2007年晩秋四国登山
つしだけ

標高 1493m
登山口→40分→石鉄大権現→50分→鞍部→40分→鉄塔→1:00→津志嶽山頂→50分→鉄塔→30分→鞍部→40分→石鉄大権現→30分→登山口

剣山の北に聳えるこの山はすさまじい絶壁におおわれた山なのだ。私が登ったときは紅葉が真っ盛りの頃で、カラ松がすばらしくきれいであった。
登山道から津志嶽

BACK 黒笠山

20071120

登山口の前の路肩に車を停めて寝ていた。今朝はそれほど寒く感じなかったのだが、それは昨日は温泉に入っていたから体がポカポカしていたのかもしれない。
今日登る津志嶽は山頂を断崖絶壁に囲まれた山だそうで、すごく楽しみだ。
今朝は薄曇だが青空も見えている。
出発は710分である。登山口は津志嶽神社の鳥居をくぐったところと書いてあるのだが、神社に向かって下って行くと、50mほど手前に登山口の指導標があったので、ここから杉林の山道に入った。すぐに神社の道と合流すると思ったのだが、そんな分岐はなかった。
すぐに杉林を抜けると茶畑が広がっていて、その横を登って行く。あぜ道のような細い道を登って行くと、行く手にギザギザの稜線が見えた。これが津志嶽なのだろうか。山肌は美しく紅葉におおわれていた。
道が平坦になって畑の中を歩いて行くと集落に着いた。こんな車道も通じていないところに民家があるのかと驚いてしまう。
集落の中の細い道を何度も曲がって歩いて行くと、民家の庭先に出て行き止まりになってしまった。引き返す。
登山道は右に行くのだった。水平な道を右に行くと杉林の中に入る。その入口にはモノレールのレールがあって、その機械が置かれていた。
ここから登山道はほとんど水平な道なのだが、道に沿ってこのレールが続いていた。鬱蒼とした植林の中を歩いて行く。右は深い谷で、流れの音が聞こえる。レールと一緒に水平な道を歩いて行くと青い旗がたっていて、そこには狸の像が置かれていた。標識には「阿波狸の発祥の地」とかかれている。四国の狸といったらけっこう有名で、ジプリのアニメ、平成狸合戦にも出てきていたのを思い出した。
ここから少し行くと、小さな沢を鉄の橋で渡る。
その先にはさっきから右に見ていた深い谷が、滝を作っているのが見えた。
滝を右に見て急な道を登ると廃屋のような民家があった。そして、この庭先を進むと石の鳥居が見えてきた。石鉄大権現である。鳥居の上には鮮やかに紅葉(黄色いのだが)した銀杏の木がたっていた。
鳥居をくぐって境内に入ると釣鐘の門があって、その先に普通の民家のような建物がある。でも、そこには石鉄山という額がかけられている。これが本堂なのだ。ずうと一緒だったモノレールはここが終点であった。

