BACK 篠山
2007年3月13日
これから譲ヶ葉山に登る。
篠山の登山口からは10kmほどなのですぐ近くである。
ガイドブックでは広野峠までは車で行けるというので、どんどん車を走らせて行く。
広野峠へは細い林道を曲りくねってゆくのだが、驚いたことに峠には民家があって駐車スペースがない。指導標があって、右が登山道と示しているが、まだ車でいけそうである。行くことにした。本当に細い道を走って行く。カーブでは曲がりきれずに切り返しをしなけらばならないほどの細い道である。ようやく車が何台か停まっているところに着いた。そこはガイドブックにある畜舎跡であった。
ちょっと車で来すぎてしまった。ここからだと登り1時間20分だけの山行になってしまう。引き返すのも面倒だし、車道を歩くだけでつまらないのでここから登ることにした。この畜舎は個人所有地で車を停めることはできないので、少し引き返して路肩が広いところに停車した。
畜舎跡に入って行くと人はいるみたいである。畜舎の横を通って歩いて行くと、その奥に登山口があった。
植林された杉林の中を緩やかに登って行く。しだいに傾斜がきつくなって、登山口から20分ほどで林道に出た。この林道を横切ってさらに杉林の中を登って行く。すぐに右に登山道が分かれる。案内がないとまっすぐ行ってしまいそうなところだ。
傾斜はきつくなって、初めは東に向かっていた道が徐々に北に向かうようになる。なんの防護なのかわからないのだがネットの柵があって、これに沿って登って行くと再び林道にでた。
林道を横切って緩やかに7分ほど登ると、音無山と譲ヶ葉山との鞍部に着く。表示はないのだが、ここがガイドブックの「加塚越」のようである。ここで左折して譲ヶ葉山に向かって登って行く。
ここから山頂まで直登するのだ。これはめちゃくちゃにきつかった。植林の中を登って行くのだが、倒木が多くて、あちこちで道を塞いでいるのだ。傾斜はきついし、倒木は登るのをジャマするしで、本当にため息の出る登りなのだ。でも倒木のおかげで視界が開けたところがあって、そこから振り返ると隣の音無山がすぐ傍に聳えて、その奥には篠山の平べったい山並みが見えた。その左に三角に聳えるのは土佐ヶ尾山のようである。
この展望に気をよくして、再び急登に挑む。
音無山がだいぶ下に見えるようになると、傾斜が緩まってくる。
カヤトの藪と植林の境を緩やかに登ると山頂であった。山頂は樹林の中で、そこに小さな山名の標識と三角点があった。その奥に進むと林から抜け出して展望が広がる。
正面には鬼ヶ城の山並みが連なっている。すぐ前の台形の山は加塚山のようだ。登ってくるとき眺めてきた土佐ヶ尾山も見える。
この景色を眺めながら休憩、ポッドのお湯でコーヒーを飲む。まだ12時半である。今日は余裕の登山だ。
登って来た道を引き返して、登山口の畜舎跡に戻ったのは1時40分である。
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畜舎を振り返る
杉林を行く
防護ネットに沿って登る
林道を横切る
加塚越
急な登りが続く
譲ヶ葉森山頂 |