BACK 白髪山
2007年11月1日
昨日は、みやびの丘駐車場でパソコン入力したりしていたので、登山口の矢筈峠に着いたのは4時少し前になってしまった。駐車場には竹の筒から流れ出る水場があって助かった。
でも、ガソリンが残り少なくて、おまけに食料もなくなってきた。どこか大きな集落で買出しをしないといけない。
朝、空は厚い雲に覆われている。一昨日のテレビの天気予報では、今日は雨だったはずだ。天気がよくないと登山もおっくうになってしまう。
でも、雨は降っていないので出発することにした。出発は6時45分である。駐車場からすぐのところに矢筈峠の標識があって、ここが登山口である。矢筈峠はアリラン峠とも呼ばれて、朝鮮の労働者がこの峠道の工事をしたのだそうだ。
登山口からは鬱蒼とした樹林の中を行く。右には小高い山があって、その左を捲く平坦な道が続く。ここでも木々は色づいていて紅葉がきれいなのだが、日が射していないと何かしらくすんだ感じになってしまう。
林道を15分ほど歩くと登りが始まる。
紅葉の林の中を登りだが、そんなにきつくはない。
道の両側に笹薮が現れると本格的な登りになって、急な斜面をジグザグに登って行く。途中で展望が開けたところがあったが、霧がかかったように霞んでしまっていた。
ようやく樹林から抜け出すと笹の草原が広がっている。その笹の絨毯の中のあちこちには大きな岩がたっている。でも上のほうは霧で隠れてしまっていた。晴れていたらすばらしい眺めなのだろうと思う。
笹野原の急斜面をジグザグに登って、振り返ると紅葉がすばらしくきれいである。登るにつれて、霧が濃くなってきた。時々パラパラと雨が降ったりする。笹原をひたすら登って、ようやく霧の中に稜線が見えてきた。
そこには京桂峠と書いた左をさす指導標があった。土佐矢筈山は右に行くのだ。
霧の中、笹の間の細い道を行く。笹は露を含んでいて、ズボンがびっしょり濡れてしまった。
緩やかに稜線を行くと5分で山頂に着いた。潅木に囲まれていて、山名の標識の前には三角点があった。その少し先には展望が開けた小さな広場があるのだが、雲の中でまったく何も見えなかった。私はここから京桂峠方面に縦走して小檜曾山まで行ってみるつもりだったが、霧で何も見えないのであきらめてこのまま下山することにした。
山頂から少し下ったところで携帯を操作したら電波が通じるのがわかった。さっそく天気予報を確認すると、午後からは晴れるらしい。
これなら網附森に登れそうである。
登ってきた道を引き返して、車の前に戻ったのは8時42分であった。
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登山口
ほとんど平坦な道を行く
登りになったがきつくはない
笹の間の急登
霧の稜線に着いた
土佐矢筈山山頂 |