いよふじ 1756m

ささがみね 1859m
野営地→40分→西黒森山→2:30→伊予富士→30分→桑瀬峠→1:00→寒風山→1:20→笹ヶ峰→40分→ちち山ノ別れ→1:10→土山越

縦走を始めて3日目。この日も雨だった。当初の予定から4時間も遅れている。
帰りのバスが心配になってきた。
笹ヶ峰山頂

 伊予富士山頂へ
西黒森山山頂


霧の稜線を行く


自念子ノ頭山頂


自念子ノ頭の三角点


車道からの登り口


東黒森山山頂


伊予富士山頂

BACK 瓶ヶ森

2002年814

昨日は、遅れを少しでも取り戻そうとして頑張ったのだが、逆に遅れを広げてしまった。
キャンプを予定していた桑瀬峠までは、テントを張ったここから4時間半もかかるのだ。これが遅れである。
朝、3時半に起きて食事をして、荷造りにかかった。今朝も小雨が降っている。
今日のパッキングではテントを最後につめようと思っている。
テント以外の荷物をザックに詰め終わったところで時間は445分。でも、空が明るくならない。
天気が悪いせいもあるのだろうけれども、夜明けが遅い。
少し明るくなったところで、テントを畳んだ。
さて、パッキングを終えて出発しようとしたときに、中年の夫婦が登ってきた。下の車道に車を停めて、そこで寝ていたのだそうで、写真が撮りたくて登ってきたのだそうだ。
雨は止んだが、完全に雲の中である。写真なんか撮れるはずないではないか。
出発は5時半になっってしまった。
私のもっているガイドブックではここから伊予富士までの間の地図がない。車道に沿って登山道があるのは間違いないのだが、ちょっと心配である。
いっそのこと、車道を歩いて時間を短縮しようかとも思ったが、それでは全山縦走にはならない。登山道を行くことにする。
まず登るのが西黒森山である。稜線の道をしばらくいくと、左に入る細い道があって、西黒森山の登り口である。これがまたすさまじく急な道だった。
笹の中の道で、この笹にすがりながら登っていく。
山頂で記念写真を撮って、といっても何も見えないのだが、すぐに下る。下りは登り以上に大変だった。
分岐に戻ってさらに稜線の道を行くと、また車道のすぐ近くに出た。指導標があって、次は自念の頭というピークなのだそうだ。地図がないものだから、次に登るピークもわからないのだ。
この山頂を過ぎると再び車道の脇につく。なにかしら、ピークを登る毎に車道に着く。車道からそれぞれのピークに登れるようになっているということなのだ。
さらに進んだら、道がなくなってしまった。
困ってしまうのだが、とりあえず車道を行くしかない。
5分ほど行くと、登山道の入り口があって、次のピークは東黒森山と書いてあった。
この東黒森山から下ったところに分岐があって、水場の指導標が立っていた。
ラッキー、昨夜の野営でほとんど水がないのだ。ともかくポリタンをもって水汲みに行く。
どんどん下って行くのだが、なかなか水場に着かない。
とうとう下に車道が見えてきた。その車道に下りる直前のところに沢が流れている。これが水場であった。
車道からこの道に入るところには「伊予富士」と書いた指導標が立っていた。
こうして振り返ってみると、瓶ヶ森から伊予富士までの縦走路上にあるピークはすべて車道から短時間で登れるようになっているということである。
(あとで時間を調べたら、この水場の登山口からだと伊予富士山頂には40分ほどで登ることができるのだ。300名山のピークハントのみを目指す人にはぴったりのコースである。私はそんなので登って面白いかと思ってしまうが…)
伊予富士まではすごく急な登りなんだろうと思っていたのだが、意外と簡単に山頂に着いてしまった。
天気は相変わらずの小雨が降る状態で、山頂には私一人であった。
ともかく、伊予富士からは地図がある。安心した。地図がないとどうにも不安でしょうがない。



 笹ヶ峰山頂へ
寒風山への道


寒風山山頂


山荘の分岐


笹ヶ峰山頂


ここから急坂を下って桑瀬峠に着く。伊予富士から桑瀬峠は30分と予定していたのだが、1時間もかかってしまった。おかしいと思ったらこれは私のガイドの読み間違いであった。このため、また遅れの時間が拡大した。
桑瀬峠はひっそりとした峠である。ここで休憩、軽く食事もした。

