2007年早春四国登山
2007/3/12

標高 1484m
国民宿舎→20分→展望台→35分→天狗ノ森山頂→30分→姫百合平→40分→黒滝山→10分→横道分岐→10分→ヒメシャラ並木→15分→大引割→30分→横道分岐→1:10→国民宿舎

天狗ノ森から黒滝山へは気持ちのよい樹林の中の縦走路が続く。ヒメシャラの並木もきれいだった。最後の大引割というのは大地の巨大な裂け目であった。
天狗荘と天狗ノ森


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3月
11

一日中、道の駅で温泉に入って、読書をしてすごした。天気はいいはずなのだが、風が強くて雲がすごい勢いで流れていた。ともかく四国に渡ってから毎日山に登り続けていたので、今日は静養日なのだ。


312

道の駅から五段高原に向かう。今日は五段高原と天狗の森、そして大野ヶ原に登るつもりなのだ。この3つの山はともに四国カルストにあるのだが、四国カルストは愛媛県と高知県の県境に連なっていて総延長25kmもあるすごい規模のカルスト台地なのだ。台地といってもここは標高が1000mを越していて、日本では最も高いところに位置するカルスト台地である。
だから今日の登山は山に登るというよりはカルスト台地を散策するという感じになるはずである。
道の駅から津野村に入って、ここでまずガソリンを入れた。ほとんどゼロになっていたのだが、昨日は日曜でこのあたりの給油所は休んでしまっていたのだ。満タンになったので安心して地芳峠に向かって登って行く。天気はあまりよくなくて、細かな雪が舞っていた。峠に近づくにつれて道端に雪が残っている。やばい。下りで雪道になったらどうしようと思ってしまう。一応スタッドレスを履いてきているのだが、3年前のものだから制動力が残っているかどうか極めて不安だ。
峠に着いてからすこしジグザグに走って稜線に登りつく。そこからはすばらしい高原の風景画が広がっていた。姫鶴平にはお店などがたっているのだが、人っ子一人いなかった。この近くの展望所からは風力発電の風車が2基たっているのが見える。今日は風が強くて、風車が力強くまわっていた。稜線に続く車道を天狗荘に向かって走って行くが、ついすばらしい眺めに目を奪われてしまう。草原に白い石灰岩が散らばっていて、それがどこまでも続く。
カルストの中を走って行くと、カーナビで五段城のすぐ傍を通過したのがわかった。でも走りながら注意して見たのだが、登山道がなかった。五段高原も四国百名山の一つになっているのだが、これでは登るところがないということになってしまう。車で通過しておしまいになってしまうかもしれない。
カルスト高原を5kmほど走って国民宿舎天狗荘に着く。ここに駐車場があるのだ。身支度をして出発したのは9時であった。少し遅くなってしまった。
広い駐車場の奥が登山口で、ここには「四国のみち」の指導標がたっていた。
バンガローやフィールドアスレチックの施設をみて登ってゆく。日陰には雪がけっこう残っていて、今日はものすごく寒いので雪は溶けそうもない。

針葉樹の林を登って行くと10分ほどで展望台に着いた。ここから五段高原を眺めるとピークに東屋がたっていて、そこに向かって遊歩道が続いているのが見える。帰りはあれを歩いて五段高原に登ったことにしようと思う。
展望台から林の中を緩やかに登って行くと、展望が開けて天狗の森が大きく聳えているのが見えた。ずいぶん遠いような気がしたが、展望台から20分ほどの登りで山頂に着いた。この頃には晴れて、真っ青な空が広がっていた。青空にたくさん石灰岩の白が映えている。
天狗ノ森から行く手を眺めやると、遠くに三角に聳える山が見える。これが黒滝山のようである。かなり下に見えるのは天狗の森の標高1485mに対して1367mだからである。でも遠い。
急な道を下って平坦になると、そこからは梢だけになった落葉樹林の中をのんびり歩いて行くのだ。明るく日がさして快適なウォーキングが続く。でも、日陰に入ると雪があるし、風はものすごく冷たい。
目の前に黒滝山が大きく迫ってくると分岐があった。ここが姫百合平のようである。標識がないのではっきりとわからないのだ。
ここから樹林の中の急登が始まった。意外と簡単にピークに着いてしまって、これが黒滝山山頂かと思ったら大間違い。かなり遠くに高く聳える山があった。これが黒滝山のようだ。稜線を緩やかにアップダウンして歩いて行く。稜線には石灰の巨岩があちこちに突き立っていて、カルストの山であることがよくわかる。
姫百合平から
20分の登りで黒滝山に着いた。山名の標識は木の幹に打ち付けた小さなものであるが、その前に三角点があった。
黒滝山からはどんどん下って行く。目指すのは大引割・小引割である。方角は西なのに南のほうに下って行くので、道を間違えていないか心配になってしまった。
でも、15分ほどジグザグに下ったところに四国のみちの指導標があって、間違っていないことが確認できた。ここからは西に向かって歩いてゆく。道も平坦になった。
分岐から少し行くと赤い幹の森の中に入った。「ヒメシャラの並木道」という標識があった。百日紅の仲間の木で、特徴的な赤い幹のおかげで、ほとんど木の名前を知らない私もこの木の名は覚えている。
ヒメシャラの並木から7分ほどでベンチのある広場に着いた。そこには大引割・小引割の案内板がたっていた。ここが大引割らしいがそれが何ナノかよくわからない。その広場の端まで行ってみると、そこには大きな岩の亀裂があった。木につかまって恐る恐る覗き込むと、その岩の裂け目は長く続いていて、深さも目もくらむようだ。震え上がってしまう。案内板によると、有史以前の大地震によってできたもので、長さ80m、深さ30mもあるのだ。ここまで来てよかったと思った。すごいものを見ることができた。
ここから少し離れたところに小引割があるのでこれも見に行った。大引割を左から回り込んでその奥に平行するように岩の裂け目がある。規模は少し小さいのだが、それでもやっぱりすごいものである。深さは20mもあるという亀裂を除き込んだ。やぱりこわかった。
あとは引き返すだけである。黒滝山から下ったところにあった分岐からは稜線の道は行かずに、山腹を水平に行く「横道」を行くことにした。
気持ちのいい樹林の道は起伏もなく快適に歩いて行ける。途中天狗池に下る道があったが、これに寄ることはやめてしまった。
梢だけの林の道をのんびり歩いて、天狗荘の駐車場に戻ったのは12時であった。



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カルストの中を走る


国民宿舎天狗荘


樹林の中を登る


展望台


雪が目たち始めた


天狗ノ森


落葉樹の林を行く


姫百合平


尾根にも石灰岩


黒滝山山頂


黒滝山から下って分岐があった


大引割


横道を引き返す



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