二階滝から5分ほど行くと指導標がたっていて、ここから下ると二階滝駐車場となっていた。下に大型バスが何台も停まっているのが見えた。もちろん立ち寄ることはせずに、まっすぐに林道を行く。
滝から30分ほど歩いたところで、ようやく林道から右に下る分岐があった。ここからは山道になる。樹林の中、階段道を下るとすぐに舗装道路に出た。これは国道414号線で、渡ったところに踊り子歩道の指導標がたっている。
再び、山道をどんどん下って行く。大きな石がゴロゴロする荒れた道が続き、5分ほどで鉄の橋が見えてきた。この橋のたもとに指導標がたっていて、平滑の滝100mと書かれている。私は滝が大好きなので行ってみる。
歩き始めて振り返ると、川の流れが滝となっているのに気がついた。これではないかと、少し引き返すと、下って行く道があった。通り過ぎてしまうところであった。
広い河津川全体が段差を持って流れ落ちているのだ。規模は全く違うがナイアガラのような形で、こうした滝もすばらしい。満足して分岐に引き返した。
鉄の橋を渡ると、そこにはわさび畑があった。わさびの緑の葉がきれいだ。
深い林の中を歩いて行く。小さな沢を何度か渡るが、ちゃんと橋がかかっていて、整備されている。でも、アップダウンも多くて、階段を上ったり下ったりするのだ。林の中に「滝見台休憩所」があった。ここから眺めると、樹林の間に滝らしきものがちらりと見えた。何という滝なのかわからない。
落石注意の標識があったので注意しながら階段を下り、鉄の橋を渡ると下にわさび畑と、砂防ダムがつくる滝が見えてきた。
階段を下って林道に降り立つが、これを横切って、さっき見た砂防ダムの滝のすぐ下を橋で渡る。5分ほど行くと東屋が見えてきた。道の右には長い鉄橋がかかっている。この橋を渡って登って行くと二本杉峠に至るのだ。二本杉峠というのは、昨日伊豆山稜線歩道の登山で通過した旧天城峠のことである。
このすぐ先が園地になって、さっきから見えていた東屋がたっている。「宗太カ園地」というのだ。大きな木が聳えていて、その下に石仏が二体置かれていた。二本杉峠のほうから老夫婦が降りてきた。このコースはけっこう人気があるらしい。
杉林の中に道が真っ直ぐに続いている。「宗太カ杉林道」というのだ。7分ほど行ったところには休憩所・トイレがあって、さらに5分ほど行くと、林道から右に下る。林道を直進すると水垂のバス停があるらしい。
下り口にはたくさんの案内板があって、この先が「河津七滝」になるのだ。楽しみでワクワクしてしまう。でも、このコースは最近まで、大雨の被害で通行止めになっていたらしい。
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