2007年晩秋四国登山
こうのいたやま

標高 1427m
三叉路→30分→登山口→55分→高板山山頂→20分→三ノ森→10分→三叉路

奥神賀山に登る前に、ついでのつもりに登ったのだが、登山道には巨岩がそそり立ち、紅葉もきれいで十分に満足する山であった。
奥神賀山への林道から高板山

BACK 綱附森

2007年111

大栃の集落に入って、ガソリンスタンドと食料を売ってるスーパーを探した。ともに底をついているのだ。ガソリンはこの11月からまた大幅に値上げしたようで、ついにリッター150円を超えるのだそうだ。でも、こんな田舎のスタンドだが、142円だった。よかった。
スーパーでは食料を買い出した。食糧のストックが多いとなぜか安心感がある。
大栃の集落から大吊橋を渡って、すぐに右折してダム湖に沿って走って行く。分岐があって、よくわからないのだが左の道をとる。林道をどんどん走って行くと、私のカーナビは途中から道路の表示がなくなってしまって、本当にこの道が登山口に通じているのかわからない。ダートな道になってどんどん走って行くのだが、行けど行けど登山口らしきものはない。カーナビで目安にしていた高板山からはどんどん離れて行く。益々心配になってきた。でも、これは山の急斜面をターンをしながら登っているためのだ。かなり上に行って視界が開けたところで、右にターンして高板山に向かって走って行く。山は紅葉まっさかりですばらしくきれいだ。
山の斜面をほとんど水平に走って行き、ようやくガイドブックにあった三叉路に着いた。道は間違っていなかったのだ。よかった。この三叉路には駐車場があったので、ここに車を停めて寝た。


112

夜はものすごく風が強くて、車が揺れるほどだった。山の上だったためか携帯が通じたので天気予報を確認したら、今日は曇り後晴れとなっていた。明るくなると厚い雲が風に流されて行くのが見えた。今の時期は6時になってようやく明るくなるのだ。
6時半になったら、少しだけ青空が見えるようになった。なんとか今日は登山ができそうだ。
でも、風が強くてめちゃくちゃに寒い。登山の準備をしていても、たまらなく寒いので、防風衣の代わりに雨具を着てゆくことにした。出発は650分である。
今回の登山旅行では四国百名山を登っているのだが、今日登るのは奥神賀山である。ところがこの山は、車で豊永峠まで行ってしまうと、50分で往復できてしまうのだ。それではあまりにもつまらないので、この近くにある高板山に登って、それから三叉路から豊永峠まで30分歩くつもりだ。
高板山へは三叉路を右に行く。三叉路には高板山登山口の標識があって、そこには山の概念図が書いてある。この標識の横に登山道があるのだが、私は帰りにこの道を下ってくるつもりなのだ。
三叉路から右の林道を歩いて行くと30分ほどでY字路があって、左の道には草が生えてゲートが閉じている。これが高板山登山道への入口である。この道を行くと林道は終点になって、そこから山道になった。ゴツゴツした岩を踏んで登って行く。鬱蒼とした原生林で巨木が多い。そして大きな岩が点在する。
見上げるような岩の右を通り過ぎて振り返ると、岩の上には祠がたっていた。
ここから5分ほど登ると稜線である。稜線を左に辿る。
すぐに巨岩が立ちはだかって、この岩の上を登って行く。この露岩の登りの途中には「不動恵童子」と刻まれた石柱がたっていた。この山は修験道の山なのだろうか。
高板山は奥神賀山に登るついでの山と思って軽くみていたが大間違いであった。険しい岩稜の続く山で登りがいのある山なのだ。
紅葉がすばらしくきれいなのだが、険しい道の連続で息をつく暇もない。稜線から外れて捲き道を行くのも大変だった。絶壁のような急斜面をトラバースすることになって、その道はものすごく細くてたよりない。一歩一歩慎重に足を運ぶんで行くのだ。
岩場の稜線をアップダウンを繰り返して行くと、巨岩が二つに割れていて、そのスリットを抜けるところがあった。なにか名前がついているのかと思ったが、標識はなかった。
巨岩の基部を捲いて、ロープで急斜面を登ると左に展望の開けたところがあった。岩の上ですごい高度感である。ここには二つの碑がたっていて、一つにはさっきと同じ「不動恵童子」と刻まれ、もう一つには何かしら判読不能の文様が刻まれていた。
ここから痩せた稜線を5分ほど行くと祠があった。これがガイドブックにある若宮様なのかもしれない。
ここから少し行くと鋭い岩塔が聳えていて、その前には不動明王の石仏が置かれていた。これが四国王目岩である。この岩塔には登れとガイドブックに書いてあるが、それは完全なロッククライミングである。私にはとても無理である。
この岩の右下を捲いて行くと、行く手には高く聳える山が見えてきた。高板山である。きれいな紅葉の中を急登して、高板山山頂に着く。山頂は思ったより広くて、真ん中に三角点があり、そのそばに山名の書いたプレートが置いてあった。標識はこれだけで、なにかしら寂しい。でも、厳しい岩場を越えてようやく到着した山頂である。満足感いっぱい。
山頂から急降下して、それからしばらく平坦な痩せた尾根を行く。ようやく紅葉を楽しむ余裕ができた。でも、すぐに行く手に高く聳える山が近づいてきて、その山腹には巨岩が聳えているのが見える。げっ…、これを越えるのか、と思ってしまう。
巨岩の間を急登する。岩場では踏み跡がはっきりしなくて時々迷った。鞍部から見えた巨岩は右を捲いて登って行くのだ。よかった。岩塔の基部は巨大な岩壁で、見上げると首が痛くなるほどだった。
ようやく山頂に着くと、そこには注連縄が張られていて祠がたっていた。ここが二ノ森で、この祠は安徳天皇が身につけていたお守りを祀る奥の院なのだ。安徳天皇は壇ノ浦で平家一族と共に海に沈んだはずなのだが、安徳天皇は四国に落ち延びてきたという平家落人伝説があちこちにあるのだ。
二の森から緩やかに上下して隣のピークにたつと、そこにも祠があった。さて、その先に進もうとしたら、断崖絶壁であった。どうして進むんだとよく見ると、このほとんど垂直の崖にロープが下がっていた。これにすがって下らなければいけないのだ。とんでもない山である。でも、実際下ってみたら、しっかりした足場や手がかりがあって、安全に下ることができた。
紅葉の痩せた尾根の急降下が続く。あんまり急な下りなので、もう尾根から外れて三叉路に下っているのかとも思った。でも、そんなに甘くはなくて、だいぶ下ったところに指導標がたっていて、それが三叉路登山口への下り口であった。
すごい急降下が続く。手がかりがなくて、這うようにして下るところもあった。さらに檜の林を行くようになると下に林道が見えてきた。でも、まだずいぶん下である。道の両側は笹薮で、この中をジグザグに下って、林道に降り着いたのは920分であった。


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三叉路の標識


紅葉の林道を行く


岩がゴツゴツする道を登る


登山道には巨岩が聳え立つ


祠がある巨岩


不動恵童子の碑


巨岩の裂け目を抜ける


急斜面をロープで登る


岩の上の展望台の石碑


若宮様


高坂山山頂


巨岩が立ちふさがる


二の森の祠





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