2007年早春四国登山
なかつみねやま

標高 773m
五滝入口→1:10→車道出合→20分→ロマンス広場→20分→中津峰山山頂→50分→如意輪寺→30分→五滝下り口→30分→五滝入口

この山の登山口には五滝という滝群があって、滝が大好きな私はとても楽しかった。山頂からは如意輪寺に下ったが、すばらしい古刹であった。
山頂の三角点

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2007年3
27

五王神社の前から6時半に車を発進。すごく細い道を山に向かって走って行く。この道の終点が五滝の入口であった。ここに車を停めて歩き始めたのは645分である。
ここにはその名の通り雌鴨滝・雄鴨滝、御来迎(五来光)の滝、布引の滝、蔵(象)の滝と五つの滝が連続しているのだ。滝の大好きな私としてはうんと楽しみである。
鬱蒼とした杉林の中、階段の道を登る。
最初に横長の岩壁から流れ落ちる小さな滝があった。左右に滝があって、その真ん中には不動尊の石仏が置かれている。これが雄鴨滝・雌鴨滝だろうか。標識がないのでよくわからない。渓谷が小さな滝を連続させている。それを眺めながら石段を登って行く。この滝を巡る遊歩道はかなり古いもので苔むして一部崩れかけている。急なところには鉄の手すりもついているのだが、錆び付いて壊れてるところもあった。せっかくの滝めぐりコースなのだからもう少し整備したらいいのにと思ってしまう。
次に現れたのはすごく高いところから簾のように流れ落ちる滝であった。これが御来迎の滝のようである。その滝の横には御堂がたっていた。
滝の右を急階段で登って、さらに大岩の間を抜けて渓谷に沿って行くと、休憩施設があった。このすぐ先の右に細く流れ落ちる滝がある。ナメ滝で、ここには布引の滝という標識がたっていた。
鉄板の橋を二度ほど渡ってさらに上流に向かうと、すごく高い上から一直線に流れ落ちる滝があった。これが蔵の滝らしい。この滝の前には苔むした石の祠があった。
これで滝見物はおしまいである。蔵の滝の前には四国のみちの指導標があって、この先は整備された階段の道になった。四国のみちとしてこれだけ整備するのなら、滝のコースもきちんとしたらいいのにと思ってしまった。
整備された階段の道であるが登りはものすごく急であった。檜の林の中を登って行くと、視界が開けたところから中津峰山と思われるピークが眺められた。滝から20分ほどの急登が続いてようやく林道に出た。
ガイドブックではここから10分ほど林道を歩き、中津峰森林公園から山頂をめざすことになっている。ところが、林道に出たところから右のすぐのところに新しい白木の指導標があって、中津峰の登山道を示していた。
林道歩きはいやなので、この道を登ることにした。植林の中を5分ほど登ると尾根道に出て、指導標がたっていた。
ここからは尾根に沿って登って行く。途中にはけっこう親切に指導標があって、それには「いやしの道」と書かれていた。分岐から10分ほど登ると新しく設置されたと思われるベンチがあって、そこには「ロマンス広場」という表示があった。
植林や照葉樹の林の中をさらに
15分ほど登ると、水場の表示があった。ここから100mのところに水場があるらしいのだが、立ち寄ることはしなかった。
水場から少し行くと石垣が見えてきた。こんな山の上にどうして石垣があるんだと不思議に思ったら、それが山頂にある天津地神社であった。
この神社は石垣で囲われていて、その中に社殿があるのだ。石垣に開けられた四角な穴をくぐって社殿の前に出る。波トタンでおおわれて、黒く塗られている。この右横を登ったところが山頂であった。山名の標識とその傍には三角点があった。山頂から眺めるとすぐ傍にアンテナ塔が見える。
山頂のすぐ下に東屋があって、その一段下に最近造ったばかりと思われるたくさんのテーブルとベンチがあった。この山は最近登山道の大幅な整備をしたらしい。
山頂のベンチで暖かいコーヒーを飲みながら帰りのルートを考えた。本当は登ってきた道を引き返すよりないのだが、ここから如意輪寺へ下ってみたい。如意輪寺というのはすごくりっぱな寺院らしくて、本尊の如意輪観音は国の重要文化財なのだ。四国のみちのイラストマップがこの山頂にもたっているのだが、それによると如意輪寺から五滝までは2.5kmとある。車道歩きになるが、単純に来た道を引き返すよりはおもしろそうだ。時間もまだ820分である。
そう決めて、如意輪寺に向かって下ることにした。
四国のみちをどんどん下って行く。道はきちんと階段に組まれていて迷うことはない。登ってきた「いやしの道」を歩いていたのだが、いつのまにかその道とは分かれてしまって、階段の道をどんどん下る。こんなに下ってしまっていいのかと思うほど下ったのだが、20分ほどで如意輪寺に着いた。すごく大きなお寺で、境内には大師像もあり、お堂の前には納札箱も置かれているので遍路と関係するお寺なのだろうかと思った。
本堂の前の急な階段をくだる。途中には立派な楼門があった。石段を下りきったところには広い駐車場がある。ところが、五滝に向かう道の指導標がない。
しかたがないのでカンで車道を歩いて行くことにした。
車道は山襞に沿って曲がりくねって続いている。途中、まったく指導標がなくて心配だったが、30分の車道歩きで無事に五滝の分岐に着いた。
ここからは来た道である。滝をもう一度見物しながらどんどん下って、車の前に戻ったのは10時少し前であった。

今日は、もう一つ、太龍寺山に登る。車を走らせて行くと、すごい巨木が枝を広げていた。徳島市指定文化財・天然記念物という標識がたつ「速雨神社の大クスノキ」であった。私はこういう巨木が好きなのだ。


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五滝入口


滝を見ながら石段を登る


巨岩の隙間を通る




林道に着く


真新しい指導標、これを登った


ロマンス広場


天津神社


中津峰山山頂


如意輪寺に着いた



五滝下り口に戻った

如意輪寺参拝




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