日本百名山
らうすだけ

標高 1660m
羅臼登山口6:40→7:30里見台→9:35泊場→11:20羅臼平→12:20羅臼岳山頂→16:30登山口

秘境と言われる知床半島。アイヌ語で地の涯という意味だとか。そこに聳えるのが羅臼岳だ。知床というのは「知床旅情」の歌と共に、自分の若かった頃のことが思い出されてしまう。
羅臼岳山頂

2006年岩尾別温泉から羅臼岳

知床というのは、私にとってはけっこう思い入れのある地なのだ。私が高校を卒業して、今の会社に入社したとき、1ヶ月半の研修期間があった。このとき研修寮ではやったのが「知床旅情」の歌で、研修が終わって全国に同期生が散らばっていくときに、最後にこの歌をみんなで歌った。

知床の岬にはまなすが咲く頃
思い出しておくれ俺たちのことを
飲んで騒いで丘に登れば
はるか国後に白夜は明ける


いってみたら、青春の思い出のようなもので、知床を訪れるということには、若かった日々への郷愁のようなもを感じる。
知床には、釧路に来てからすぐにでも行こうと思っていたのだが、なぜか登山に出かけたのは7月の末になってからであった。
羅臼岳登山には二度チャレンジしている。
恥ずかしい話しだが、第1回目は寝坊してしまって、出発時間が遅くなった。おまけに途中で雨も降ってきたので、面倒になって引き返してしまったのだ。この時は知床五湖の観光をして帰った。

翌週、再チャレンジした。


1991年84

羅臼から知床峠に向かって車で走って行くと、その途中に「熊の湯」という無料の露天風呂がある。この真向かいが羅臼岳の登山口である。
歩き始めたのは640分であった。なんかずいぶんゆっくりのようなのだが、釧路から羅臼町までの距離は中標津経由で約150kmある。
時速100kmで走っても、1時間半かかってしまうのだ。

出発して1時間も歩かないうちに峠のようなところに出て、これが里見台である。ここからは羅臼港が谷の間から見ることができる。
登って行くと前方に岩峰が見えてきて、あんなところを越えるのかと心配になったが、これは一の壁・二の壁といって、下を通るだけである。
この壁を通り過ぎると、沢に降りて行くことになるが、この沢のあたりを「泊場」という。
硫黄の影響か、川底が白くなっていて、沢の水もコバルトブルーの異様な青色をしている。この羅臼岳は活火山ではないのだが、知床半島には温泉がいっぱいあって、すぐとなりの硫黄岳は噴煙をあげている。いってみれば、半島全体が火山地帯のようなもので、この泊場のような景観があっても不思議ではない。
沢を遡って行くと前方に屏風岩が見えてくる。壮観である。
柱状節理の岩の壁が屏風のように連なって、この屏風岩を右に見ながら登って行く。
沢の最後は雪渓になっていた。羅臼岳は標高1600mしかないだが、8月になってもまだ雪渓が残っている。さすが北海道である。
このあたりからガスにまかれた。
雪渓を越えた後はすばらしいお花畑が広がっていた。羅臼平に至る直前がとくにすばらしい。
この羅臼岳のすばらしさはこのお花畑に尽きるのかもしれない。
ともかくいろんな種類の花が、さまざまな色で、山の斜面いっぱいに咲いている。私は高山植物の花の名前がよくわからないので、名前をあげて説明することはできないのだが、ともかくすばらしくきれいだったということはまちがいない。
大雪山のお花畑もすばらしかったが、この知床のお花畑もそれにひけは取らないと思う。
つい、この花たちの撮影に時間を取られすぎてしまった。
羅臼平のあたりからガスが晴れてきた。天気がよくなると、ともかくうれしい。
羅臼平から少し登ると水場がある。

この水場は少し変わっていて、覆い被さる岩の間からすだれのように水が滴っているのである。登山道はこの前を通ってから大きくカーブしてこの水場の上を通って頂上に向かう。
このたりから前方に羅臼岳山頂が見えてくる。大きな岩が累々と重なった頂上である。最後の登りは、ちょっときつくて、この累々と重なる岩を踏み越えながら急登しなければいけない。
頂きの向こうには青空が広がっていた。疲れも忘れてしまう。
山頂に着いたのは12時半くらいであった。
山頂からはオホーツク海に雲海が広がっているのが見えた。雲の切れ間から少しだけ、青い海と島影が見えた。本当に雲の上に浮かんでいるようだった。
ただ、残念だったのは他の山を見ることができなかったことである。

帰りは来た道を引き返した。
登山口に帰ってきたのは4時半頃である。
せっかくなので、熊の湯の露天風呂に入って行くことにした。
熊の湯で湯に浸かっていると、知床峠に向かう車がよく見える。ということは、我々入浴している裸が車から丸見えということか。


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登山口のヒグマ注意の標識


里見台に着いた


なぜか蜘蛛の巣がきれいだった


行く手は雲の中


第一の壁


泊場


屏風のような岩壁が続く


行く手には雪渓が現れた


登山道から羅臼平を振り返る


羅臼岳山頂


山頂からは一面雲海








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