2007年早春四国登山
2007/3/31

標高 1176m
登山口→25分→杖塚→30分→賽の河原→30分→工石山山頂→10分→北の頂→15分→八起白鷺岩→15分→杖塚→20分→登山口

この山は全国で最初に自然休養林の指定をうけたのだ。登山道はほとんど遊歩道といってよくて、あまりきつい登りはない。山頂には一等三角点があって、太平洋や石鎚山を展望できるらしいのだが、私が登ったときは霧で何もみえなかった。
工石山


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高知を観光してから工石山の登山口にやってきた。高知からは25kmほどでものすごく近いのだ。登山口は赤良木トンネルの手前を左に入る。ここには工石山青少年の家や森林科学館などの施設がある。
登山口の入口に駐車スペースがあったのでここに停めた。
いつもは携帯で天気予報を確認しているのが、ここは携帯が通じない。車のテレビをつけたら、NKK総合がかすれながらも見えた。その天気予報では前線が迫っていて、明日は夕方から雨になるのだそうだ。そして明後日も雨なのだ。明日、工石山に登ったら明後日の陣ヶ森と稲叢山はあきらめて、下界に下りてのんびりすることにした。
読書に疲れて寝ようと思って横になったら星がまたたいていた。青少年の家にはけっこう遅くまで灯りがついていた。


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今日は晴れるつもりでいたのだが、空は厚い雲におおわれていて、山の上のほうは雲にかくれていた。霧のような雨が降っている。
登山開始は645分である。
登山道入口から砂利の道を歩いて行くと右に小さなキャンプ場があって、その先で砂利道は行き止まりになり、左に登山口があった。
檜の樹林の中、階段の道を登って行く。けっこう急な斜面をゆくのだが、ジグザグに登るのであまり急ではないのだ。
途中、石畳や古い石段のようなところを通過し、檜の林から落葉樹の梢だけの林なると「杖塚」に着いた。ここで道は分岐する。
工石山の登山道は南回りコースと北回りコースがあって、その分岐がここなのだ。
私はガイドブックに従って、南回りコースを登って北コースを下るつもりだ。杖塚の指導標には山頂まで2.8km、賽の河原まで1.8kmとかかれていた。
ここからは山の中腹を水平に行く道である。登るというよりは緩やかに下っているような気がした。山襞に沿って曲がりくねった水平道は続く。進むにつれて道には大きな岩が目立つようになってきた。展望が開けたところから見える近くの山肌には巨岩があちこちに突き出ているのが見える。この山はもしかしたら岩峰の山なのかと思った。
崖をトラバースする道になると、安全のためか柵が設けらていた。でも「てすりにさわるな」という危険標識がたっていた。
歩き始めて45分でヒノキ屏風岩に着いた。ここには大きな岩山があって、その上に枯れた木が生えている。その岩の上に登ると、下は断崖であった。
さらにこの巨岩の右に妙体岩の説明があった。ここから700mにある巨岩で、太平洋からよく見えるので、山内一豊が土佐に入国するときに船からの目印になったという。でもその妙体岩はたれこめる雲にかくれて見えなかった。
ここは杖塚・山頂のちょうど中間点である。指導標には山頂まで1.4km、賽の河原へ0.4mとかかれていた。
照葉樹の中を登って行くと沢の音が聞こえはじめて、それがどんどん近くなる。
沢を橋で渡るとそこが賽の河原で、大きな休憩舎が二つ建っていた。ガイドブックによるとここの小さな流れにはサンショウウオが生息しているという。探してみたが、サンショウウオはいなかった。
賽の河原で山頂に向かう道は二つに分かれる。一つはシャクナゲコースで、5月の花の時期は最高にきれいらしい。でも今は花には早すぎる。もう一つは桜岩園地コース。どんな道かわからないのだが、桜岩というのだから岩稜コースかもしれない。変化に富んだ道であることを期待して、この道を行くことにした。
最初は大きな岩がゴロゴロする沢の道を登り、沢から離れると照葉樹の中の急な登りになった。ようやく登山らしくなった。
登って行くと「鏡岩」という説明板があった。工石山は鏡川の水源で、そこにある大岩がこの鏡岩なのだそうだ。白っぽい巨岩が林の奥に聳えているのが見えた。
登山道はこの巨岩のすぐ傍を登って行くのだ。つくづく大きな岩だと思った。
照葉樹の中を急登して、ようやく稜線に着くと休憩舎がたっていた。すぐそばには鳥居もあった。ここが桜岩園地なのだ。期待したロックガーデンはなかったが、鏡岩を見れたからよしとしよう。
ここから山頂までは100mで、急な道をひと登りすると山頂に着く。山頂には立派な休憩舎があって、その上が展望台になっている。この休憩舎の奥には三角点と山名の標識があった。ここの三角点は一等三角点なのだ。
展望台に上ったが、霧に包まれていて何も見えない。少し休憩してすぐに桜岩園地に引き返した。ここから隣の北の頂までは100mである。巨岩の横を過ぎて、少し登ると北の頂だった。
ガイドブックによると、山頂よりもこっちのほうが展望は素晴らしいのだという。でも、やっぱり霧の中で何も見えないのだ。方向指示盤があって、それを見ると石鎚山系や剣山まで一望できるらしい。残念だ。
悔しいのでさっさと下山することにした。かなり急な下りが続く。この山にはいたるところに休憩舎やトイレがあって、この下りでは最近建てたばかりと思われるきれいなトイレを見かけた。
北の頂から15分ほど下ると、「天然ひのき風倒根」というものがあった。くもの巣のように大きく広がった根で、風に倒れた時の樹齢は200年だという。
ここから杖塚までは800mである。檜の林に入って少し行くと、右に「八起白鷺岩」という表示があった。行ってみると大きな白い三角の岩があった。もちろんその下は絶壁である。
さらに檜の林を行くと変わった植生を見た。横倒しになった木がカーブして上に伸びようとしているのだ。それが林をつくっているのだ。
ヒノキ林を抜けると、あとはひたすら下るだけである。道端には「ここは全国(県の木)遊歩道です」という標識がたっている。この工石山は全国最初の自然休養林なのだ。
水場を過ぎるとすぐに大きな石碑のたつ広場に着いた。大きな岩に「工石山県民の森」と刻まれていた。その横には2086年開封のタイムカプセルがあった。
この広場からほんの少し行ったところが、登りで見た杖塚分岐点であった。
来た道を引き返して、車の前に戻ったのは910分である。他に車が2台停まっていた。今日は土曜日なのだ。


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登山道口


杖塚の分岐


水平道には大きな岩


てすりにさわるなの標識


ヒノキ屏風岩


沢を渡る


賽の河原


桜岩コースを行く


桜岩園地の休憩舎


工石山山頂


北の頂山頂


こんな林があった


杖塚の広場




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