本堂の奥は小さな広場になっていて、右に御堂がたっている。その前には「天空の雫」という水場があった。水場の左には不動明王の石仏がたち、注連縄が張られた垢離場もある。修験道のお寺のようである。
引き返して、左の登山道に入る。
石垣が組まれた段々の杉林の中を登って行くと5分ほどで木橋を右に渡る。そこから杉林の中の急登が始まった。鬱蒼とした植林帯が続き、そのなかを登って行く。ゴツゴツした岩の道になると、チョロチョロと水が流れる沢の左を行くようになって、時々、水の流れの中を歩いたりする。急な登りが続き、この沢を右に渡るところには筒が突き出ていて、そこから水が流れ出ていた。ここが源流である。
沢を渡ると少し緩やかになって、広い斜面の杉林を登って行く。登るにつつれて傾斜はきつくなるが、植林の中に紅葉が混じるようになってきれいであった。斜面を斜めに登って行くと稜線の上に青空が見えてきて、ようやく尾根の鞍部に着いた。左が山頂への道である。右に行くと秋葉神社があるらしい。
ここからは尾根の上を歩いて行くのだが、紅葉がすばらしくきれいであった。とくに落葉松が鮮やかな黄色に染まっていて、他の紅葉とあいまってすごくきれいなのだ。
紅葉を眺めながら緩やかに登って行くと鳥居がたっていた。すぐに津志嶽神社かと思ったら、この鳥居から
10分ほども歩かなければいけなかった。もう一度鳥居をくぐって社殿の前に着く。社殿といってもまるで廃屋みたいな建物である。この広場の右には石を積み上げた祠があって、その中には三匹の狸の像が納まっていた。その台座には「お夏たぬきの霊」と書かれていた。
社殿の左を進むとすぐに小さな岩場があって、ロープが下がっていた。これを簡単に越えると、あとは尾根の急な登りになった。尾根の右には樹林越しに津志嶽が見える。たしかに山頂の下には岩壁が見えた。でも、樹林がジャマをしてはっきり見ることはできない。
道が尾根の右を行くようになると、日影に入ってすごく寒くなった。震えながらブナの中を登って、もう一度尾根の上に出ると、左・一宇石鉄山奥の院、右・津志嶽山奥の院という標識があった。左の神社に寄ってみようと少し行ってみたが、踏み跡がはっきりしないので止めた。
尾根を右に行くとすぐに四国電力の送電線鉄塔の下に着いた。日の当たる尾根を行くと、今度は尾根を越えて左をトラバース気味に下って行く。小さな沢を続けて二つ渡っると道は左にカーブして行く。これは津志嶽とはまったく逆の方向なので、道があっているのか心配になってしまった。
津志嶽から東に伸びる尾根の上に登り着くと、ここで右にターンする。これで津志嶽の方向になった。尾根には津志嶽のシャクナゲ園という標識がたっていた。この先にはシャクナゲノ大群落があるのだ。でも、冬の寒い中を登っている私にはまったく無縁の話である。
ここまでは樹林でよくわからなかったが左は絶壁になっていて、その岩場にはツララが下がっていた。
シャクナゲの木が目立つようになると、傾斜はさらにきつくなった。ようやく緩やかな尾根に着くと、そこにはヘリポート用地敷という白い柱がたっていた。こんな樹林の中なのにどうしてヘリポートなんだと不思議に思った。
ここからは若いブナの木の間を緩やかに登って行く。ブナは密集して生えていて、ブナ林の回廊を行くようであった。
途中、樹林が途切れて南側の展望が広がると、剣山がよく見えた。
ブナの中に樅の木が混じるようになって、さらに痩せた尾根を行くと、大きなブナの木が聳えていた。私はこうした巨木が好きなので、すぐに写真を撮ってしまうのだ。
山頂直下では岩場の急登があって、これを登りきると緩やかな痩せた尾根になる。この狭い尾根にはブナや檜の大きな木が生えていた。
大きな倒木が道を塞いでいたが、これを潜り抜けるとすぐに山頂であった。
冬枯れたブナの林に囲まれた明るい山頂なのだが、この梢がジャマをして回りの山々をよく見ることはできなかった。西に大きく聳える山が見えるが、黒笠山だろうか。
山頂には暖かく日が射していて、暖かいコーヒーを飲んで休憩。この津志嶽で剣山周辺の山は終わって、ようやく街に下ることができる。ガスボンベはほとんど空だし、まともなスーパーがなかったのでインスタントなんどのまずいものばかり食べている。街に出たら、さっそくレストランでうまいものを食べようと思う。
そういう希望があるので、下山は早かった。
10時半に下山を開始して、車の前に戻ったのは122分であった。たった1時間半で下ってしまった。

山間部を走って行く。国道なのに所々、すれ違うのが難しい道幅になる。こうした細い国道に13日間もつきあってきたのだ。でも、下って行くにつれて二車線になった。



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登山口


茶畑の横を行く


集落に着いた


集落から山道に入る


阿波狸発祥地


大鉄大権現


岩のゴツゴツした道を登る


尾根に着いた


津志嶽神社


津志嶽が見えた


鉄塔の下に着いた


シャクナゲの群生地を行く


痩せた尾根を行く


津志嶽山頂





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