない。
最後に石段を登って行くと、立派な本殿が建っている。
愛宕山山頂というのはこの本殿そのもので、三角点とか山頂の標識はない。
参詣の人のための休憩所があったので、ここで休憩した。
私は来た道を引き返さずに、月輪寺経由で下ることにする。
少し石段を下ると左に入る細い道がある。
白髭神社の前に出て、その石段を下ると舗装の道がある。これを行くとすぐに山道があって、これを下って行く。
大きな岩があって、この上で休憩している登山者がいた。
ガイドブックにこの岩のことが書いてあったので、道が間違っていないことがわかった。
このあたりからは、京都の街並みが一望できる。
30分ほど駆けるようにして下っていくと、お寺の屋根が見えてきて、これが月輪寺であった。さらに急な道を下って行くと林道に出るが、ここに指導標が立っていて空也滝が近いらしい。せっかくなので滝の見物もすることにした。
分岐に戻って、さらに20分ほどで人が多い道にぶつかる。これが東海自然歩道との合流点であった。
ここから再び東海自然歩道を歩くことになる。
東海自然歩道は清滝川に沿った道で、のんびり歩いて行くと、高雄山神護寺に着く。さらに先を急ごうかと思ったが、せっかく神護寺に来たのだから、拝観して行くことにした。
実は、このお寺には「薬師如来立像」という国宝の仏像がある。
平安時代の作であるが、その彫刻方式を「奔波式」といって、衣服のしわの刻みかたに特徴がある。
神護寺には長い長い石段を登って行かなければいけない。
この石段登りにまいってしまった。登山とほとんど変わらないのではないかと思ってしまう。
ようやく山門に着く。石段から見上げるこの山門の佇まいはよく写真で見る風景である。しかし、それは大抵、真っ赤な紅葉の中にある。
残念ながら今は新緑の季節で、紅葉なんてありはしない。
でも、天気がよくて、楓の葉に日の光が当たり、緑が輝くように美しい。新緑の楓もすばらしいではないかと思ってしまった。
→スライドショー「高雄山神護寺」
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嵐山渡月橋

亀山公園の入り口

角倉了以の銅像

保津川を見下ろす

嵯峨野の竹薮を行く

落柿舎

鳥居本

清滝

愛宕山登山口

大杉社

愛宕神社総門
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