腹に少し入ったら元気になって、寒風山をめざす。
ガイドブックには、桑瀬峠から寒風山経由で笹ヶ峰を登るコースが紹介している。
寒風山は前衛にすごい岩峰をもっていて、この岩場を登らなければいけないのだ。
親子連れが下山してきた。今回の山行では、山で人に会うのは本当に少ない。天気がこんなのだから仕方がないのかもしれないのだが。
寒風山山頂も雲の中だった。何も見えない。
すぐに笹ヶ峰を目指す。30分ほど下ってそれから登りが始まる。
笹ヶ峰には山腹の左側を巻いていくのだが、それがずいぶん長く感じた。
ようやく山荘の分岐に出た。ここからは右に直角に曲がって、山頂に向かって直登する。
すぐに山頂に着いた。雨が激しくなった。風も強い。笹ヶ峰山頂も私一人であった。
この中で記念写真を撮って、早々に下ることにする。立ち止まっていると寒さを感じてしまうのだ。
さて、ガイドブックではこの先が、また地図がないのだ。
銅山越えには北東に向かうのだが、困ったことに山頂に指導標が立っていないかった。
そして、山頂からは四方に細い踏み跡があって、どれが私の行く道なのかわからない。天気がよくて、展望が開けていたらすぐにわかるのだろうが、ともかく雲の中で何も見えない。雨は益々強くなるし、こうして立ち止まっていると風で体温がどんどん奪われる。ともかくガイドと磁石で方向を確認して、北東に向かう踏み跡を辿ることにした。



 土山越えへ
ちち山の別れ


笹の道をひたすら行く


長い稜線が続く


土山越え前の四等三角点





中七番の分岐


土山越え

細い道である。すさまじく急な下りの荒れた道で、笹が道を覆ってしまっている。道を間違えているのではないかと心配になってくる。
笹を掻き分けながら歩いていくと、丸山荘という小屋との分岐に出た。ここに指導標が立っていて、この道で正しいことが確認できた。安心した。
ここから「ちち山の別れ」をめざす。
ところがこの道はめちゃくちゃに歩きづらかった。
ともかく、道は笹に隠れて見えなくて、掻き分けながら歩いていくのだが、所々に岩があったり、木の枝が出ていたりで、なんども躓いてしまう。さらに困ってしまうのは、笹の中にアザミが混じっていることである。アザミは薄紫色の花をつけていて、けっこう好きなのだがこのトゲの痛さにまいってしまう。笹を手で掻き分けるとき、ついアザミの刺をつかんでしまうのだ。いっぺんでアザミが嫌いになってしまった。
土山越しの少し手前に四等三角点のピークがあるのだが、このあたりからとつぜん道がよくなった。笹がきちんと刈り込まれているのだ。背の高い木々もまるで生け垣のようにきれいに刈り込まれている。
本当に助かった。歩く道が見えるというのは、すばらしいことだと思ってしまった。
道は歩きやすくて、おまけに傾斜もない。ルンルンで行くと、水場があった。
ここで水を補給する。時間はもう4時で、そろそろ今日の野営の準備をしなければいけない。野営には水が必要なのだ。
考えてみると、今回の縦走では所定のキャンプ場では一度もテントを張っていない。そのために、いつも水で苦労している。食糧はたくさんザックに入っているのだが、水を節約するために、食べれないでいるのが多いのだ。
ウィスキーも持ってきているが、水割りにするとけっこう水をたくさん使ってしまう。そこでボトル半分に減っているので、これに水を足し込んで水割りにしてしまった。
水も補給できたので、あとは適当なところでテントを張るだけである。
水場から少し行ったところが「土山越え」であった。さらに深い樹林の中の道を行く。
いよいよ登りになったところで、ザックカバーがないことに気がついた。
さっきの水場でザックカバーをはずしたのだが、それをそのまま置いてきてしまったのだ。
天気は毎日が雨である。ザックカバーがないとどうしようもない。
仕方がないので引き返すことにした。水場から20分以上歩いている。このロスは大きい。
ザックを置いて、大急ぎで水場に引き返したが、戻って来たのは540分であった。
「土山越え」から「銅山越え」までは20分の行程である。当初の予定では、今日の泊まりは銅山越えのキャンプ場だった。2時間の遅れである。これを少しでも取り戻しておかないと、バスに間に合わなくなってしまう。瀬場のバス停からバスが出るのは1425分、「銅山越え」から東赤石山に登って、このバス停までの歩行時間は7時間。遅れの2時間を足すと9時間の歩行になってしまう。そうすると5時半に歩き始めて休憩なしでようやくギリギリ間に合うという勘定。今の疲労度からいったら、2時間はよけいにかかりそうだ。そうするとバス停に着くのは3時半になってしまう。なんとしても、今日のうちに距離を稼いでおく必要がある。
5時半、暗くなるのが7時として、あと1時間は歩ける。そうしたら明日の歩行時間は8時間になる。
ともかく6時半までは歩くことにした。
時間との競争になった。また、雨が降り出した。
道もかなり急な登りになって、息を切らせながら登っていく。歩きながらテントが張れそうなところはないか探しているのだが、なかなかそんなところは見つからない。
635分頃、指導標が立っているところがあって、そこにギリギリでテントが張れるスペースを見つけた。
暗くなってきた。大慌てでテントを張った。


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