北陸の山
べっさん

標高 2399m
市ノ瀬→40分→猿壁堰堤→55分→水場→50分→中間地点1:10→チブリ尾根避難小屋→40分→ジグザグ道の下→50分→御舎利山→10分→別山山頂→10分→市ノ瀬道分岐→55分→大屏風ノ頭→45分→油坂ノ頭→40分→南竜ヶ馬場キャンプ場

白山へ最短で登るなら別当出合からなのだが、昔このコースは登っているので、別の登山道を行くことにした。
白山山頂から南に伸びる別山に登り、それから縦走することにしたのだ。
別山山頂

 市ノ瀬からチブリ尾根避難小屋へ
市ノ瀬バス停


市ノ瀬から右の道に入る


沢の中に入ってしまった。間違い


また車道に出た


猿壁砂防堰堤の登山口


水場降り口


樹林から抜け出した

チブリ尾根避難小屋

BACK 奥大日岳

2012102

加賀の白山に登ったのは1998年だからもう14年も前のことである。印象が薄れてしまったので、もう一度登りたいとずうっと思っていたのだ。
昔は別当出合から登ったので、今回は別のルートを登りたい。地図を広げてみると、白山はすさまじく広大な山域をもっていて、特に南北に長く稜線が連なっている。目を引くのが、南に延びる稜線上の別山、一ノ峰〜三ノ峰である。このルートを登って白山山頂に立ちたい。…と思ったが、車なので同じ場所に戻ってこなければいけない。仕方がないので、市ノ瀬からチブリ尾根を登って別山に登り、稜線上で一泊して白山山頂へ、下山は白山禅定道を下って市ノ瀬に戻ることにした。テントを背負ってのきつい山行になるが、変化に富んだ楽しい登山ができるはずだ。それに、この機会に、別山・剣ヶ峰(白山山頂)・大汝峰の「白山三山
」のすべての頂に立ちたい。

市ノ瀬に着いたのは6時半頃。ここには無料の広い駐車場がある。白山山頂まで最短の「別当出合登山口」へのバスはここから出るのだが、私はこの市ノ瀬から歩き始めるのだ。
舗装された車道を歩いて行くとすぐに、右に分岐する道がある。これがチブリ尾根への道である。15分ほど車道を歩いて、橋を渡ったところに登山道の標識があった。標識に従って沢を歩いて行く。沢の中の大きな岩を越えて歩いて行ったが、どうも道がはっきりしない。間違ったのではないかと引き返して、登山道入口の車道に戻った。車道をもう少し歩いて行ったが、やっぱりおかしい。もう一度、指導標に戻って、あたりをよくみたら細い踏み跡があるのを見つけた。広い沢の中に入ってはいけなかったのだ。
灌木の中の踏み跡を10分ほど行くと、また車道に出てしまう。でも、すぐ先に登山道入口があって、再び山道を行く。樹林の中を歩き、古い石段を上ると大きな堰堤の横に出た。猿壁砂防堰堤で、ここに登山口の指導標があった。
登山口からはブナ林を行く。すごいブナの巨木があったりして、飽きることがない。30分ほど行ったところに指導標があって、ここから避難小屋まで4.2kmと書かれていた。
指導標のすぐ先で小さな沢の流れを渡った。これが水場かとも思ったが、さらに30分ほど行くと、水飲み場を示す指導標があった。到着は840分。水は十分あるので、水場へは行かなかった。
樹林の中を登って行く。きれいなブナ林が続き、所々に指導標がたっていた。指導標で避難小屋までの距離を確認しながら登って行く。
樹林から抜け出したのは1020分。一面に笹原が広がっていた。山には雲がかかっていて、歩いて行くと霧に包まれてしまい、真っ白の中を歩いたりする。
登山道は尾根を行くのだが、広くて尾根を歩いているとは思えない。アップダウンを繰り返し、時々木道が現れたりする。道ばたにはリンドウがたくさん咲いていた。木道の横に水たまりのような池があって、これを過ると山小屋の前に出た。これが目標にしていた「チブリ尾根避難小屋」である。
11時になっていた。
小屋の中を覗いてみたら、けっこうきれいであった。この避難小屋から別山までは
2.8kmである。ちなみに市ノ瀬までは6.5kmこの距離を4時間半もかけて登ってきたことになる。野営装備を背負っての登山なのだから、時間がかかってもしかたがないのだが…。
ここには「STOP!外来植物」の標識があって、ブラシがぶら下がっていた。靴底にくっついているかもしれない外来植物のタネをブラシではらってくれということなのだ。私は、北海道のキリギシ山登山のときに受けた自然保護の講演以来、こういうことには素直に従うことにしている。白山にはハクサンという名がつけられた固有植物がたくさんあって、これらは是非とも守る必要があるのだ。



 別山山頂へ
三角峰が迫る


御舎利山山頂


縦走路分岐


山頂直下の神社


別山山頂


霧が流れる尾根を歩いて行く。二重山稜になっていて、その間に小さな池があったりする。
登って行くにつれて、紅葉になった。行く手には三角峰が高く聳えている。鮮やかな紅葉の灌木の中を登ってピークに着いたが、ここは山頂ではなかった。ここから岩礫のガラガラ道をジグザグに下って、鞍部からもう一度登り始める。

