2007年晩秋四国登山
じんがもり

標高 1013m
登山口→20分→陣ヶ森山頂→20分→丸山広場→20分→広い岩→30分→戸谷ヶ森→15分→鉄塔展望台→20分→戸谷ヶ森→30分→広い岩→20分→丸山広場→20分→陣ヶ森→15分→登山口

登山口から山頂までは20分足らずで着いてしまうのだが、それではあまりにもつまらないので、石鎚連峰が展望できる鉄塔まで縦走した。展望はすばらしかったが、アセビの原生林にけっこう感動してしまった。
露岩の展望台から陣ヶ森

BACK 梶ヶ森

2007年113

土佐大田口駅から国道を引き返して、大杉から439号線に入る。途中、道の駅があったので立ち寄ったら人と車がいっぱいで、しかも大型バスで団体がやってきたりする。ラーメンをつくって食べようと思っていたのだが、あきらめて稲叢山の登山口に向かうことにした。郷ノ峰峠から北に向かう道に入ってどんどん走って行くと、陣ヶ森登山口の標識があった。稲叢山に登ってからこの山に登るつもりだったが、しばらく走ってから梶ヶ森に先に登ったほうがいいということに気がついた。明日は石鎚山の近くの山に登るのだから、稲叢山からそのまま北上して石鎚に行ったほうがいいではないか。引き返して、陣ヶ森の登山口に向かった。細い曲がりくねった道だが舗装はされていた。終点には広い駐車場があって、そこには六角形のトイレがたっていた。
腹が空いているので、椅子とテーブルを出してお湯を沸かしていたら牛の声がした。山の斜面には牛がたくさん放牧されているのだった。


114

650分に出発した。
すぐに急な階段の登りが始まる。道の両方は放牧地で有棘線の柵が設けられていた。登って行くと道の両脇にはみっしりと潅木が立ち並ぶようになった。この木がアセビらしい。
急な道を
20分ほど登ると傾斜が緩まって、山頂に着いてしまった。もう山頂か…と思ってしまうのだが、私はこの先4kmほどの遊歩道をのんびり歩こうと思っているのだ。山頂には東屋があって、三角点もあった。
山頂からはアセビの林の中を緩やかに下って行く。階段に組まれた道なのだが、なぜか穴ぼこだらけで畑を耕したようになっている。よく見るとそれは牛のヒズメであけられたものなのだ。こうしたボコボコの道がずうっと続くのだ。しかも、いたるところに大きな牛の糞が落ちている。せっかく遊歩道として整備されているのに、これでは快適な散策はできない。
この遊歩道には指導標が完備されていて、次のみちしるべまで○mというふうに書かれていて便利である。ゆるやかに登り返して、広い草原のピークに着く。ベンチがいくつも置かれていて、トイレもたっている。ここが丸山広場であった。草原の広場なのだが、異様にボコボコしていて、これも牛が歩き回るためで、草の中には牛の糞がいっぱい落ちていた。こんなところで休憩する気にはなれない。
広場からは東南の展望がすばらしい。でも見える山の名前はよくわからない。工石山が近くに聳えているというのだが、どれだろう。
丸山広場の先端から急な坂道を少し下るとすぐに展望の稜線に出て、行く手には平らかなピークが聳え、その山頂には白い岩が見えた。緩やかに登ってピークにたつと、そこは露岩の展望台になっていた。ベンチも置かれている。振り返ると丸山広場が見えて、陣ヶ森はその後に隠れていた。遠くの山々が一望できて爽快である。
急な道を下る。行く手には杉林とその上にピークが見えるて、これが次の目標の戸谷ヶ森である。
岩が重なる鞍部から緩やかに登って行くと杉の林に入って、これがしばらく続く。傾斜がきつくなってようやくピークに着いたが、そこに山頂の標識がない。おかしいと思いながら平坦な稜線を行くとベンチが見えてきた。そこが戸谷ヶ森の山頂であった。平坦な道の途中で、山頂という感じはまったくない。でも三角点があるのだ。ベンチの後の木の幹に山名がかかれた小さなプレートがくくりつけられていた。
もうここで引き返してもいいのだが、この先の鉄塔の立つ所から石鎚山系が一望できるというのでそこまで行ってみることにした。ここまでは稜線の左側の展望は開けているのだが、石鎚が見える北西部が開けたところはまったくなかったのだ。
急な道を下って行くと、すばらしいアセビの原生林が続く。これは本当にすごくて、何枚も写真を撮ってしまった。駐車場の入口にあったイラストマップには「群馬県天城山と並び称される大群落」と書いてあったのだが、たしかにすごい。ただ、群馬県の天城山というのは伊豆の天城山の間違いではなかと思うのだが…。
下りが緩やかになると、川窪登山口と島ヶ峰との分岐があった。ここで私は右の川窪登山口に向かう道を行ってしまった。杉の林に入ってどんどん下って行くが鉄塔になかなか着かない。杉の林の中から左の尾根に送電線の鉄塔が見えた。でもその電線を目で辿ると、こちらの尾根に続いている。さらに下ると樹林の中に鉄塔があった。でも、展望はまったくない。道を間違ってしまったようだ。分岐に引き返して島ヶ峰への道を登った。
尾根の小高いところに鉄塔がたっていて、そこからは期待した石鎚連山が一望できた。すばらしい眺めだ。
大満足して来た道を引き返した。
駐車場に戻ったのは1015分である。


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登山口の駐車場


登山道入口


階段を緩やかに登る


陣ヶ森山頂


丸山広場


行く手のピークに向かう

露岩の展望台に着く


戸谷ヶ森山頂


川窪登山口との分岐


鉄塔の展望台






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