2007年晩秋四国登山
つつじょうざん

標高 1859m
岩黒山→20分→丸瀬小屋→15分→鞍部→1時間→筒上山山頂

岩黒山からはほとんどマッサカサマに鞍部に下って行く。丸瀬小屋を過ぎると絶壁に桟がかかっていて、足がすくむような道が続く。でも稜線に出ると、すばらしい展望が広がっていた。
岩黒山から筒上山

BACK 稲叢山

2007年117

岩黒山ではすばらしい展望で、いつまでも眺めていたいのだが次の筒上山に向かわなければいけない。
笹原の急斜面を下って行くと、鞍部には小さく丸滝小屋が見えた。この尾根の下りからは、雲海が稜線を滝のように流れ落ちて行くのを見ることができた。これも素晴らしい眺めである。

幾度か樹林の中に入って、どんどん下って行くと丸滝小屋が近づいてくる。小屋の後には坊主頭のようなピークがあるのだが、この両側は絶壁である。
小屋の前に着いたのは824分、小屋の前は十字路になっていた。私はまっすぐに進んで、小屋の左の鳥居をくぐって下って行っただが、この先には小屋があって、そこで行き止まりであった。引き返して、小屋の前から樹林越しに展望すると、左の道が筒上山への吊尾根に通じているようである。
左の道を下って行き、振り返ると小屋のあるピークはすさまじい断崖になっていた。
鞍部に下る頃には桟の道になった。尾根は断崖のようになっていて、そこに鉄の桟がつけられているのだ。これを支える橋桁がひどく細い鉄棒で、本当に体重を支えれるのか心細い。恐々と渡って行くが、これがけっこう長く続くのだ。桟が終わったときはほっとした。
そこから少し下ると分岐があった。標識はなくて、右側へ登って行く道に赤いテープが下がっている。左が捲き道なのだが、左のほうが広くてしっかりしていた。

私は右の道をとって、筒上山に向かって登って行く。笹薮の中につけられた道で、明るい樹林の中を登って行くのだ。登って行くにつれて大きな岩が目立つようになる。樹林の中、巨岩の間を登り、岩壁の下を捲いたりする。かなりきつい登りが続く。
ようやく樹林から抜け出して笹原の中を登って行くと、行く手のピークに祠がたっているのが見えた。これが筒上山山頂であった。意外とあっけなく着いてしまった。まだ935分であった。
ここからの展望もすばらしいのだ。石鎚・瓶ヶ森、そこから東に続く峰々。飽きることのない展望である。でも、行く手にもピークがあって、そこに祠が立っているのが見える。この山頂広場ではいくら探しても三角点がなかったので、もしかしたら向こうのピークが三角点のある本当の山頂ではないかと思ってしまう。ともかく行ってみることにした。
稜線に沿って笹の細い踏み跡を登って祠の後ろに着く。そこに三角点があった。
祠の正面に回りこむと、これは大山祇神社であった。大山祇神社といったら、この春に四国登山をしたとき、しまなみ海道の大三島にあった神社である。日本総鎮守という社号をもつすごい神社なのだ。それがここにあるというのはけっこう感動してしまう。
この祠の正面にはしっかりした参道があって、その先にはりっぱな鳥居もたっていた。参道を下って振り返ると、筒上山の二つのピークを一緒に見ることができた。

行く手には手箱山に続く稜線が緩やかな起伏をもって続いている。これなら、あまり苦労せずに山頂にたてそうだ…、などと甘い考えを持ったのは大間違いであった。


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岩黒山から下る


丸滝小屋が近づく


桟を行く


鞍部に分岐がある


巨岩の間を登る


筒上山山頂






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