登って行くとハイマツの中を行くようになって、さらに登ると尾根は狭まってきた。痩せた尾根を登って行くと、標識のあるピークに着いた。ここが「御舎利山」だと思うのだが、山名の標識はなかった。
このピークからは展望がすばらしいはずなのだが、霧に包まれていて、まったく景色を見ることはできなかった。この山頂から白山に続く稜線の道は植生復元のために立入禁止になっていた。私は別山に向かうので関係ないのだが…。

尾根を下って行くと白山と別山の分岐に着いた。白山へは御舎利山の山腹をトラバースして行くのだ。ここから別山までは500mである。
別山に向かって歩いて行くと、すぐに岩を積み上げた岩室があった。粗末な屋根があるだけで、とてもここに泊まることはできそうもない。
ハイマツの尾根を緩やかに登って行くと、しだいに雲が薄れてきて、行く手の尾根が見えるようになった。
尾根の左側をトラバースして、尾根の上に出ると、すぐ先のピークに指導標がたっているのが見えた。その手前には社がたっている。これが別山山頂なのだ。
山頂は石垣に囲まれていて、「霊峰白山
別山神社」という石柱がたっていた。ここからちょっと登ると別山山頂である。1325分になっていた。山頂の真ん中には「別山 標高2339m」の石柱がたっていて、その下に二等三角点があった。
南の雲が薄れて、三ノ峰に続く稜線が見えた。尾根の途中には池があったりして、すごくおもしろそうである。いつか機会があったら、この道も歩いてみたいものである。




 南竜ヶ馬場キャンプ場へ
市ノ瀬分岐に戻った


二重稜線の池


右には断崖


油坂の頭付近


谷底に向かって急降下する


南竜ヶ馬場簿の湿原が広がった


テントを張り終えた


別山からは登った道を引き返して、市ノ瀬との分岐に戻ったのは
1355分。私が今日テントを張ろうと思っている南竜ヶ馬場までは、ここから4.2kmである。
山の右斜面を5分ほどトラバースすると、御舎利山山頂から直接下ってくる道と合流した。あとは稜線を行くだけなのだが、左からは雲がわき上がっていて、西側の展望はない。振り返ると別山方向は雲が晴れて頂を見ることができた。
紅葉がはじまった稜線を30分ほど行くと、二重稜線に出て、小さな池があった。ここから少し行くとケルンがあって、その先がすさまじい断崖の縁を行くようになった。雲で霞んでいるので、下まで見えないのだが、すさまじく険しい稜線である。これがけっこう長く続くのだ。地図で見ると大屏風という記載があるので、それかもしれない。断崖には岩塔がそそり立ち、霧の中に浮かびあがる姿はすさまじいとしか言いようがない。
ようやく尾根幅が広がって、笹原を行くようになると池が見えてきて、朽ちかけた木柱が立っていた。「天池」と書かれている。
地図ではこの先に油坂ノ頭というピークがあるので、これを目指して緩やかに登って行く。笹原の広い尾根を行くのだが、時々断崖の縁に出たりする。見下ろすとすさまじいく急峻な断崖である。
霧の中を緩やかに登って行くと、いつの間にか下りになってしまった。知らぬ間に油坂ノ頭は過ぎてしまったのだ。
どんどん急になって、谷底に向かって真っ逆さまに下降する。霧が晴れてきて、谷の対岸が見えてきた。その壁のような斜面に稲妻形の登山道が見える。これが南竜ヶ馬場に登る道である。谷底に一旦、下ってそれからこの道を登り返すらしい。
谷の流れを飛び石で渡ったのは
1530分。谷のすぐ下流では砂防ダムの工事中であった。すぐにジグザグの登りになる。この登りから振り返ると、今、下ってきた急斜面を一望できる。すごく急峻な尾根で、そこにジグザグの登山道が見えた。紅葉が始まっていてすごくきれいである。
20分ほどで、急登は終わって台地の上に出た。ここからは木道を行くのだ。湿原が広がっていて、鮮やかな紅葉も見える。木道の行く手には山小屋が見えた。南竜山荘である。湿原の池塘を見ながら木道を行く。すばらしくきれいで何度も立ち止まって写真を撮ってしまった。
指導標がたっていて、ここから右にひと登りすると野営場である。急な階段を登るといくつもの小屋があって、その奥にキャンプ場広場がある。いくつもの小屋はバンガローのようなのだが、そのすべては閉鎖されていた。キャンプ場にはテントがひとつあるだけであった。
テントを張る前に、南竜山荘へ野営の手続きに行った。テント場は台地の上にあるので、いったん下って沢を木橋で渡る。
小屋で手続きをしようと思ったら、テント場は9月までで、今は自由なのだそうだ。そのため、トイレも炊事場もすべて閉鎖されてしまっているのだった。水場はあるのかと訊いたら小屋の水を使っていいという。3リットルの水を汲んでテント場に戻った。
テントを張り終えて、中に落ち着いたのは1630分である。
酒でも飲んでのんびり…と思ったら、ウイスキーを持ってくるのを忘れた。酒は日本酒のワンカップがあるだけであった。野営の楽しみが半分になってしまった。


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