今年の夏休みは四国の山を登ろうと思っている。
四国には日本200名山が3座(三嶺、東赤石山、笹ヶ峰)と300名山が4座(伊予富士、瓶ヶ森、三本杭、篠山)あって、せっかく四国まで行くのだからこの全部に登りたいと思う。
そうすると車で行くことになるのだが、四国の地図に今回登る山をマークしていたら、すばらしいことに気がついた。
東赤石、笹ヶ峰、伊予富士、瓶ヶ森は同じ山域にかたまっているのだ。それならこの4座を縦走できないだろうかと思ってしまう。
登山地図で調べてみると、縦走路があるではないか。
決めた。
縦走するとなると車はジャマである。この4つの山を縦走するために、車はやめてJRで出かけることになってしまった。
さっそく時刻表の8月号を買ってきて路線を調べる。
私は時刻表をみるのが大好きである。
時刻表をくくって一番速いルートとか、一番安上がりな行き方とか、そんなことを調べるのが楽しくてしょうがない。
今は「駅すぱーと」等の便利なソフトがあるし、インターネットでもこうしたことは調べられるのだが、時刻表をくくる楽しさは捨てられない。
おかげで、3日はこれで遊ぶことができた。

さて、ルートを決めるにあたって、先日、京都から東京まで各駅停車で行って、すごく面白かったのを思い出した。
いっそのこと今回の旅も、全コース各駅停車で巡れないだろうかと思った。
昔、JRで旅していた頃は「均一周遊券」を使っていたのだが、今はもっと安い「青春18切符」というのがある。
私も最近は鉄道旅行に疎くなっていて、青春18切符というのは18歳でなければ使えないものだと思っていた。カーラジオを聞いていたときに、この切符のことが放送されていて、自分にも買えると言うことがわかったしだいである。

まず、メインは東赤石山から瓶ヶ森までの縦走であるが、地図を見ると瓶ヶ森のすぐ近くに石鎚山があるではないか。せっかくなので石鎚山にも登ることにした。
バスの時間を調べると、石鎚側の方が早く登山口に着くことが出来る。そこで石鎚から瓶ヶ森、伊予富士、笹ヶ峰、東赤石という順で縦走するプランを作った。
4日もかかる大縦走プランである。
さて、四国の200名山にはもう一つ三嶺があるのだが、この山の交通の便はきわめて悪い。朝一番早いバスが阿波池田発9時で、登山口到着は1119分になってしまうのだ。帰りのバスは1518分、これでは日帰りができない。どうせ2日かけるのなら、他にも登れる山はないのかと探してみると、近くに日本百名山の剣山があった。
これで剣山から三嶺まで縦走することが決まった。
こうして、当初は予定になかった四国の100名山もすべて登ることになった。


あと残ったのが300名山の「三本杭」と「篠山」である。この2つの山は宇和島を拠点にしてそれぞれ日帰りで登れそうである。
ところが、ガイドで篠山のことを調べてみると、京都の愛宕山とか茨城の八溝山に似ていて、山頂にある神社に向かって参道を登っていくタイプの山なのだ。登山の対象として面白い山とは、とても思えない。
私は300名山には少し懐疑的で、そのすべてに登ろうとは思っていない。この篠山は割愛することにした。登るための時間的余裕はあるのだが、好みにあわない山にあえて登る必要はないだろう。
いつか四国八十八ヶ所巡りをすることになったら、そのときに登るかもしれない。

こんなわけで、今年の夏山の計画ができた。
我ながら、完璧な登山計画だと思ってしまう。
なんかワクワクしてきた。楽しい山になりそうである。


2002年夏山登山計画
サブタイトルは「各駅停車で行く四国の日本百名山・二百名山・三百名山の旅」としよう。

810日(土)
002分発 大阪=阿波池田=貞光=見ノ越→剣山→次郎笈→白髪避難小屋(泊)

811日(日)
白髪避難小屋→三嶺→天狗塚→久保バス停=大歩危=阿波池田=琴平=多度津=壬生川駅(泊)

812日(月)
壬生川=保井野バス停→堂ヶ森→二ノ森→石鎚山→土小屋→よさこい峠(泊)

813日(火)
よさこい峠→瓶ヶ森→伊予富士→桑瀬峠→桑瀬峠登山口(泊)

814日(水)
桑瀬峠登山口→桑瀬峠→笹ヶ峰→土山越→銅山越→銅山峰ヒュッテ(泊)

815日(木)
銅山峰ヒュッテ→銅山越→西赤石山→東赤石山→瀬場バス停=伊予三島=伊予西条=松山=宇和島駅(泊)

816日(金)
宇和島=滑床バス停→御祝山→三本杭→熊のコル→奥千畳→雪輪の滝→滑床バス停=宇和島=八幡浜=松山=伊予西条

8月17日(土)
0時09分発 伊予西条=京都
619分着



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