2007年早春四国登山
わしがとうさん

標高 436m
大山祇神社→35分→安神山→30分→林道出合→15分→鷲ヶ頭山山頂→30分→安神山→大山祇神社

この山は本当に素敵な山だった。安神山から山頂への稜線には岩峰が連なり、見渡せば真っ青な瀬戸内海とそこに散らばる島々。絶対、お勧めの山である。

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2007年44

マクドでパソコンを打ったりネットをしたりしていたら遅くなってしまったので、今治北ICから「しまなみ海道」に入ったのは21時頃になってしまった。四国の今治と本州の尾道の間の島々を縫って続く有料道路である。島と島はもちろん長大な吊橋でつなげられている。この本四架橋は全部で三本も造られていて、とんでもない赤字道路なのだ。そして何よりも料金が高い。それでも鷲ヶ頭山に登るためには大三島に渡るしかない。今治から高速船に乗って行くという方法もあるが、やっぱり島での行動を考えると車で行くしかないのだ。
夜のしまなみ海道を走って、大三島ICで下りる。登山口の大山祇神社のすぐ傍には「道の駅御島」があるので、ここに車を停めて寝た。私以外に停まってる車はなかった。


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今日の登山は往復3時間もかからないので、出発はゆっくりにした。
道の駅から歩き始めたのは8時。車道を歩いて行くと、すぐに左に大きな鳥居があった。これが大山祇神社である。参道を歩いて行く。参拝は帰りにすることにして神門の前を右折する。
すぐに石の橋を渡ると、そこには宝篋印塔が3基たっていた。重要文化財で一遍上人が奉納したものだという。
この宝篋印塔の右には宝物館があるが、登山道は左である。
川に沿って歩いて行く。ガイドブックにはT字路を右に行くと書いているのでそのまま歩いて行くと、どうもおかしい。引き返したらT字路ではなくてト字路でそこに指導標があった。緩やかな登り道をゆくとすぐに「安神山わくわくパーク」に着いた。桜が満開の公園で、子供の遊戯施設がある。その満開の桜の上には、すごい岩峰が聳えていた。これが鷲ヶ頭山かと思ったら、その前衛峰の安神山なのだ。それにしてもすごい迫力の山である。
ガイドブックではこの山頂までは30分足らずと書いてある。そんな短時間で登れるんだろうかと思ってしまう。桜のきれいな公園のカラーブロックの道を歩いて行くと、安神山まで0.8kmという指導標があった。
遊歩道を登って行くのだが、道はしっかりとコンクリートで固められて、急なところは階段になっている。山頂までこうした道であった。
すぐに樹林から抜け出して、背後に展望が広がる。今、私は瀬戸内海の島にいるのだ。真っ青な海と、いくつもの島々。すばらしい眺めである。そして行く手には岩峰が屹立している。道はコンクリートの遊歩道であるが、本格的な山である。
すぐに展望台があって、宮浦港を見下ろすことができた。
ジグザグに登って行くと、巨岩が重なった上に祠がたっているのが見えた。でも、これは山頂でもなんでもないのだ。
この右を通って、さらに急登を続ける。
安神山の左には鋭い岩峰があって、その左奥にはアンテナ塔のたつ大きな山が聳えている。これが鷲ヶ頭山なのだ。
ジグザグに急登して傾斜が緩やかになる。ここから振り返る海の眺めは本当にきれいだ。
すぐに石の祠がたつ安神山山頂に着いた。
写真を撮ってすぐに先に進む。
下ったすぐに、岩が突き出ていて、これをくぐらなければいけない。行く手には巨岩を無造作に積み上げたような鋭鋒が聳えている。その先端にある岩はかろうじて乗っかっているだけのように見え、地震でもあったら崩れ落ちそうな感じなのだ。
稜線を歩いて行くと、右手にダム湖が見えた。この瀬戸内海に浮かぶ島にもダムがあるのかと驚いてしまった。
岩峰のピークに向かう道には黒い潅木が立ち並んでいて、倒木となって道を塞いでいた。黒い木をよく見るとそれは焦げた木であった。このあたり一帯は山火事にあったみたいである。
このうっとうしい倒木を過ぎると、行く手には崩れそうな岩峰が迫る。これを越えるのかと思ったら、手前の肩から緩やかな下りになる。
眼前には大きく鷲ヶ頭山が聳えていて、そこに連なる稜線の道が一望できる。稜線からは瀬戸内海の青い海がすばらしくきれいだった。何枚も写真を撮ってしまう。
通ってきた岩峰群の眺めもすばらしい。この山は本当にお勧めの山である。
遊歩道からとつぜん林道に出て、少し歩くと舗装された道に出る。鷲ヶ頭山にはアンテナ塔が二つたっていて、そこまで車道が通じているのだ。この車道を横切って階段の道を登る。さすがに山頂直下になると登りはきつくなる。でもコンクリートで固められた階段の道である。これを登って行くともういちど車道に出る。車道がカーブするところで、ここからの瀬戸内海の眺めもすばらしい。
さらに遊歩道の階段を急登して、行く手にアンテナ塔がが迫ってくる。アンテナ塔を過ぎるとようやく山頂に着く。
山頂の真ん中には潅木が生えた盛り上がりがあって、そこを取り巻くようにベンチが置かれていた。三角点もある。ここのベンチに座って、景色を眺めながら休憩した。

西側が開けていて、安浦港とその向こうに広がる青い海、島々がすばらしい。今治方向の南の展望は樹林で見えない。でも南の尾根には踏み跡が続いているので行って見ることにした。150mほど下ると車道に出て、その向こうに展望台があった。そこからはしまなみ海道の吊橋を見ることができた。そして満開の桜がきれいだった。
山頂に引き返す。記念写真を撮って下山開始は1010分である。
登ってきた道を引き返すだけなのだが、写真を撮ってばかりいるので時間がかかってしまった。登りのときは真向かいに太陽があって、逆光でちゃんと写真は撮れなかったのだ。
写真を取りまくりながら下って、大山祇神社の宝篋印塔の前に戻ったのは11時を少し過ぎか頃である。


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道の駅御島


大山祇神社


安神山わくわくパーク


安神山まで0.8km


コンクリートで固められて道を登る


展望台に着く


安神山山頂


焼け焦げた黒い樹林を行く


海を振り返りながら瘠せた稜線を行く


車道を横切る


鷲ヶ頭山山頂


山頂の先にあった展望台





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