2004/10/14

標高 1227m
大平牧場登山口→2:30→白水沢源頭鞍部→50分→柴倉山→1:10→福禄山→1:00→白森→40分→黒伏山山頂→50分→T字路→1:30→登山口

黒伏山は絶壁に囲まれた山である。私は最高峰の柴倉山を登ってから、縦走した。紅葉がきれいで、すばらしい登山が楽しめた。
黒伏山の絶壁


1014

ずうっと天気がよくなくて山に登れずにいたが、もう我慢ができなくて出かけることにした。
仙台から山形に向かう。この道を関山街道というにだが、これをひたすら走って、7時半頃に登山口に着いた。ここから黒伏山を見上げることができる。
すさまじく切り立った山である。絶壁で覆われていて、なんかワクワクしてくる山だ。
この登山口で身支度をしていたら、車がやってきて、老年の夫婦が降りてきた。黒伏山の登山口はここでいいのかと訊かれたが、私も初めての山なのでたぶん、ここだろうと思うとしか言いようがなかった。
この登山口から沢に向かって下って行く。ガイドブックには古い橋が架かっていると書かれていたが、今は工事用の仮設橋が架かっていた。そこに案内があって、これが柴倉コースであることがわかった。
橋を渡ったら、すぐに急な登りが始まる。
紅葉が始まった樹林の中をひたすら登ると、すぐに尾根に出てゆるやかな登りになった。
これを2時間ほど登って行く。今日は東北の山では珍しく、8時間以上の行程なのだ。
樹林の中を登ってようやく稜線に着く。ここはT字路になっていて、右に行くと柴倉山、左が黒伏山への縦走路である。
黒伏山の標高は1227mなのに柴倉山は1276m、この山を登らないわけにはいかないではないか。
急登する。
登りついたところが1209m峰で、ここからの展望はすばらしい。行く手には絶壁をもった柴倉山。すごい山である。振り返ると福禄山から黒伏山に続く稜線。今は紅葉の真っ盛りですばらしい展望だ。
柴倉山を目指す。稜線を下って鞍部に着き、そのまま歩いて行くが、なんかおかしい。山腹を巻いて道が続いている。ガイドブックと照合すると、違う道に入ってしまったようである。
引き返す。そうしたら、なんの標識もない分岐があった。地形から判断して、これが山頂に至る道に間違いないようだ。
すぐに急な登りになった。傾斜はどんどんきつくなって、木にすがったりしながら登って行く。途中、2ヶ所鎖場があった。
ようやく、展望が開けて山頂らしきところに出る。
ところが、ここには標識もなにもない。道はここで途切れているみたいなのだが、潅木の枝に赤いリボンが下げられていて、踏み跡がさらに続いている。山頂はこの先なのだろうかと、この道を行ってみることにした。すごい道で薮こぎをして行かなければいけない。引き返そうかとも思ったが、しばらく進むと山頂に着くことができた。山名の書いた標識はなかったが、三角点がある。
この山域の最高峰を踏むことができた。バンサイ。
行く手に高い山が見える。船形山である。
すぐに引き返した。
下りはすさまじく急であった。登るときもきつかったが、下りはもっと大変だった。
ようやく分岐に戻って、そのまま福禄山に向かって登って行く。
この道も急な登りである。稜線に登り着いたが地図から判断すると福禄山山頂は右である。行ってみたが山頂の標識はなかった。
ここからは紅葉の中の縦走路になる。景色を楽しみながら歩いて行く。
まず登りつくのが銭山。柴倉山には山頂標識がなかったのに、この縦走路の山頂には新しい山頂標識が立っていた。
山頂から見る黒伏山は左側が真っ直ぐにきれ落ちていて、すごい山なのだ振り返ると柴倉山の山容もすばらしい。紅葉もきれいだ。
次のピーク白森山を目指す。この山もかっこうのいい山で、山頂の前面に岩壁をもっている。
縦走路はすばらしく整備されていて、広くて歩きやすい。紅葉の展望を楽しみながらのんびり縦走していくことができる。下をみると紅葉したブナの林がきれいだ。歩いていて楽しくなる。

白森は切り立った山頂で、ここからの展望もすばらしい。
空はすっきりした青空ではないのだが、この黒伏山系を展望するには最高である。
白森から急な道を下る。行く手には切り立った断崖をもつ黒伏山が迫ってくる。
登り着いた
黒伏山の山頂は樹林の中で、展望はきかない。白森のほうがはるかによかった。標高も白森のほうが40mほど高いのだ。
黒伏山のすごさは前面にすさまじいばかりの断崖絶壁をもっているということに尽きるだろう。ただし、山頂にいる限りでは、そのことはわからない。

黒伏から下る。
道は断崖に沿って続いていて、これはけっこうすごい。
鞍部に着くと道は右折して下りの道になる。真っ直ぐの道もあって、これは行き止まりなのだが、少し行ってみた。
そこから
振り返ると黒伏の全容をみることができた。写真だけ撮ってすぐに分岐に引き返して下る。
急な下りである。ブナ林の中の道なのだが、すごく急な道で、長いロープがかけられている。これにすがりながらどんどん下って行くと、団体に追いついた。20人以上の団体で、なんでこんなマイナーな山に集団でやってくるんだと、不思議に思ってしまった。
この団体は親切で、簡単に追い抜かせてくれた。
嫌になるほどの長い急坂を下って、ようやくT字路に着く。私は左の道をとる。
この道は黒伏の大絶壁の下を巻いて行く道なのだ。
樹林の中の平坦な道を行く。傾斜はないのだが、大きな岩が累々としているところがあって、その苔むした岩を乗り越えながら進むのは、かなりつらかった。
最後に急な道を沢に向かって下ると、そこが今朝、歩き始めた登山口である。
沢の流れを渡って、対岸を少し登ると今朝渡った仮設の橋でもう一度流れを渡る。
車のあるところまで戻って振り返ると、黒伏の絶壁がすばらしい。
あの山に登ってきたんだと思うと、うれしくなってしまった。
私の車の傍の駐車場にバスが停まっていた。これがあの団体が乗ってきたものらしい。
どんな団体だろうと、バスに掲示されたカードを見ると、NHK「里山」を訪ねる○○とあった。この黒伏って、あんなに断崖絶壁の山なのに里山なのか、と思ってしまった。


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沢をパイプで作られた橋で渡る


尾根の道を行く


柴倉岳との分岐


柴倉山山頂への分岐。わかりにくい


柴倉山山頂三角点


福碌山山頂。なにもなかった


柴倉山を振り返る


銭山山頂


白森山山頂


黒伏山山頂


山頂からは絶壁に沿って下る


黒伏山を振り返る




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