2007年早春四国登山
とようけやま

標高 1247m
旧登山口→25分→新登山口→40分→水場→20分→豊坂分岐→30分→豊坂山山頂→1:10→旧登山口

豊受山の頂稜部は痩せた尾根である。南端の三度ヶ崖からは二ツ岳・赤星山の眺めがすばらしい。山頂にはなんの標識もなく、三角点は雪に埋もれていた。
豊坂分岐から豊受山

BACK 東三方ヶ森

2007年319

昨夜は長距離を走って、その途中のマクドでパソコン入力をしたりしていたので遅くなってしまった。登山口に向かってヘッドライトの灯りで走ってゆくと、ダートな道になったので、適当な路肩で車を停めて寝た。

登山口までは九十九折れの道を走って行く。かなりダートな道なのだが、昨日の道に比べたらたいしたことはない。
カーナビでセットした地点より少し先で登山口の表示を見つけた。
ここが旧登山口で、林道をさらに走り続けると新登山口まで行けるらしい。でも、そんなことをしたら登る区間が短くなってしまうので、ここから歩くのだ。
歩き始めたのは750分、新登山口までは25分ほどの登りである。
檜林の中を登って行く。朝日が林の中にも差し込んでくるが、それでも暗い林の中の登りである。道は窪んだ溝の中を登ることが多い。
かなりきつい登りが続くが、ようやく視界が開ける。行く手には大きな崩落地が広がっていた。登山道がこれに寸断されている。踏み跡を探して一段登ると林道に出た。ここが新登山口である。でも、ここまで通じている林道は崩落して車は通れないようだ。
指導標に従って登山道に入る。自然林の中、深い溝の中の道を登ってゆく。まったく堀の中を歩いているような道である。傾斜もきつくて、あえぎながら登って行くと雪が目立つようになった。この山の標高は1247mなので、やっぱり1000mを越えると雪の世界になってしまうのだ。
自然林から檜林の道になると、いくつもの倒木が道を塞いでいるので、溝から上がって樹林の中を歩いた。
このころから雪を踏んで歩くようになる。明るい尾根の上をしばらく行くが、すぐに尾根の右斜面をトラバースしてゆくようになる。こちらは日陰になるので、まったく雪山の世界である。冬枯れた樹林を眺めながら登ってゆくと小さな沢を渡ったが、つららが下がって少しだけ水が流れている。これが水場のようだ。
ジグザグに雪の道を登る。途中、急なところもあったが、総じて緩やかな登りでアイゼンなしに登って行くことができた。
樹林に入って尾根の上に出ると、豊坂分岐である。
ここからは日の当たる道だったので雪が少ない。雪の上に足跡があって、豊坂から登ってきた人がいたみたいだ。展望が開けると、そこから豊受山が見えた。岩峰が聳えるすごくりっぱな山である。雪の付いた状況で岩峰を越えたりするのは大変だと嫌な予感がした。
尾根を行くとすぐに鳥居があって、道の左に小さな石の祠がたっていた。
道が急になったので軽アイゼンをつけた。やっぱり山頂近くになると傾斜はきつくなる。
自然林の明るい尾根を登って、山頂直下の豊受神社に着いたのは945分であった。
ここには3つの建物があって、2つは神社、もうひとつは休憩小屋なのだ。でも休憩小屋は破れ家になっていて中に雪が吹き込んでいた。
山頂へは神社の後を登るのだ。稜線の上に出るのだが、この短い登りはめちゃくちゃに急な登りであった。これをアイゼンをきかせて強引に登る。でも、下りは苦労しそうだ。
豊受山の山頂は南北に細長くて、稜線に登ってからまず南をめざした。頂稜の南端は「三度ヶ崖」といって、ここからの眺めはすばらしいのだ。
岩の上に出ると、目の前には赤星山、その左後に岩峰を連ねる二つ岳が見える。すばらしい山だ。今回の登山旅行でも登山予定に入っているのだが、今回は雪で登れそうもない。特に二つ岳の岩峰はとても無理だ。残念だ。
ここで休憩した。ポッドのお湯があたたかかった。コーヒーを飲みながらのんびり景色を眺める。下には法皇ダム湖も見えた。

引き返して山頂を目指す。痩せた尾根で、雪を踏んで頂稜を歩いて行くのには緊張させらっれる。どんどん行くのだが、山頂になかなか着かない。ついに北端まできてしまった。雪に足跡が見えるのだが、このあたりをウロウロして引き返したみたいである。そうするとこのあたりに三角点があるのではないかと思う。探してみたら、半分雪に埋まっていた。三角点を掘り出して写真を撮る。三角点を見つけたのは良かったのだが、山頂はどこなのだと思ってしまう。頂稜を引き返す。歩いて行くと、一番高いと思うところに着いた。よく探してみると、木の枝に半分になってしまった小さな標識があった。ここが山頂らしい。記念写真を撮って、すぐに下った。稜線から神社への下りは短い区間だが、すさまじく急で怖かった。でも滑り落ちても下は雪なので怪我をすることはなさそうだ。とはいえ、神社に下りたときはほっとした。
あとは登ってきた道を引き返す。
車の前に戻ったのは1120分であった。


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旧登山口


えぐれた道が続く


大きな崩落地


新登山口


溝の中の道、倒木が多い


豊坂分岐


鳥居をくぐる


鳥居から雪道を20分ほど登る


豊受神社


豊受山山頂、標識はない





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