BACK 五段高原
2007年3月12日
車を走らせて大野ヶ原に向かう。これも名前からして山という感じがしない。五段高原から西に向かって走って行く。登山口のある小松地区に近づくにつれて、道には雪が目立ってきた。雪道になってるところもあった。なんか運転していて怖い。
登山口はミルク園というお店の前である。西洋のお城の形のトイレがあって、その横に遊歩道の階段あった。
これを登ると広い駐車場があって、それを横切って少し行くと、急な登りの道があった。この道は一直線に山頂に向かっているのだ。山頂まで直登するのだ。コンクリートで固められて道なのだが、雪がついている。この急斜面で雪を踏んで登るのは大変であった。道の左は柵が続いていて、その中は石灰岩が散らばるカルスト地形である。
この直登の道を雪に足をとられながら、15分息を切らして登ってようやく傾斜が緩やかになると車道を横切った。その向こうにはなぜか石仏が10体ほど並んでいた。
ここからは雪が深くなって、まるで雪山を歩いているようになった。
行く手には小さな風力発電の風車が回っているのが見える。車道に出て、右に少し行くと源氏ヶ駄場という標識があった。どういう意味なんだろうと思ってしまう。
こからの展望がすばらしくて、カルストの石灰岩が散らばる草原やはるか向こうに五段高原、天狗ノ森が見える。
舗装された車道を歩いて行くと左に入る道があって、これを辿るとコンクリートの神社があった。神社と思ったら、その前には「大空海山幸福寺」と刻まれた石柱がたっていた。これはお寺ということなのだ。このお寺の横に三角点があった。
あとは引き返すだけなのだが、この先にもピークが見えるのでもう少し歩いていった。ともかく今回の山行はカルスト地形を楽しむことだと思っているので、のんびり石灰岩の散らばる草原を眺めながら歩いていった。でも、ピークの傍までいったら、鉄条網の柵があったのであきらめて引き返した。
帰りは車道を歩いて下りたのだが、どうにも遠回りすぎることがわかったので途中から直登の道を下った。雪のついた道を下るのは怖かったが、2時45分には戻ることができた。
ここからすぐ近くにブナ原始林があるので、これも見て行くことにした。2kmほど林道を走ると、右に駐車場があった。
ここから緩やかにに下って、牧場の建物の横を過ぎると四国のみちの指導標があった。
樹林の中に入る。ぶなの林の中を1.2kmほど歩くのだ。道は雪に覆われていた。その雪道を歩いて行くと、周りは苔むした古いブナの巨木や若々しい木々など見ていて飽きない。もう日も傾いているのだが、夕日がブナの木にあたってきれいでである。たくさん写真を撮ってしまった。遊歩道の終点に着いた。私はここから小屋山に登るつもりだったのだが、どうしても登り口を見つけることができなかった。遊歩道終点の周辺を2往復もして探したのだが、結局みつからなかった。
あきらめて引き返した。
車の前に戻ったのは16時5分であった。日も傾いて、風がものすごく冷たかった。
明日は篠山に登るつもりなので、海に向かって下って行く。ようやく街に戻るという感じだ。食料もなくなったので、どこかでスーパーを見つけて買出しをしなければいけない。でも、宇和島でマクドを見つけたので、ここでパソコンに登山記録を打ち込んでいるところだ。
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ミルク園登山口の東屋

階段を一直線に登って行く

車道と交差する

源氏の駄場

大空海山幸福寺の横に一等三角点

大草原を下る

ブナ原生林入り口

遊歩道終点 |